漁師.jpスタッフ はじめての漁村暮らし

こんにちは!漁師.jp馬上です。

昨日スタッフ2名の研修報告会をしました。

漁師さんたちと仕事をするのに出張で1度会っただけでなく、もっとゆっくり滞在して見えてくることがあるだろうと、1年目2年目の2人のスタッフに

「1週間ぐらいの漁村研修って行ってみたい?」と聞いたら

2人とも「行きたい!!!」って。

「それなら自分でお願いして計画して寒くなる前に行っておいで!

作業もお手伝いさせてもらって少しでも役に立っておいで!」

とのことで2人ともどこに行こうか吟味し、岩手と愛媛に1週間ほど行ってきました。

自分で受け入れ先を交渉し、研修の目的を決め、研修日誌を付け、報告書とプレゼン資料をまとめ、

昨日は会長への報告会!!

漁村で学んだこと、感じたこと、

寒い中作業もしたし、

船に乗って素晴らしい景色も見て、

たくさんの方にヒアリングした内容を

コピペではない一からの作業で人に伝える。

こうした一連の業務をする練習でもありました。これからの漁師.jpを支える人材として。

最初に、彼女たちに伝えたのは、うちの団体はいつなくなるかわからない。

私を含めスタッフは1年契約。補助金がなくなったらみんな失業です。

その時になにもできませんではどこにもお嫁に出せません。

そしてそのお手伝いができなかったら管理者である私はあまりに無責任。こうした経験の全てがスキルアップに繋がっていくんじゃないかと思っています。

この状況、不安定といえば不安定だけどぬるま湯よりは本人のためになるのかもしれないと何事も前向きに思考です。

私自身も、出張でバタバタと行って帰ってくることが多く、若いころに「漁村」を知るための研修をしたかったということもあり、彼女たちにはまだ経験の浅いうちにこうした経験をさせることについて、会長からも了解をいただきました。

たった1週間ではあるけれどはじめての漁村暮らしは凝縮した時間となったようです。

昨日の報告会では2人とも期待を上回るプレゼンをしてくれて会長もびっくりしていました。

「来年もまた行ってきたらいい。こうした経験を業務に大いに活かして欲しい」と言っていただけました。

得るもの感じるものは東京の机に座っている時間の数十倍だったと思います。

早朝から操業に同行させていただいたり、何ヶ所も見学できるよう車を出していただいたりと漁師.jpの活動にこうして協力してくださる方々がいらっしゃることにも感謝しています。

岩手県漁業担い手基金高橋様、えひめ漁業担い手確保促進協議会渡邊様ほか現場で受け入れてくださった皆様 本当にありがとうございました。この経験を今後の業務に活かし恩返ししていきたいと言っていました。

研修したスタッフからの報告は後日お喋りnoteにアップされるのでぜひお読みください。

プレッシャーだったプレゼンから解放されたら忘年会!!

ここでもまさかの釣り(笑)釣れなきゃ食べられないプレッシャーはつづく。。。

その様子はstudio漁師.jpでアップします。今年一番の動画が撮れて満足な私。

漁業人材デザイナー馬上敦子

築地豊洲1万歩の旅

こんにちは!漁師.jp馬上です。

観光客で賑わう築地場外市場!

日本人も外国人も、皆さん日本の海の幸、そして玉子焼き、抹茶スイーツなどを食べ歩きしている人気スポット。

昨日、この激混みスポットに行ってきました!

ひしめき合う店舗にお客様がいない隙を見計らい、

「漁師を増やすためのイベントのポスターを貼ってください!」

最初に突撃したのは4月からスタッフとしてPRを担当している北井!

元営業の経験をここぞとばかり発揮し、アポなし伝手なしで店主にお願い。さすがです!

断られるの覚悟での突撃でしたが、なんとなんとほとんどの店舗の方が快諾くださり、

築地って温かい!!と感動🥺

主には漁師さんと繋がりの深い海産物のお店にお願いしたのですが、それ以外にも包丁屋さん、ドリンクスタンド、行列している玉子焼屋さんもなんの迷いもなく即OKをしてくださいました。

「あの辺に貼れませんか〜」

   「そうだな、ここなら貼れるな」

   「どこかその辺、貼っといて」

とそんなやりとりもありました。次行くときはセロテープ持参で行かなきゃ!!

