いよいよ明後日!大阪フェア 

この夏3会場で開催される就業支援フェアも、残すところ大阪会場のみとなりました。

福岡は横殴りの雨風、東京は猛暑に見舞われる中、多くの来場者が足を運んでくださり各ブースで真剣に面談をされていたのが印象的です。

大阪でも、出展団体にとっても来場者にとっても有意義な時間となれれば良いと思っています。


「全国で開催されるイベント一覧」では、大阪会場へ出展予定の団体を紹介しています。

7/22(土)!ぜひマイドームおおさかへいらっしゃってください!

▼▼▼ 大阪会場出展団体一覧(PDF)はこちら ▼▼▼

NEW OPEN『漁師ナビ』知ってる?漁師の魅力

なかなか知ることのできない漁師の仕事や魅力を発信するwebサイト「漁師ナビ」

2023年の漁師の日に合わせ7月17日(月祝)に公開開始します。

https://ryoushi.jp/ryoushinavi

先行して動画でご紹介する現役漁師インタビューのRP動画公開中!

https://ryoushi.jp/ryoushinavi

【現役漁師インタビュー】

#1【一日の最高売り上げ1000万!?】夢だった「漁師」に転職して、見えてきた未来とは 中井恭佑(なかいきょうすけ)さん 三重県尾鷲市早田町 定置網漁業 漁労長

#2【フォトグラファーと二足の草鞋!?】自由な働きを選んだ現役海女の生き方とは 大野愛子(おおのあいこ)さん 三重県鳥羽市石鏡町 海女

#3【ITを活用したスマート漁業!?】未来の漁業の土台作りに貢献中! 西村宗伯(にしむらむねのり)さん 三重県度会郡大紀町 魚類養殖 刺し網漁業

#4【父の跡を継いで漁師で活躍!!】自然と向き合う漁師ならではのやりがいとは 遠藤勝信(えんどうかつのぶ)さん 千葉県旭市足川 刺し網漁業 貝桁網漁業

#5【若手も活躍できる!!】若手でも評価してもらえるから、やりがいがある世界 伊東秀悟(いとうしゅうご)さん 千葉県銚子市笠上町(ちばけんちょうししかさがみちょう) 中型まき網漁業

その他、 お笑い芸人が神奈川県立海洋科学高校の本職の先生から学ぶ「漁師の学校」 漁師200人に聞いた「漁師の秘密」

これまで漁師の担い手対策として就業目前の方に向け発信していましたがこのプロジェクトでは日本財団様より助成を受け、新たに小中学生をターゲットとしたサイトを制作しました。

漁師について楽しく学び、漁師の仕事が子供たちからも親しまれるよう第1弾は「漁師の日」より公開します。

第2弾は8月上旬に公開予定です。順次お楽しみください。

漁師の世界や海のことを楽しく学ぶWebサイト『漁師ナビ』誕生~知ってる?漁師の魅力~

小中学生を対象とした新しいWebサイト「漁師ナビ」を7月下旬にオープンします。

漁師.jpが2002年から毎年開催している、漁業就業支援フェアに「漁師になることが子供のころからの夢でした」という方が多く来場され、面談や体験乗船を経て漁師になっていきます。

こうした方に話を聞くと、「子供のころ家族で行った海での体験が楽しくて漁師に憧れていた。」という方が多く、漁師を増やしていくには、小中学生の段階で気軽に漁師について学べるWebサイトを見ていただき、漁師に興味を持ってもらうことが第一歩であると考え、日本財団様の助成制度によりWebサイトを開設することとなりました。

従来からあった漁師.jpのwebサイト(https://ryoushi.jp/)は就業に直結した情報を掲載していますが、漁師ナビは動画を中心として、漁師についてまずは親しんでいただくサイトにしています。子どもたちに馴染みやすいよう、若手のお笑い芸人に神奈川県立海洋科学高校に足を運んでいただき、実際の教室で本職の先生から授業をしていただいた動画もございます。

◆動画のコンテンツ

  • 現役漁師インタビュー    ≪5人の漁師から生の声をお伝えします≫

■中井恭佑さん 「いつか漁師になる」、夢を叶えて漁師に。

三重県尾鷲市早田町

■大野愛子さん この素晴らしき海女文化を守り伝えたい

三重県鳥羽市石鏡町

■西村宗伯さん ITを取り入れた養殖で、漁業の未来を切り開く。

三重県度会郡大紀町

■遠藤勝信さん 自然と向き合うからこそ、やりがいがある漁師。

千葉県旭市足川

■伊東秀悟さん 漁師は若い人がやりがいをもって働ける!

