おじいちゃんに憧れて

こんにちは!漁師.jpの馬上です。

春は新しいことが始まるワクワクする季節ですね!

先日、漁師.jpサポーターの大洋エーアンドエフさんの新入社員に向け研修をさせていただきました。

ここ数年毎年お声がけいただいているのですが、ピカピカの新入社員にお会いするとこちらまでまた1年が始まるなっとフレッシュな気持ちになります。

安全に関する講習をした後に、新入社員インタビューをするのも恒例になってきました。

その時の動画はこちらです。

皆さんに漁師になった理由を聞いたのですが、

「子供のころから海や魚が好き」という方と

「おじいちゃん又はお父さんが漁師でその姿を見て憧れた」という方が4人ずつ

「水産高校での実習が楽しくて」という方が2名

そのほか「おカネがいいから」とか「通勤時間がないから遠洋船に乗りたい」とか。。。

それぞれの思いを話してくれました。個性溢れる新人乗組員の今後が楽しみです。

これまでも色々なところで聞く『漁師だったおじいちゃんに憧れた』という話。

これってすごく素敵な話だと思いませんか?

孫に憧れられる漁師のおじいちゃん。実は全国にたくさんいます。

漁師.jpとしては全国のおじいちゃん漁師さんが孫に素敵な姿を見せてくれていることに感謝です💕

スーツに身を包んだ初々しい彼らの社会人の1歩目に話を聞かせていただけるなんて、私は本当に幸せだなと思うのと、彼らが数年後も同じ気持ちでいて欲しいなと願うことが毎年4月初めの仕事になっています。


昨年度は中学生セミナーを開催したことから参加した方や参加できなかったけどメールなどで対応させていただいき水産高校に入学した親御さんたちから

「合格しました🌸」

「入学しました🌸」というメッセージをいただきました。

水産高校の入学者数が減っていることもありますが、それよりも、水産高校に行きたいという生徒さんがたくさんいて、安心して進学してくれたことが本当に嬉しいです。

3年後、漁師になるかなんてわからないけれど、そんなことより、3年間好きな魚や船の勉強を頑張って、自分に一番合った進路に進んで欲しいなと思います。

漁師の仕事!知る授業でお会いできることを楽しみにしています😊

今年は6月1日(土)に静岡県の焼津市内で「漁師の仕事!船と漁業を知る授業」を開催します。

参加は事前登録制になっていて中学生から大学生まで参加費無料でご参加いただけます。

5月7日が事前登録の一次締め切りとなりますのでお早めにお申し込みください。

早速お申込みが入ってきていて、遠くは北海道の水産高校から参加いただけるとご登録がありました。全国の水産高校の先生や生徒さんが一緒に学べる機会になればいいなと思っているのでぜひご参加ください。

あっという間に東京も桜は終わりかな。今週もお疲れさまでした!

漁業人材デザイナー馬上敦子

祝100回☆彡漁業就業支援フェア🐟

こんにちは!馬上です。

令和6年度が始まり、スタッフ3人、無事に雇用契約を更新し、次々とイベントをご案内している漁師.jpです。

2月の漁業就業支援フェアが終わったと思ったら、あっという間に次のことを考えなくてはならず、問い合わせも多く、報告書申請書の作成と事務所の中は常に時間に追われピリピリしています。

ピリピリしていると我が小坂会長が「まあひと息つきなさい」とスイーツを差し入れてくれます。

 

 

小坂会長には設立からずっと会長を務めていただていますが「余人をもって代えがたき」とはまさに小坂会長のことでスタッフの私たちが腰を据えて仕事ができるよういつも配慮してくださいます。

えっ!スイーツくれるから??って思われてしまいますが、そうではなく、私たちが真っすぐ目的に向かうためには敵も多い中、「何かあれば小坂が言っているといいなさい。」と男気のある会長で、言い訳や人のせいにすることがないのです。年のせいかお小言もありますが、長老の助言なので、受け止められる部分は受け入れ、あとは流します💦そしてスイーツは余すことなくいただいています(^▽^)/

話がそれてしまいましたが、そうです!タイトルのとおり、漁師.jpが2003年より毎年開催してきた

『漁師の仕事!まるごとイベント漁業就業支援フェア(漁師フェア)』が、実は今年2月23日東京での開催が記念すべき100回目の開催でした✨

 