そして、今度時間のある時に食べに、買いに行きます!

日本人が魚を食べなくなったといわれていますがこうして歩いていると老若男女、みんなやっぱりお魚大好きで並んででも食べてくれている!って明るい気持ちになるし、ずっと食べ続けられるよう、資源を大切にしつつ漁師さんを増やしていきたい。そんな想いが強くなります。

お昼の時間になると歩くのも大変な混雑。ここは少し場外市場から離れた穴場スポットへ!

いつも漁師.jpの活動の普及にご尽力いただいているjapan tunaの遠洋動画担当者と伺ったことのある、ぎんざまぐろやさんへ!

大将が店内にポスターを貼ってくださいました。

人気のバラチラシのランチ、美味しかった~♪

午後は先日伺った東京都農林水産部 水産課のご担当者様にご紹介いただき豊洲市場へ!!

一般社団法人豊洲市場協会様にも豊洲市場内や関連施設にもポスターの掲示やチラシ配布などご協力いただけることに!!小学生から大人まで様々な見学者が押し寄せる豊洲市場に漁師.jpのポスターが並びますよ~

続いては公益財団法人日本海事広報協会様へ!こちらは海の日を普及されている団体でもあります。

漁師.jpの小坂会長がいつも言っているのは、

「船に乗りたいという若者を無理に漁船に乗ってもらうことが我々の取り組みではない。船に乗って仕事をする選択肢の中に漁師という職業があることを知っていただくことが我々の役目だ。」

そんなお話もして、共通の海で繋がった非営利団体として相乗効果を生み出せるよう活動できたらいいですね!と話が盛り上がりました。

ちなみに漁師.jpが昨年海の日と同日を「漁師の日」と登録したことは知らなかったとのこと。こうしたご縁で知っていただき海で働くすべての皆さんにとって良い日になることを願っています。

築地も豊洲も年末に向け、日に日に人が増えるとのこと。

このビックチャンスを逃さぬようにと一歩一歩、気が付けば今日は中央区1万歩の旅でした。

今月は神奈川県の三崎魚市場にも突撃予定。もしお近くで「ポスター貼るよっ」て方がいらしたらご連絡いただけたら大変助かります。

もし私たちの活動が少しでも漁業界に貢献できていたらうれしいなってスタッフ一丸、毎日頑張っています。InstagramとTIKTOKで日々の活動を紹介しているstudio漁師.jpの動画も見ていただけたら嬉しいです。

漁業人材デザイナー馬上敦子

女性がいる漁村…私たちにしかできない活動

お疲れ様です!馬上です。

今週は三重県への出張から始まりました。

県内3つの地域から、海難事故を未然に防ぐための「カイゼン講習会」の開催希望があり、講師をお願いした下関水産大学校の藤井先生に同行させていただきました。

安全講習会の開催は、日ごろお忙しい漁師さんたちにとって優先順位が高くない傾向がありますが、今回現場からご希望をいただき、三重県漁連指導部様のご協力もあり開催することができました。

こうした取り組みで少しでも事故を減らし安心できる産業にしていければと思っています。

せっかくの現場訪問の機会なのでいろいろお話を聞かせていただきました。

月曜日に訪問した大紀町の魚類養殖の会社である長栄丸さん。コロナ禍に開催した漁業就業支援フェアに参加したことをきっかけに漁師になった、漁師3年生にお会いできました。

専門学校を卒業し東京から移住したとのことですが、漁村での生活に憧れていたそう。

すっかり馴染んでいて、先輩漁師とも仲良くしている姿と充実した生活が伺えて、コロナ禍でもイベントを開催した甲斐があったなと嬉しく思いました。

この先も元気に頑張っていただき港を盛り上げていただきたいですね!

続いて、尾鷲市の早田大敷さん。

ここにはこの夏、転職し三重県内大型定置初の女性漁師としてデビューした金澤さんが!!!