千葉県銚子市笠上町

  • 漁師の学校 ≪若手お笑い芸人が神奈川県立海洋科学高校の先生から漁師について楽しく学ぶ≫

■1時間⽬ お⿂のことちゃんと知ってる?

■2時間⽬ いろいろな漁法を知ろう

■3時間⽬ 家庭にお⿂が届くまで

■4時間⽬ 気になる!漁師とお⾦の話

■5時間⽬ 漁師になるにはどうすればいい︖

7月下旬にWebサイトをオープンし、第1弾として現役漁師インタビュー動画を公開!

その後、第2弾として漁師の学校を公開していきますので、楽しみにお待ちください。

漁師になりたい中学生!漁業就業支援フェアで待ってます!

こんにちは!漁師.jp馬上です。

先日、福岡で開催した漁業就業支援フェアはあいにく大雨警報が出てしまい、来場者数が伸びず43人のご参加という、少し寂しい結果となりました。14時頃には横殴りの雨となり、参加を断念された方も多くいらしたのではないかと思うと残念ですが無理のない行動をとることも大切ですので仕方がありません。

そんな中でしたが…出展団体の皆様からのフェア終了後の報告によると、「うちにぜひ来てほしい!」といった方に出会えたブースも多かったとのこと。そのご報告に少し救われた事務局です。

さて、最近のフェアへの来場者の傾向として小学生や中学生に参加いただけることが多くなりました。

特に小中学生向けにPRを強化したわけではないのですが、ありがたいことですね!

福岡フェアの前にInstagramのメッセージに、「中学生の息子と一緒に伺います!」と言ってくださっていた親子にも雨の中ご来場いただきお話ができました。

中学生からよくいただくのが「水産高校に行かないと漁師になれませんか?」といった質問です。

「中学校の先生に相談してもよくわからないと言われてしまうし、水産高校ってどんなところか周りに行っている人がいないからちょっと不安です。」と福岡フェアに来られたお母様もおっしゃっていました。

ここ数年、全国の水産高校を訪問させていただき、先生や生徒さんに直接お会いさせていただいていますが、私としては水産高校、超お勧めです!

その理由は大きく5つ!

①実習が多くて楽しそう。お勉強がちょっと苦手でも楽しく学べるって大事だと思います。

②魚や船が好きな生徒が集まっているので、同じ趣味の仲間ができる。昨日伺った、東京都立大島国際海洋高校でもわざわざ本土から大島の寮に入っていつ生徒さんが多かったのですが、口をそろえて「自然が多くて毎日楽しいです。」と言っていました。

③水産系の専門の先生が同じ学校に長くいてくださるので、卒業した後もご縁が続きいつまでも見守っていてれる。これもまたありがたいことで卒業生が学校に遊びに来たという話をよく聞きます。

④職業に直結したことが学べる。また、船舶のコースに行けば海技士などの資格を勉強できる。

海技士資格は将来大型船に乗りたい方にはとても重要な資格で在学中に1ヶ月から2ヶ月の航海実習もあり、このような長い期間、先生と生徒が寝食を共にする経験ができるのは水産高校以外にはないと思います。そして、実習船で働く大人との長期航海はそれがそのままインターンシップのような経験になります。

⑤漁師.jpが「漁師の仕事!知る授業」で訪問します!全部の学校には行っていませんので学校によってですが、多くの学校に行かせていただき、就職のアドバイスをさせていただいます。(理由のひとつに入るかは不明ですが…)

中学生やその保護者から、水産高校に行った方が良いかと聞かれたときは、こんなお話をさせていただいています。

私は、水産高校に行く最大のメリットは④の海技士資格取得だと思うので、正直なところ、沿岸の漁師になりたいという場合はわざわざ遠方で時には寮に入ってまで行くこともないということもお話させていただいています。自転車乗りたいのに車の免許を取りに行くのと同じですからね!と。