2022年に漁師の日を制定した時、「あと少しで100回だからその時は何かお祝いをしよう!」と言っていたのに日々の忙しさでこんな大事なことを忘れていたワタシ。。。

今日、過去の実績のとりまとめをしていて気が付き、

スタッフから「え~~、100回記念できないんですか!!!」とがっかりされてしまいました😢

先日、お喋りnoteにも書いたとおり、漁師の仕事!知る授業の100回開催に並び漁師フェアも100回!恐らく私は両方のイベントに90回は参加しているのではないかと思います。

一時期周りのあまりの理不尽さに「仕事を辞める!」と言っていたこともありましたが、今はスタッフにも恵まれInstagramなどを通じて老若男女協力してくれる方がいて、何よりもフェアなどを通じて関わっている関係の皆様に支えられ、このW100回開催を迎えられたことはホントにありがたく、また新年度も頑張っていきたいと思います。


昨日ご案内した「漁師の仕事!船と漁業を知る授業」は焼津水産高校の先生方と昨年からあたためてきた企画です。

全国の水産高校の生徒や先生方にもご案内を始めました。

🐟焼津という、色々な船が一度に見られる漁港で遠洋船を実際に見て、そこに出入港する漁業会社の方々の話を直接聞いてさらにイメージを膨らませて欲しい。

🐟中学生には、水産高校の生徒たちのことをもっと知って欲しい。

🐟保護者も一緒に参加していただき、漁業に対する不安を少しでも減らし、子供のチャレンジを応援して欲しい。

🐟全日本海員組合様に協力いただき前泊される方は、焼津マリンパレス(センポスの宿)にもお泊りいただけます。密かに全国から集まる水産高校生や先生方の懇親の機会になったら良いなって。

そんな思いで焼津水産高校の先生と企画したのでどんな一日になるか今から楽しみ♪

そんなこんなで101回目の漁師フェア以外にも色々新しい挑戦をしますので漁師.jpをよろしくお願いいたします💕

漁業人材デザイナー馬上敦子

【開催決定】漁師の仕事!船と漁業を知る授業

漁師.jpと静岡県立焼津水産高等学校のコラボ企画
【漁師の仕事!船と漁業を知る授業】の開催が決定しました!

午前中は焼津港で遠洋漁船の船内を見学し、午後は12社程度の漁業会社より具体的な仕事内容について説明する「船と漁業を知る授業」を実施します。
引率の先生やご希望があれば保護者様にもご参加いただき、漁業への理解を深める一日となるよう運営いたします。


◆日時:2024/6/1(土)
    9:30~12:00  船の見学会
    13:30~16:00  漁業ガイダンス
   ※午前、午後どちらかのみの参加も可能です

◆場所:船の見学会 焼津港
    漁業ガイダンス 静岡市総合福祉会館「ウェルシップやいづ」多目的ホール

◆参加漁業者:高校生、専攻科生の採用を希望する大型船の漁業会社(12社程度)

◆見学する漁船:遠洋まぐろはえ縄漁船、遠洋かつお一本釣り漁船、海外まき網漁船 等
        ※入港状況等により見学できない船がある場合もございます

◆対象生徒:中学生から大学生


詳細情報、お申込みはこちらから

【開催決定】漁業就業支援フェア2024

新年度になりました。
2024年度もよろしくお願いいたします。


2024年度も、7月にフェアの開催が決定いたしました。
日時、場所は下記の通りです。

漁師の仕事!まるごとイベント 漁業就業支援フェア2024 概要

◆福岡会場 2024/7/6(土) 福岡ファッションビル

◆東京会場 2024/7/15(月・祝)漁師の日 東京都立産業貿易センター 浜松町館

◆大阪会場 2024/7/27(土) OMMビル

※出展団体の確定は5月下旬を予定しています。


フェアについての詳細は、随時「フェア情報」ページにて更新していきますのでご確認ください。

多くの方のご来場をお待ちしています。

令和5年度お世話になりました☺

お久しぶりです、KITAIです!
呼吸をしていたら年を越し、まばたきをしていたらいつの間にか年度末です。

本日東京は春の嵐?なのかものすごい風と雨に見舞われていました。
寒かったり暖かかったり不安定な天候が続いていましたが、体調など崩されていませんでしょうか。

2023年4月3日に漁師.jpの仲間入りをさせていただきましたが、早いものでもう1年・・・
あまりにも時が過ぎるのが早くて、でもそれだけ充実した1年間だったんだなと、振り返っています。