金澤さんは漁師.jpが今年3月3日にはじめて開催したオンライン女子セミナーに参加したことをきっかけに早田大敷さんに就職しました。元々釣りが好きだった彼女は女子セミナーの後、夢だった「漁師」になるために体験乗船をされ、前職を退職することを決心。7月に夢を叶えました。

三重県のこの地域は7月から11月上旬まで休漁期ということもあり、移住して数日後から約4ヶ月間は陸での作業・・・思っていたお魚が見られる生活とは打って変わりまさかの土木作業員的な・・・

慣れない力仕事が続き腱鞘炎を起こしてしまったりと、ここまで山あり谷ありだったようです。

周りの方の話だと、みんな早く仕事を覚えて馴染んで欲しい思いから、どんどん仕事を教えていたそう。それに応えようと頑張りすぎてしまったことで腱鞘炎になってしまったようで、ゆっくりできることを増やしていくようにと考え方を変えたそうです。

長かった休漁が明け、毎日漁に出るのが楽しみという金澤さん。笑顔がキラキラしていて乗組員の皆さんも嬉しそうでした。

社長のお話では前職の経験を生かして何やら新しい取り組みが始まったとのこと。これからの活躍に目が離せません!

私としてもあのタイミングで女子セミナーを開催して本当によかったなという嬉しい思いと、私の話を聞いたことで人生が変わることに対して身が引き締まりました。

毎日のように色々な方から相談を受けることがありますが、縁あってお話をさせていただくからには、その方の人生が少しでも豊かになるようしっかりしなければいけないなと思います。

続いて、熊野市遊木漁港に移り定置網を中心に20人弱の漁師さんへの講習会。

ここでは長いお付き合いになる恵洋水産の桑原社長にお話を伺いました。

「馬上さんとはもう15年以上の付き合いになるかなぁ」から始まり、漁業就業支援フェアに参加する意義をお話してくださいました。

「フェアに行くことで漁師になりたいという若い方と話をすることができることも大事なことだけれど、出展している他の地域の漁業者と話をすることができて色々な情報を得ることができる。

漁師.jpにも相談ができてこうした講習会を開催してもらうこともできた。

そんなこともあり、フェアは地元にいたら知ることができない情報を入手できる私たち漁師にとって本当に貴重な場なんです。」

そんな風にお話してくださることは主催者としてとても嬉しいことです。これまでも多くの出展者に「この場がなかったら自分たちは人を探す場がなくありがたい」といった声をいただき、私たちとしてもできるだけ多くの地域の方に参加していただけるよう努力してきました。

フェアでは出展者同士がお互いの現状や取り組みなどの情報交換している姿が見られます。

そんな姿をみて以前から出展団体が情報交換をする懇親会のような場をセットできたらいいなと思っているのですがなかなかそこまでの余力がなく開催できていません。

フェアの時間は私たちも慌ただしく出展団体の方とゆっくり話をする時間も取れないのですが皆様と情報交換の場があれば何かに繋がるかもしれません。

私たち漁師.jpでなければできない取り組み。まだまだありそうです。

これまで出展された漁業関係者の皆様と作り上げてきた漁業就業支援フェア。2月に東京大阪で追加開催することで準備を進めています。

こんなことはできないか!などあればできるできないはともかく教えていただけたら検討させていただきます。

漁業人材デザイナー 馬上敦子

10/27(金)中学生向けオンラインセミナー初開催!保護者も参加OK◎

こんにちは!漁師.jp馬上です。

昨年度から始め、オンラインセミナーとしてはすっかり定番となった「漁師の仕事!知るセミナー」

10月20日には「漁師就活セミナー」ということで学生さんにご参加いただきました。

水産庁漁政部企画課の林様にご参加いただき、参加者の皆様からのご質問にも答えていただきました。

これまで一般向け、学生向け、女子セミナーを開催し、それぞれのセミナーにゲストの漁業者さんにもご参加いただき有意義なセミナーとなっていましたが、今回初めて中学生向けのセミナーを開催します!