でも自転車に乗れればいいやと思っている人も、もしかしたら将来的に車に乗りたいと思う日が来るかもしれません。

先日福岡フェアに来られた親子にも「そういったことも考えて水産高校に見学に行き、自分の目でみて選んでくださいね!」とお伝えしました。

フェアが終わり、お話をした中学生のお母さんからメッセージが届きました。そこには

「馬上さんのお話を聞いて、息子は進路を水産高校に行くことを前向きに考えています。ありがとうございました。」と書かれていました。

そのお母様、水産高校のあまりよくない噂も聞くけど大丈夫ですか?と心配されていましたが、私の話にも耳を傾けてくださり、息子さんの背中を押してくださったようです。

フェアへの来場者数は決して多くなかったので主催者として、心苦しいところはありますが、来場された方に、「来てよかった」と言っていただけるよう、この後の東京、大阪フェアでも対応させていただきたいと思います。

7月17日は漁師の日!東京フェアです。

そのあと22日には大阪フェアがあります。

中学生、高校生、学生さんはぜひ総合相談ブースに来てください。プレゼントもお渡ししています。

会場でお待ちしています。

漁業人材デザイナー馬上敦子

コロナ以来のご参加のブースも多く懐かしい笑顔にお会いできたことはとても嬉しかったです!

フェア出展団体紹介(東京) 開始します

漁業就業支援フェア2023に出展される団体のご紹介を、漁業就業支援フェア2023出展団体情報及びお知らせにて実施しています。

昨日7/9から、第二弾として7/17(月・祝) 東京会場 出展予定の団体を掲載しています。

※掲載の要望があった団体のみの掲載となります。

※大阪会場に出展予定の団体は随時掲載します。

フェアにご来場予定の皆様、ぜひ当日までに出展団体紹介をご覧いただき、気になる団体の情報を仕入れてください。そして当日、直接お話しをして質問などがあればどんどんぶつけていただきたいと思います。

▼▼▼ 東京会場出展団体一覧(PDF)はこちら ▼▼▼

祝 漁師の日7月第3週月曜日

今年の7月17日(月)は漁師の日です!

漁師の日の登録の経緯

毎年不定期で開催している漁業就業支援フェアですが、漁師になりたい方から「次はいつフェアがありますか?」とお問合せをいただくこともあり、毎年決まった日に開催することで漁師への就業を希望される方にとっては参加しやすくなるのではないかと思い、昨年7月、日本記念日協会様に登録し認定をいただきました。この日には漁業就業支援フェアを開催することでイベントの認知度をアップを目指します。

海の日と同日の7月第3月曜日を「漁師の日」とすることで、より多くの国民の皆様が、漁師という職業をリスペクトし、チャレンジする若者が増えることを期待しています。

また、日頃忙しい漁師さんには家族と共にゆっくり過ごしていただける日になればと願いこの日を登録しました。

漁師の日のイベント

★漁師の仕事!まるごとイベント漁業就業支援フェアの開催

漁師の日当日である7月17日(月祝)に 漁師の仕事!まるごとイベント漁業就業支援フェア2023を東京で開催します。その前後である7月8日(土)福岡、7月22日(土)大阪にも同フェアを開催します。