ちょうど1年前の今日、前の会社で17時まで普通に仕事をさせられていたなあ・・・
17時半にはパソコンを返却しなくちゃいけないのに(笑)
嫌がらせでしたね、完全に(笑)未練は全くありません(笑)


私が入ったときには既に進行中だった日本財団さんの事業が、完了に向かっています。
助成を受け、小中学生向けに、漁業の仕事内容や魅力についてもっと知ってもらいたい、そういった内容を詰め込んだコンテンツを作成しました。

現役漁師さんへのインタビュー動画や、お笑い芸人を起用し神奈川県立海洋科学高校の先生方にも協力をお願いした「漁師の学校」動画、SDGsに取り組む漁師さんを紹介した記事、200人の漁師さんにアンケートしたデータなど・・・
ぜひ漁業に興味のある方にも、今はそうでもない方にも、見ていただきたい内容になっています。
漁師さんの存在がいかに私達の生活を支えてくれているか、”魚を獲る”ことだけが漁師さんの仕事ではないんだということを、知っていただけたら嬉しいですね。

報告書を作成しながら、フェアへの15歳以下の来場が増えていたり、LINEの登録者数が増えていたり、目に見えて結果が出ていることに感動しました。


大きなイベントとして、計6回のフェアを経験したことが、私にとって一番の思い出でした。

全国から多くの出展者が集まり、さらに来場者も全国から集まっている。
こんなイベントがあったことを今まで知らなかったし、漁師になりたいと思う人が足を運ぶ貴重な場であることを実感しました。

人間だもの、いろいろな意見が出ますが(笑)それでも「開催してもらえて助かる」「良い人と出会えました」「スタッフのサポートに助けられました」などポジティブな言葉をかけてもらえると、より一層頑張ろうという気になるってもんです。

“フェアのことをもっとたくさんの人に知ってもらうにはどうしたらよいか・・・”最近の電車の中での考え事はこれです。

そういえば今日、漁師.jpサポーターでもある下関の会社、昭和水産・佐賀水産の専務さんから、フェアで出会った方がこれから乗船することになったという話を聞きました!
しかもその方、先日石川県の高校を卒業した方だそう!!!
何重にも嬉しいニュースです!!!

\専務ブログはこちら/

年明けに、大変なことが起こった石川県。
漁師.jpとして能登半島応援プロジェクトを立ち上げ、たくさんの方にご賛同、ご協力いただきました。
地域によってはまだまだ大変な状況にあると聞きます。
そんな中でも、こういった明るい話を聞くと、手を取り合って一歩づつ進んでいこうと身が引き締まる思いです。


個人的には、水産高校でのガイダンスをひとりで任せてもらえるようになったことが嬉しいです。

まだ未熟なので不手際があるとは思いますが、毎回一緒に学校へ行く漁業者さんや海員組合の方たちに支えていただき「良いガイダンスだった」と先生や生徒さんに思ってもらえるよう、必死です。

取りまとめや学校との調整、進行を役割としているものの、ガイダンスはいろいろな漁業種類の会社さんが集まる場なので、私にとっては絶好の勉強の場!!!
毎回生徒さんたちと一緒になって話を聞かせていただいています。

先日の小樽水産高校でのガイダンスで、なんと100回目だったらしい・・・
歴史がすごい・・

令和6年度は、また多くのことが動いていきそうです。
2年生になるので、今年度よりも成長した姿をお見せできるよう気合いを入れてまいります。

大変お世話になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。

KITAI🐡漁師.jp

祝100回☆彡漁師の仕事!知る授業

 


こんにちは!漁師.jp馬上です。

3月21日、今年度最後となる

漁師の仕事!知る授業

を沖縄県立沖縄水産高校で開催しました。

その前週の3月15日には北海道小樽水産高校でも開催しています。

漁師.jpでは、大型船の業界で深刻な課題となっている、海技士不足を解消する取り組みのひとつとして平成29年から水産高校・海洋高校で漁師の魅力を伝える漁業ガイダンスを開催してきました。

7年が経過し小樽での開催が記念すべき100回目✨の授業となりました!!