漁師の仕事!中学生セミナー(zoom開催)

日時 10月27日(金)17時~(1時間程度)

ゲスト 神奈川県立海洋高校 澤村和洋先生 水産庁漁政部企画課 結城佳祐様

概要 日本の漁業について、水産高校ってどんなところ?、進路相談

この時期、高校への進路決定を直前に控えて悩んでいる中学3年生、どうしたらいいかわからないけど漁師の進路を相談できるところってなかなかないですよね。

夏に開催した漁業就業支援フェアにはたくさんの中学生が保護者の方と参加してくださり進路についてお話をさせていただきました。

「漁師になりたいけれど、近くに水産高校がないし、そもそも水産高校ってどんなところなのかわからないと」いった質問もありました。

ちょうど私自身も息子が中学3年生ということもあり、これは他人ごとではない!!

ちゃんといろいろな情報を知っていただき、最善の進路に進んでいただきたいなと思い今回のセミナーを開催します。

決して、水産高校だけを推すためのセミナーではありませんのでその点ではご安心ください。

参加費は無料です。お気軽にご参加ください♪

現在中学1年生から3年生の方から多数お申込みいただいています。当日はぜひ保護者の方も一緒にご参加ください。

【参加者募集・申し込み】

セミナーへの参加申し込みは、こちら ▶▶▶ 参加申し込み

お申し込みいただいた方には直接ご登録のアドレスにzoomのURLをお送りします。

当日はわたくし馬上がナビゲートさせていただきます。たくさんのご参加お待ちしています!

漁業人材デザイナー 馬上敦子

studio漁師.jp始めました!

漁師.jp馬上です。

JR目黒駅前にある事務所までの通勤電車の中で、いつも「次、何やろう…。」って考えています。時には乗り過ごしていくつか先の駅まで行ってしまうこともあるのだけれど東急目黒線で漁師.jpの活動が始まっている(笑)

以前からいろんな方に「もっと漁の動画を使って現場のリアルな様子を発信したらいいんじゃないか」とアドバイスをいただいて、そうなんだよなあって思っていましたが、私たちは普段東京で仕事をしていて漁の様子を日常的に発信するには誰かに動画をもらわなくてならなくて、それが私たちのような公共的な団体だとどこか1ヶ所では都合が悪くて、協力してくれる人がそんなに全国にいる訳でもない中で停滞していました。

先週、電車の中で浮かんだのは、

「漁師.jpってほかにない全国唯一の活動をしているんだから、何も12万人いる漁師さんにできる漁の動画の発信をするより、漁師.jpの日常のリアルを発信した方が希少価値があるんじゃない?

そうだよね、それにはまずスタジオ作らなきゃ!」

朝、事務所についてスタッフ2名に伝えると、「それ行きましょう!」と即決!

「今日はスタジオ作りだ!!」ということで、〝studio漁師.jp”が完成しました(^▽^)/

まずは我が小坂会長!

出勤するなり、「会長、今日撮影です!そこにどうぞ!」と伝えると、まったく動じることなくいつもの調子で語ってくださいました。さすが長老の貫録です!

編集は4月に入社した北井が担当し、日に日にスキルアップしています✨こちらもさすがです!

今週は、徳島県の伊座利漁協の草野組合長と冨田様夫妻に訪問いただき初来客として撮影に協力いただきました。

昨日はJF共水連様にお越しいただき、快く撮影させていただきました。

共水連の後藤さん!実家が漁師さんということもあり、漁師に熱い方で漁師.jpの活動にもとても協力的です。

JF共水連さんの動画は続編も後日アップさせていただきます。

こうしてインタビューすると思いがけない話が聞けたりするのも良いし、普段私が漁師さんと話をして聞いている〝漁師あるある”〝漁師しかしらない話”を少しでもお伝えしていけたらなと思っています。

