沖合・遠洋漁業遠洋イカ釣り漁巨大な加工船がペルー沖など世界の海を渡っていく。 漁法 夜間、集魚灯を照らし、そこに集まってきたイカを釣り上げる漁。以前は人手で釣る船もあったが、現在はほぼ自動化され、コンピューター制御の釣り機で次から次へと釣っていく。完全に自動化されたイカ釣り漁は、まさに世界の海を渡る動く加工工場だ。日本の港を出て、10日ほどかけて漁場に到着。ほとんどの場合夜間の操業なので、夕方4時ごろから操業準備し、7時ごろに操業開始。揚がってくるイカを選別し、ケースに詰め、急冷室へ送るという作業を明け方まで繰り返す。1日平均5,000ケースというから、その仕事量は相当なもの。だいたい1カ月前後続けると満杯になるため、近くの港でいったん運搬船に積み替え、再び漁場へ戻る。航海は長くて5カ月ほどに及ぶこともある。 漁場 ニュージーランド沖、アルゼンチン沖、ペルー沖、北太平洋 魚種 ニュージーランドスルメイカ、マツイカ、アメリカオオアカイカ、スルメイカ 2025年7月「船と漁業を知る授業in八戸」より 漁業のこと、漁師さんのこと、もっと学ぼう!