世界中で古くから行われ、今に受け継がれている漁。浜や岩場など、地形によって育つ海藻や貝が違うため、漁のスタイルはさまざまだが、基本は人の手によって行うシンプルな漁だ。カギやカマ、モリなどの道具を使うか素手で行う。1人で作業するケースもあるが、安全のため数人で同じ漁場で行うようになってきている。素潜りでアワビやウニなどをとる「海女」(あま・男性の場合は「海士」)が知られるが、船の上からモリなどの道具を使って海底や岩場に隠れた貝、ナマコ、コンブやワカメをとるスタイルもある。資源保護のため、漁獲を認められた漁業者しか行えない。