動画はYouTube、Instagram、Facebook、TikTok、LINE VOOMなど各種SNSでご覧いただけます。

皆様の様子をお伝えしていきたいのでぜひ東京にお越しの際は、studio漁師.jpにお立ち寄りください。

漁業人材デザイナー馬上敦子

【追加開催決定!】漁業就業支援フェア

涼しくなったと思ったらまた暑い。
季節の変わり目は体調を崩しやすいと言われていますが、みなさんご無事でしょうか。

2023年夏に3会場で開催した、漁業就業支援フェアの追加開催が決定しました。

大阪会場:2024年2月12日(月・休)
東京会場:2024年2月23日(金・祝)

漁業関係者、一般の方双方から「就業支援フェアの追加開催はありますか?」という問合せが多く、
水産庁との協議を重ね年度内の追加での開催決定に至りました。

漁師に興味のある方はぜひこちらのイベントに参加いただき、全国の漁業者と直接話をしてください。

イベントの詳細情報は、今後漁師.jpホームページや公式SNS等で発信していきます。

~漁業関係者の方へ~

※フェアに参加いただく出展団体は漁連等所属団体を通じ募集いたします。

募集期間は11月下旬より12月中旬の予定です。

イベントの告知等PRにご協力ください。

 

漁師の仕事!オンラインセミナーの開催決定

やっと秋を感じられるようになった今日この頃。

10月に漁師の仕事!のオンラインセミナーを開催いたします。

高校への進路決定を直前に控えて悩んでいる中学3年生や漁師への就活ってどうしたらいいかわからないっ!という学生さん!漁師の進路や就活を相談できるところってどこにも情報ないですよね。

今回のセミナーは中学生を対象としたセミナーと高校生以上の学生さんを対象としたセミナーの2回。

◆ 漁師の仕事!就活セミナー  2023年10月20日(金) 17:00~18:30 (予定)

◆ 漁師の仕事!中学生セミナー 2023年10月27日(金) 17:00~18:30 (予定)

夏に開催した漁業就業支援フェアにはたくさんの中学生が保護者の方と参加してくださり進路についてお話をさせていただきました。

「漁師になりたいけれど、近くに水産高校がないし、そもそも水産高校ってどんなところなのかわからないと」いった質問もありました。

そこで今回中学生を対象としたセミナー初開催です。

中学生セミナーには神奈川海洋高校の澤村先生にゲストでご参加いただきます。そして水産庁からもご参加いただけることになりました。

就活セミナーは同年代の漁師に興味のある方とお話ができるチャンスでもあります。

参加費は無料です。お気軽にご参加ください♪

【参加者募集・申し込み】

セミナーへの参加申し込みは、こちら ▶▶▶ 参加申し込み

○就活セミナー 中学生から大学生まで学年を問わずご参加いただけます。

○中学生セミナー 学年を問わずご参加いただけます。小学生もご希望がありましたらご参加ください。

事務局へのご連絡は申し込みフォームの「お問い合わせ」欄にお気軽にコメントください。

お申し込みいただいた方にはご登録のアドレスにzoomのアドレスをお送りします。

3人の息子の進路を経験した漁師.jp事務局長馬上がナビゲートさせていただきます。決して、水産高校だけを推すセミナーではないので安心してご参加ください。

※こちらのセミナーは漁業への就業や進路を希望される方を対象としています。関係者等のご参加はinfo@ryoushi.jpまで別途お問い合わせください。

みんなの力で漁師を増やそう!

漁師.jpPRパートナー募集!漁師.jp馬上です。

漁師.jpの活動の普及にご協力いただける「PRパートナー」を募集しています。

漁師.jp PRパートナー募集 | 漁師.jp:全国漁業就業者確保育成センター (ryoushi.jp)

今年7月に漁業就業支援フェアを東京、大阪、福岡の3会場で開催しました。

3会場の来場者は計340名。

コロナ以前に比べると半分程度となりましたが、出展した漁業者のアンケートをみると

「満足した」  36%

「やや満足した」38% 

計 74% と多くの方に満足いただけました。

コメント欄には

「本気度の高い人が多かった」

「とりあえず来てみたような感じの人ではなく希望がしっかりている人が来ていた」

「高校生や学生が多く、若者の漁業への関心の高さを感じた」といったことがたくさん書かれていました。

2018年に開催した同フェア3会場の来場者は計680名と今回のちょうど2倍でしたが、出展団体アンケートでは

「満足した」  29%

「やや満足した」42% 

計 71% と今年のフェアの満足度を下回っていました。

漁師.jpがフェアの集客に今年使わせていただいたPR費は過去最少額であり、対2018年比約25%であったにも関わらず、多くの出展団体に満足いただけたのは、昨年から募集を始めご協力いただいたPRパートナーの皆様のご協力があったことが大きいと考えています。