多くの水産高校は実習船を所有し、大型船の運行に必要な海技士の資格取得のカリキュラムがあり長期間の航海実習などを行っています。

また、魚が好きな生徒、釣りが好きな生徒などが多く、海技士を取得する学科でないコースの生徒にも「漁師」という職業に潜在的に興味を持っている生徒がたくさんいらっしゃいます。

ですので、大型船に限らず学校から希望があれば養殖業や定置網漁業などの沿岸漁業者をお招きし幅広い内容の授業を展開してきました。

実は私たちがこの取り組みを始める以前、

“高校を訪問したり求人票を高校に提出し生徒たちに求人していることをアピールする”といった一般の企業で行われている求人活動をしている漁業会社は極わずかでした。

これまで大型船の会社では親戚や地元の人、乗組員からの紹介など伝手で採用できていたこともあり、求人活動をするという文化とノウハウがなかったのです。

そういう私たちも漁業就業支援フェアを2002年から開催してきましたが、当時は新卒を採用するためではなく、中途採用をターゲットとしていました。いってみたら都会の仕事に疲れたサラリーマン狙い…

その理由は、

そもそも新卒で漁師になる人なんていないだろう・・・

辞めた人がいたから募集するのだから今すぐ働いてくれる人が欲しい。春まで待てない…という会社がほとんど・・・

そんなところでしょうか。

来場者も当然、ハローワークでポスターをみたという離職者やサラリーマンをしている(いた)けれど海で働くことに憧れて来ました。という方が大半でした。

思えばそのころ、20年間このイベントが続くこともフェアの来場者の30%が学生となることも全く想像していませんでいた。

話はガイダンスに戻りますが、キラキラした高校生を前に海の近くの教室で漁業会社の方たちが(冷)汗をかきながら漁師の魅力について説明するこの取り組み。

先生方から「生徒たちが普段の授業と違う前のめりの姿勢で話を聞いていた」

「漁船に乗りたい生徒はいなかったのに、授業のあと漁船に興味を持ったと何人かの生徒が言っていた」

など各社の一生懸命な説明が伝わったのか嬉しい声をいただきました。

漁業会社側は初めての求人票の作成に戸惑いつつ学校に提出するという流れができました。

初めて新卒を採用した漁業会社さんは採用に戸惑い、全員が全員スムーズだったわけではないのかもしれませんが、

「一人入社したら次の年、後輩がうちの会社を希望してくれた」という嬉しいループが見られるようになりました。

その一方で「船の雰囲気がよくない。」「あの船はやめとけ!」といった情報もすぐに後輩に伝わっているようですが生徒たちを思えばこれはとても大事な先輩の取り組みです。

下記の表は全国の水産高校生の卒業後、船舶に就職した人数です。

表のとおり、少子化等の影響もあり、平成28年度に3,140人だった本科の卒業生が令和4年度には2,698人と約500人減っています。

一方、漁船に就職した人数は減少傾向とはなっておらずガイダンスを実施した7年間の平均値が128人と8年前の116人に比較して増えています。

これがこの取り組みの成果であるとは言い切れませんが、先生方などにも一定の評価をいただき高校と良い関係を築くことができていると自負しています。

 

 

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焼津水産高校の先生方と焼津まぐろ漁業の方

もうひとつお伝えしたいのは、最近、漁師の仕事!知る授業での漁業会社の担当者のプレゼン力がとても上がっています。

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最初のころは資料すらほとんどない会社もあったのですが今では皆さん動画などを用いてわかりやすく、高校生が一番気になる待遇などもしっかりとお伝えしています。

 

漁業の場合、獲れ高による生産奨励金が大きく、基本給だけを示しても実際に手にする額が高くなることが多いけれど、払えるかわからない額を記載することができず生徒が選択する上での重要項目である給与に明記しにくいというもどかしさがある中、ガイダンスでは

「昨年の新人の年収は〇〇〇万円でした!」

 

「仕事は大変だけど数ヶ月に一度海外の港に入港するとここぞばかりお金を使って楽しんでる」

 