詳細は漁師.jpのwebサイト「フェア情報」をご覧ください。

★漁師の仕事!知る授業 夏休み自由研究大作戦

漁師の日の特別企画として小学生を対象に漁師の仕事!知る授業を開催します。

日時 7月17日(月祝)東京フェア、7月22日(土)大阪フェア 両日14時30分から15分程度

場所 フェア会場内ガイダンスコーナー

詳細は ≪こちら≫ をご覧ください。

「漁師の日」制定が、漁師という職業を身近に感じていただけるきっかけになればと思っています。

国民の皆様への食糧の安定供給のためにも「漁師の日」の普及にご協力いただければ幸甚です。

「漁師の日」夏休み自由研究大作戦企画

小学生を対象とした「漁師の仕事!知る授業」を7月17日(月祝)東京フェア・7月22日(土)大阪フェア会場内がイダンスコーナーで14:30より開催します。

開催時間15分程度のセミナーになります。参加者には漁師専用 大漁タオルをプレゼント♪

今年で2回目となる漁師の日には小学生を対象とした「漁師の仕事!知る授業」を開催します。
🐡月17日(月祝)東京都立産業貿易センター浜松町館2階
🐡7月22日(土) マイドームおおさかCDホール
14時30分より各会場内に設置されたガイダンスコーナーで開催します。
今回は小学生の夏休みの自由研究にぴったりな内容で開催するのでぜひ会場にお越しいただき参加してください。
水産庁の担当官も参加します。色々質問してください!
事前登録はこちら≫ ※ご登録はなしでもご参加可能ですがプレゼントの準備があるためできましたらご登録ください。
★入口で受付をしていただき、お時間になりましたらガイダンスコーナーへ!
★開催時間15分程度のセミナーになります。
★始まる前、終わった後は資料コーナーで全国から集まった資料を見たり、各相談ブースにいる漁師さんに直接お話したりして漁師について楽しく学んでくださいね。
★同会場で開催している漁業就業支援フェアは12時30分より16時まで開催しています。
沿岸から沖合遠洋漁業の漁師さんや漁業会社の方、北海道から沖縄まで様々な話を聞けるチャンスです。
漁業就業支援フェアはこちらから詳細をご確認ください。
今年の夏休みは「漁師」と「漁師の日」について学び、夏休みの自由研究をササっと片付けて、海にくり出そう!
ご家族と、お友達とたくさんの夏の思い出作ってくださいね。
持ち物不要・参加費無料 

講師:漁業人材セザイナー 馬上敦子

7月1日 漁師.jpサポーターwebサイト OPEN!

2022年から取り組みを始めた、「漁師.jpサポーター」が現在40団体となりました。

漁師.jpサポーターはこちらをご覧ください

2022年4月にはパワハラ防止法が中小企業にも適用される中、ハラスメント対策や労働の安全性の確保は漁業就業を選択肢のひとつとしている若者が選択する上での重要な指標になっています。

また、漁業の将来性を考える上ではSDGsの取り組みにある「海の豊かさを守る」ことが漁業者ひとりひとりに求められます。

漁師.jpサポーターとは、漁師になった若者が働きやすい環境で長く続けられるよう、サポーターの条件を確認し会員登録した漁業者となっています。

こうして登録いただいたサポーターの中にはまだwebサイトを持っていない会社さんもいらっしゃいます。会社や地域の雰囲気や就職された方が元気にがんばっている姿をwebサイトを通じてご家族やお友達にお届けすることが必要だと思い、漁師.jpサポーターのプラットフォームとなるサイト「漁サポ.jp」を開設することとなりました。

ご家族や学校の先生など周囲の方に安心して送りだしていただき、その後も見守っていただけるようサイトを運営し、サポーターの皆様と漁業をより良くしていく活動して参ります。

漁サポ.jpは2023年7月1日15:00にオープンしますので、漁師に興味のあるたくさんの方にご覧いただけますと幸いです。

漁サポ.jpURL:https://gyosapo.ryoushi.jp/

★サイトでご紹介する漁業者様!2023年6月現在の漁サポ40団体★

  • 旭漁業株式会社  鹿児島県
  • 株式会社 一丸  島根県
  • 株式会社伊藤商店  福岡県
  • 株式会社臼福本店  宮城県
  • 株式会社 栄雄丸水産  高知県
  • 愛媛県漁業協同組合魚島支所  愛媛県
  • 海王丸漁業株式会社  静岡県
  • 海興水産株式会社  長崎県
  • 開洋漁業株式会社  青森県
  • 共同船舶株式会社  東京都
  • 幸積丸  三重県
  • 株式会社 勝栄丸 静岡県
  • 有限会社 佐賀水産  山口県
  • 株式会社下関漁業  山口県
  • 株式会社昭福丸漁業  宮城県
  • 鈴幸漁業 株式会社  宮城県
  • 住吉漁業株式会社  神奈川県
  • 第一仙昌丸  三重県
  • 大栄水産株式会社  山口県
  • 第十八光優丸  高知県
  • 第十八誠漁丸  高知県
  • 大洋エーアンドエフ株式会社  東京都
  • 有限会社タカネ  北海道
  • 有限会社 竹中水産  高知県
  • 長久水産株式会社  三重県
  • 株式会社 長久丸  三重県
  • 株式会社天洋丸  長崎県
  • 東洋漁業株式会社  長崎県
  • 日東水産株式会社石巻営業所  宮城県
  • 株式会社早田大敷  三重県
  • 濱幸水産株式会社  岩手県
  • 有限会社浜田漁業部  岩手県
  • 不動丸  千葉県
  • 枕崎市漁業協同組合  鹿児島県
  • 株式会社 丸吉  青森県
  • 株式会社 美阿丸  高知県
  • 焼津まぐろ漁業株式会社  静岡県
  • 山﨑達栄丸  高知県
  • 株式会社ヤマツ谷地商店 青森県
  • 山田水産株式会社  長崎県