PRパートナーの皆様にお願いしたことは

★イベントポスターの掲示(店舗や知り合いに依頼する)

★イベント情報の発信(SNSなど)

★漁師jpウェブサイト自社サイトへのリンク

この中でできることをしていただきました。

サカナブックス様 これからも釣りと漁師が共存できるようにと協力してくださいました。

自分のところは発信力もないからと言わず、ひとりでも増やしていくためには、多くの皆様のご協力を必要としています。

募集を始めた昨年の10月からいろいろなところにお願いに行きました。

★福岡の水族館 マリンワールド様は突然の訪問にも関わらず、

「うちは漁師さんに魚を運んできていただいているから協力しますよ!漁師さんいなくなったら困りますからね。」

とすぐにご登録くださいました。

★三浦商工会議所様は漁師.jpサポーターの住吉漁業様からのご紹介で訪問させていただき、

「三浦市は海業を進めていく中なので漁師を他の産業も応援する仕組みはいいですね!」

と言ってくださいました。そして、商工会議所の会員の皆様にも説明させていただく時間を設けていただき市内の会社さんに複数ご登録いただきました。

★ソフトバンク様にはSCRのご担当者からヒアリングがあり、漁師.jpの活動内容や社会的な位置づけなどを審査いただき、社内でしっかりと検討いただいた上でご登録いただき「SoftBank社会貢献活動」としてご協力いただいています。

予算がない中で次のイベントを開催するためには皆様のご協力が必要です。

そして、PRパートナーの活動で気が付いたのは、これは予算をかけても届かない層に伝えていくツールとなっていること。

「登録して 発信して 社会貢献」

ありがたいことに漁業に直接関連がない方々が日本の漁師さんを応援してくれています。

業界を超えて日本の漁師を応援する「漁師.jpPRパートナー」へのご協力をお願いいたします。

漁師.jp PRパートナー募集 | 漁師.jp:全国漁業就業者確保育成センター (ryoushi.jp)

漁師という職業を知っていただくために、また漁業就業支援フェアにたくさんの方に来ていただくために、皆様からのご登録そして発信をお待ちしています。

漁業人材デザイナー馬上敦子

「漁師の仕事!知る授業」出張授業に伺います

「漁師の仕事について、話を聞いてみたい生徒がいるので来ていただけませんか?」

「漁業について社会科の授業でもう少し詳しく説明してくれる人を探しています!」

学校の先生からこんなお声を、いただくことがあります。

昔は”漁師になるのは漁師の子供”という地域も多かったけれど、今はだれでも漁師になれる時代です。また、近年の傾向として、普通高校や大学を出た方の就職先として、漁師が増えています。

漁師になりたいという生徒さんがいるけれど、どうしたらいいの?・・そんなときは、漁師.jpへお声がけください。

漁師.jpはこれまで小学校、中学校、高校(普通学校・水産学校・通信制学校)、専門学校、大学と幅広く漁業ガイダンス「漁師の仕事!知る授業」を実施してきました。

学童保育にお邪魔させていただりといろいろな方に漁師についてお伝えしてきました。

また、学校で開催する進路ガイダンスに参加させていただくこともあります。

国民への食糧の供給を担う「漁師」という仕事がどんな仕事なのか、ガイダンスでは漁師さんの仕事を紹介しています。

ご要望などございましたら、お気軽にお問合せください。


ー 授業の内容 ー

◆漁師の役割:魚を獲ること以外にも、漁師は活躍しています

◆日本の漁業:漁法や漁師のライフスタイルについて説明します

◆質疑:漁業についての質問にお答えします

※学校のご要望に応じた形態でお話しをさせていただきます。


お問合せ先

一般社団法人 全国漁業就業者確保育成センター (漁師.jp)

☎:03-6450-4666

✉:info@ryoushi.jp

一生懸命伝えてきました!