「2年働いた先輩は現金でイイ車買って休み中は乗り回してる」

 

そんな話をするとどよめきが起きるブース、ニヤニヤして友達とアイコンタクトを取る生徒…終わるころには「漁師になってもいいかなって思えました」と言ってくれる生徒がたくさん現れることがあるんです。

 

私はそれを7年間微笑ましく見守って来ました。

 

漁師って3Kだし、自然相手で大変な上に不安定かもしれないけれど

 

若者が夢を持てない今の世の中、がんばったら稼げる漁業もあり、この仕事が日本人の胃袋を支えてる!そう考えたら素晴らしい職業じゃないですか!

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小樽・沖縄の2回のガイダンスの前夜には漁業会社の方々と懇親会を開催しました🍻

私たち漁師.jpはいつもこうして全国の漁業関係者の皆様と直接対話し色々な取り組みをしていますが、お会いする当日はいつもバタバタしていて話をする時間がないことは勿体無い。

そして私たちと関わる皆様が業種は違えど同じ水産に関わる者として繋がり情報共有をするプラットフォームを担うことも大切な役割だと常々感じています。

この1年、いくつもの漁業会社の方から「同じ漁業者として協力してこの人材難を乗り越えましょう!」といった言葉を聞くことがありました。今回の懇親会でも初めてお話したという漁業会社の皆さんでこうした思いを共有することができました。

小樽水産高校でのガイダンスには水産高校を10年前に卒業した海外まき網船の一等航海士として活躍されている先輩が来てくださいました。

時々こうして先輩が参加して卒業後の自分を想像させてくれる「漁師の仕事!知る授業」

今年度は終了となりましたが、来年度の開催校も募集しています。水産高校に限らず、中学から大学までそれぞれ皆様のご要望を伺って開催させていただきますのでご希望がありましたらお気軽にご相談ください!

 

漁業人材デザイナー馬上敦子

【ご報告】能登半島応援プロジェクト

本年1月に立ち上げた能登半島応援プロジェクトについて、たくさんの方々にご協力いただきありがとうございました。

オンラインやイベント会場でのオリジナルグッズの販売と募金箱の設置をしたところ、下記の通りとなりました。本日、石川県漁協様の義援金口座に送金させていただきましたのでご報告させていただきます。

送金額:525,062円

オリジナルキャップ 300個を2月下旬に石川県水産課様に発送させていただきました。

★オリジナルグッズ販売

  • Tシャツ 900枚(義援金:450,000円)
  • キャップ 150個(義援金: 45,000円)

★募金箱設置 30,062円

  • 漁業就業支援フェア 2/12大阪 2/23東京 北海道(協力 北海道庁) 
  • 全国青年・女性漁業者交流大会 3/6-7(協力 JF全漁連)

能登半島応援プロジェクトを実施するにあたり、YouTuber小豆島の漁師はまゆうさんに無償で呼びかけのご協力いただいたところ、広く一般の方からもグッズ購入のお申込みをいただきました。

また、ご協力いただいた皆様から漁師さんに向けてたくさんの応援メッセージをいただきましたので動画でご紹介させていただきます。

当該プロジェクトは引き続き8月まで実施する予定ですので今後ともよろしくお願いいたします。

★★お知らせ

完売となっていたオリジナルキャップについて、多くの方から再販のご希望をいただいております。

4月より販売を再開させていただきます!

ただし、当初、販売価格1,500円(うち義援金300円)とさせていただいていましたが、想定以上に送料がかかるため大変申し訳ございませんが価格を2,000円(うち義援金500円)とさせていただきますのでご理解いただきお申込みいただければ幸いです。※3月下旬より受付を再開いたします。

漁業者の甲子園⚾第29回全国青年・女性漁業者交流大会

こんにちは!漁師.jp馬上です。

3月6日から二日間にわたり開催された第29回全国青年・女性漁業者交流大会の会場にお邪魔させていただきました。

こちらには地方大会を勝ち抜いた漁業者さんが集まり、自身の日頃の活動を発表し農林水産大臣賞や水産庁長官賞などが選ばれる漁業者の甲子園と呼ばれるイベントです。

主催者である全漁連様のご厚意でこれまでも何度か会場内に漁師.jpオリジナルTシャツを販売する機会をいただいてきました。

今回は「能登半島応援プロジェクト」を実施させていただきました。

グッズ販売もしつつ、全国から集まる漁業者様のプレゼンをお聞きできることが実はとても勉強になりありがたい機会です。

会場が5部屋に分かれているので全部の発表を聞くことができないのが残念ですが、私たちの活動に関連するところをいくつか聞かせていただきました。

毎年、聞かせていただいた発表の中で、いくつかの団体の方が漁師.jpのことをプレゼン内容にいれてくださっていることに驚きます!!