フェア出展団体紹介 開始します

漁業就業支援フェア2023に出展される団体のご紹介を、漁業就業支援フェア2023出展団体情報及びお知らせにて開始します。

明日6/29から、第一弾として7/8(土) 福岡会場 に出展予定の団体から掲載していきます。

※掲載の要望があった団体のみの掲載となります。

※東京会場、大阪会場に出展予定の団体は随時掲載します。

フェアにご来場予定の皆様、ぜひ当日までに出展団体紹介をご覧いただき、気になる団体の情報を仕入れてください。そして当日、直接お話しをして質問などがあればどんどんぶつけていただきたいと思います。

▼▼▼ 福岡会場出展団体一覧(PDF)はこちら ▼▼▼

父の日なので…

父の日なのでこの機会に個人的なことで恐縮ですが…私の父の話をさせていただきます。

私馬上敦子の父(吉岡嶺ニ)は海や船が好きで若い頃の夢は捕鯨船の砲手になりたかったそう。

大型船に乗船するための資格を取得するために商船大学への進学を目指しましたが、当時は矯正視力が認められず受験資格の中にある一定以上の視力が満たされず諦めたそうです。

船舶職員法は昭和45年に改正さ れ,「裸眼視力が両眼共にO.1以上かつ 矯正視力が0.6以上」と定めらたようです。

安全面を考えると致し方ないことではありますが、当時は私の父と同じように視力で夢を諦めざるを得ない方が多くいたのかもしれません。

父は大学卒業後、ごく普通のサラリーマンとなり結婚し、兄姉私と犬1匹で父が小学生の頃から住んでいた鎌倉市の端っこ「腰越」と言う町に暮らしていました。

腰越は小さな漁村で夏は海水浴客で賑わいます。

シラスが有名で、私の同級生にも漁師になったお友達がいます。

父は社会人になってから高校の同級生とヨットを買い、家から歩いて行ける江の島ヨットハーバーに置いていました。

私が幼い頃には週末に何家族かが集まり順番にヨットに乗ったものです。

途中船酔いすると「海に飛び込め!」と浮き輪をつけて船から海に飛び込みました。深い海で鮫が来たらどうしようと怯えつつも楽しかった思い出です。

父は39歳の時(1979年)、もっとひとりで気軽に楽しめるようにとカヌーを始めました。

まだまだその頃は一般的に土曜日も仕事。休みを取りずらい世の中でしたが、

そんな中、ひとりカヌーで腰越海岸から漕ぎ出しました。

週末を利用して、カヌーで行けるところまで行き一度電車で帰ってきて、次の週末またその場所まで電車で行き、行けるところまで行く。

時代は変わり週休2日になってからは、金曜日の夜、カヌーとテントを担ぎ夜行列車で前の航海の到着地点の港まで行き、近くの安全な場所を見つけてキャンプし、朝早くカヌーで出港、入れる港を見つけてそこでテントを張り朝になると出港…そんな旅を重ね、たどり着いた最初の目標は京都。