こんにちは!漁師.jp馬上です。

先週青森県立八戸水産高校の先生方の研修会で講師をさせていただきました。

この1年間何度か足を運んできたご縁の深い水産高校ですが他の水産高校に行く目的とは違う新しいカタチでの関わりになっています。

新しい実習船の竣工式や横浜港入港のお出迎えにも行かせていただきました。

船員さんの研修会から今回の教員向けの研修会と、普段講師などをすることはほとんどない私としては
今回お話を頂いてから夏休みの宿題がなかなか手につかない子供状態でどんな内容にするかギリギリまで準備が終わらずプレッシャーでした。

迎えた当日、中川校長先生島守教頭先生に温かく迎えていただき、教頭先生から言われた通り、思いの丈をお話してきました。
何をお伝えしたら先生方にとって有意義な時間になるのか私なりにまとめ…
でも結局、
こんな私に協力してください
ってお願いをしてきた感じでした。

研修会終了後に行われた懇親会で、ベテランの先生から
「あなたの話はもっと色々なところで話をするべきとてもいい内容だったよ」と言っていただけて、直前まで話がまとまらず先生からの宿題に追い込まれていたことを思いウルッとしました🥹

そして

「何がイイってあなたが一生懸命伝えようとしている姿がよかった。それでいいんだよ。」
と!
多くの部分は同情票もあったようです。でもさすが先生!!

一生懸命お伝えしたことがそのように映ったことは私としては嬉しいことです。

漁師.jpの活動は日本でここしかしていない活動であり、活動を知っていただくきたくさんの方に応援してもらうことが漁師を増やしていくことにも繋がってきます。

『漁業の世界って3Kだし本当に大変な仕事です。

だからそれ以上にやり甲斐があったり毎日ワクワクしたり、仲間と一緒にいる達成感がなければ誰もこんな仕事をしてくれない。

就業支援フェアや水産高校に行くと、漁師になりたいというたくさんの若者に会うことができるけれど、彼らがずっと続けていきたいと思う漁業界にしなければいけないと思う。

相談に来てくれる自分の息子世代の若者はみんな息子のお友達みたいに見えてきちゃうから、安心して進められるようにしたいんです!』
漁師.jpが募集している漁師.jpサポーターのこんな取り組みについて先生方にも知っていただきました。

小学生から大学生まで幅広い方に漁師の仕事を伝えたいとセミナーなどをしていますが、今回の講師のお話をいただいたときに、高校の先生に対する講師とはとても簡単に「やります!」とは言えませんでした。
それでもいつもの活動を話してくれたらいいからと言っていただきお引き受けし、とてもとても烏滸がましいと思いながらも貴重な機会になりました。

全国的な水産高校の入学者減…
先生方のご苦労は尽きませんが協力してできることを見つけていきたいと思っています。

八戸水産高校の皆様、貴重の時間をありがとうございました💕

漁業人材デザイナー 馬上敦子

「地域の文化継承も担う漁師さんたち」

漁師.jpスタッフのKです。

先日お喋りnoteで漁師さんたちの植樹についてご紹介しました。

「漁師ナビ」内で海と向き合う漁師さんたちの活動を掲載するために募った、各都道府県の写真。改めて、ご協力ありがとうございます。

今回はお祭りです。いただいたお祭りの写真をこちらで紹介させてください。

日本各地の文化や伝統を継承する漁師さんたちは、海に対しての”感謝”、大漁安全の”祈り”をこめてお祭りにも参加しています。


◆福岡県◆ ~アリアケスイサンさんよりご提供~

福岡県大川市にある風浪宮という神社のお祭り。
漁船で筑後川を下り有明海まで行って碇を下ろし、潮が引いて干潟が現れると祭壇を作り神事が行われます。
祭壇の脇には豊漁を祈願して海苔網も捧げ、神事が終わると、潮が満ちて船が浮くまで潮干狩りに興じるそうです。

神社行事 | 風浪宮 (ofurousan.or.jp)


◆三重県◆ ~幸積丸さんよりご提供~

伊勢湾に浮かぶ人口400人あまりの小さな島「神島」。そこで2018年まで行われていた「ゲーター祭」。

元日の夜明け前に、災いをもたらす「アワ」と呼ばれる白い輪を退治し、新しい年の日の出を迎えていたそうです。200本を超える竹でアワを突き上げ、海に生きる男たちは、新年の豊漁と島の平穏を神に祈っていました。

【島Column】百島百祭 #02 三重・神島のゲーター祭|ritokei(離島経済新聞)


◆北海道◆ ~北海道漁業就業支援協議会さんよりご提供~

・江差・姥神大神宮渡御祭

北海道最古のお祭りとも言われる江差・姥神大神宮渡御祭。今年は4年ぶりにコロナ禍以前の形式で開催されるそう!8/9から8/11です!

2023年 江差・姥神大神宮渡御祭 開催情報|日程・駐車場・会場コース・見どころ・交通規制 – おおむね観光ちゃんねる|旅行エンタメ情報サイト (kanko-ch.com)

・江差かもめ島まつり

江差にある美しい小島「かもめ島」で開催されるお祭り。

瓶子岩の大しめ縄なえ、しめ縄飾りの取り替えから始まり、歌謡ショーや全道北前船競漕大会などが行われるそうです。

江差かもめ島まつり|イベント|【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE! (visit-hokkaido.jp)

・白糠厳島神社例大祭

五穀豊穣と海の安全を願い、神輿が町内を練り歩くお祭りです。

写真は「海中神輿渡御」と呼ばれるもので、掛け声とともに太平洋へ向かって突き進むようなのですが、これがまた迫力満点だそう!

白糠厳島神社例大祭 |白糠町 (shiranuka.lg.jp)

・ウトロ漁協 大漁祈願祭

これは令和元年の様子。漁協で行われる、大漁祈願祭です。

・南かやべひろめ舟祭り

豊漁祈願の祭りであるひろめ舟祭りは、函館市北部の南茅部地区で開催されます。

メインイベントは「舟漕ぎ競争」。夜になると大漁旗や提灯で彩られきらびやかな漁火船が会場を飾るそうです。

南かやべひろめ舟祭り|イベント|【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE! (visit-hokkaido.jp)


◆岩手県◆ ~岩手県漁業担い手育成基金さんよりご提供~

釜石の秋の風物詩である「釜石曳き船まつり」。なんと江戸時代から受け継がれる伝統神事で、東北で最も古い船祭りとされているそう!

色とりどりの大漁旗が迫力あります!

釜石まつり › KAMAISHI TRAVEL GUIDE – 岩手県釜石市の観光ポータルサイト (kamaishi-dmc.com)


◆愛知県◆ ~&N アンドエヌ なおさんよりご提供~

南知多町豊浜で行われる「豊浜鯛まつり」。

このお祭りは、豊浜と海の安全を祈るまつりで、10~18mの竹と木材を組み合わせ白木綿を巻いてつくった重さ約1トンの巨大な鯛が豊浜を練り歩くそうです。その巨大な鯛は、約60人程の若衆によって担がれます。

写真からも迫力が伝わります!

豊浜鯛まつり | 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now (aichi-now.jp)


前回の植樹運動に続き、文化継承のお祭りについて紹介させていただきました。

各地域によって文化が違い、お祭りの形式や時期はさまざまですが、根っこの部分はみんな同じ。

「大漁でありますように」「海の恵みに感謝しています」「船が無事安全に帰ってこられますように」そんな願いを込めて、漁師さんやそれに関わる方たちは今なお伝統を受け継いでいます。

漁業の担い手が不足していますが、ということはこのような伝統を受け継いでいく若者もまた不足しているということ。日本の誇り高い文化を継承する若手漁師さんが増えるよう、努めなければいけません。

漁師.jpも、より一層精進してまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。