ここを一区切りに本を出版しました。

次は鎌倉から青森、その次は…

と最終的に23年かけて日本一周(本州、九州、四国、北海道、沖縄本島の五大島9,600㎞周航)を果たしました。その時の航海記を8冊の本にまとめています。

時には、漁師さんの家でご飯を食べさせてもらったり、泊めてもらったり、急な悪天候で助けてもらったり…

安全な航路や入港できる港を教えていただいたり、車で送迎してもらったり。

家族へのお土産にと伊勢エビをもらって帰ってきたこともありました。

北海道では鮭の定置網に引っかかり転覆したり、カヌーが趣味の海上保安官が事故がないようにと見張っててくださったり…

どれだけ漁師さんや漁業関係者にお世話になったりご迷惑をおかけしたことかとてもとても書ききれません。

日本1周を終えると世界の大河をチャレンジする!と夢は大きく兄の住んでいるカナダをはじめヨーロッパ遠征までして国際的なご迷惑をおかけしたことかと思いますが、色々なところに取り上げていただき比較的新しいものはこうして記事にも残していただきました。

英国ニュースダイジェスト

私の子供たちが小さいころ、夫は朝も早く夜も遅くまで仕事なので、私が出張に行く時は両親が保育園の送迎や食事など子供たちの面倒を見てくれていました。

父は「次はどこに行くんだ?あーそこはお父さんも行ったぞ!」とその場所での思い出を話していました。

日本の沿岸漁業海域を一周した激レアな父ならではの数々のエピソード…聞けば聞くほど漁師さんへの感謝が込み上げてくる私で、恩返ししてくるから子供たちお願い!とおかしな循環が成立。

会社の会議の日、朝起きて子供が発熱していた時、5時に実家に電話して「今すぐ来て!」と呼びだし、真っ赤な顔の子供を親に預けて出勤したことが何度もありました。

何時であろうと「わかった、すぐ行く!」と電車で1時間かけて駆けつけてくれました。

この仕事を幼い子供がいる私が続けていくには両親のサポートがなければ間違いなく無理で、今のように仕事している自分はいなかったでしょう。

私の中のどこかに父が日本一周を果たすためにお世話になった漁師さんへの想いがあったから続けられたのかもしれません。

父があの時お世話になった漁師さん

父が安全にカヌーでの日本一周ができたのは全国の漁師さんたちのお陰です。ありがとうございました。

父はまだ元気です。毎日海を見てのんびり暮らしています。

この場を借りてお詫びと感謝をお伝えしたく父の日を理由にお喋りnoteに書かせていただきました。

父の書いた本は最初は出版社からでしたが最後は自費出版となりました。

その本にあった漁師さんとの思い出の写真を紹介させていただきます。(見にくくてすみません)

たまたま縁あって私が漁師さんと仕事をするようになったことを一番喜んでいたのはきっと父だったと思います。家族の協力もあり、私もだいぶたくさんの港を訪問させていただきたくさんの漁師さんとお話をしてきましたが、手漕ぎのカヌーで日本一周した父にはまだまだ適いません。

昨年「漁師の日」の登録申請書に書く、”漁師の日制定の目的”を父に相談したところ、

「漁師さんは大変な仕事だから、その日は家族と共にゆっくり過ごす日になればいいな」と言いました。≪漁師の日

そうなんです。実は漁師の日制定の目的には父の想いが込められています。

1ヶ月後の7月17日(月)7月第3週月曜日は「漁師の日」

この日は東京で漁業就業支援フェアを開催します。

漁師さんにとってよい1日になるよう私にできることをコツコツと準備しています。

漁師さんと父への感謝の気持ちを込めて…

漁業人材デザイナー馬上敦子

終身辞令は「夢と元気を配達すること」・・・

「進路の視野に入れたいと思います。」

漁師の仕事!知る授業@神奈川県立海洋科学高校

実習船湘南丸で長期航海から帰ってきたばかりの生徒たちに漁業の魅力をお伝えしてきました。

ご参加いただいたのは6社。皆様それぞれ頑張ってお話されていました。

最後に生徒さんから聞けた感想
「漁船もいいなって思い進路の視野に入れたいと思います。」
お~、それは嬉しい!!

女子生徒からも感想をいただきました。

「女子が乗れる船はないと思っていたけれど乗れるように設備を整えている船があることを知れてよかったです。」

女性でも乗れる大型船!ありました!説明していた女性スタッフも6ヶ月の航海をされた経験があり熱く語ってくれていました。これは私にとっても収穫♪

疲れて早く家に帰りたいところ、写真撮影も笑顔で協力してくれてありがとっ!

ご対応いただいた澤村先生ほか、いつもご協力ありがとうございます。

漁業人材デザイナー馬上敦子