これを見ると私たちに求められる役割は本当に大きいのだなと身が引き締まります。

今回参加された中に、漁師.jpサポーターでいつも私たちの活動に真っ先に協力してくださる、長崎県雲仙市の天洋丸さんがいらっしゃり見事に農林水産大臣賞を受賞されました。

コロナ禍に「1年だけ寄り道する時間があってもいいのではないか」と1年漁師を募集した活動。

そこに参加した3名のうち2名が女性であり、これまでにない雰囲気とアイディアが漁村を明るくしたように思います。

審査員の先生からも絶賛するお言葉がありましたが、傍聴していた方から「これはすごい!」といった声が私のところにも聞こえてきました。

天洋丸ファミリーにいつも支えられていることもあり、部外者の私もうれしくとても誇らしかったです。

天洋丸の皆様!本当におめでとうございます!!

本日、気仙沼向洋高校の生徒からもプレゼンがありました。

たくさんの大人を前に高校生とは思えない研究内容と3人の息の合ったプレゼンが素晴らしかったです。

さて、能登半島応援プロジェクトには、今回も元スタッフの青木さんにお手伝いにきていただきました。

グッズをご購入いただきご協力いただいた方の中には「毎回ここでTシャツ買って着ているよ」と言ってくださる方も多く、嬉しくなります。

漁師.jpは非営利団体なのでグッズ販売をして利益を得ることが目的ではなく、全国の漁師さんにTシャツを着ていただき漁師.jpという団体があることを知っていただくことを目的にこうした活動をしています。

「儲けもないのにこんなことして何になる?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、毎回喜んで買ってくださる漁師さんがいらっしゃることはそれだけで私たち自身も励まされ、今回はそれに加えて、能登半島の支援に繋がるというのだから気合も入いるスタッフです。

昨年は、交流大会の翌日、全国漁青連の方々が漁師.jpのTシャツを着て自民党との勉強会に参加されたという記事が水産経済新聞に掲載されていて驚きました。

今年も皆さんが買いに来てくださり、「今年も着ていきますよ!」と言ってくださっていました。

会場内には漁船海難遺児育英会様の募金もあったので、私たちスタッフも気持ちをチャリン!

どんな活動でもみんなが力を合わせていくことで大きな力になると信じています!

参加された漁業関係者の皆様お疲れ様でした。

会議やイベントでお会いした方などたくさんの方にお声がけいただき楽しい二日間になりました。

改めて、JF全漁連様 このような機会をいただきありがとうございました。

漁業人材デザイナー馬上敦子

2/23漁師フェア東京開催 能登半島に届け!漁師応援プロジェクト同時開催≪石川県庁ブース設置≫

漁師ってなれるんだ!『漁師の仕事!まるごとイベント』漁業就業支援フェア

2022年11月1日現在の漁業就業者数は123,100人、前年より6,220人減と毎年減少しており、20年前の2002年243,330人と比較すると約12万人減となっています。(水産白書)

≪未来の漁師候補121人参加≫

そんな中、東京に先立ち2月12日に大阪で開催した同フェアには121人の未来の漁師候補が来場し、出展した漁師や漁業会社、漁協の担当者と就業相談をしました。

 来場者に話を聞いたところ「YouTubeで小豆島の漁師はまゆうさんの動画をみてかっこいいなと思い漁師になりたいと思った。(高校2年生)」「釣りが好きで漁師になるのが子供のころからの夢だった。(30代会社員)」など漁師に憧れる若者は少なくありません。

開催後には「話を聞いて漁師になる具体的なイメージができた。」「いろいろな地域の漁師さんの話が聞けてこれからの人生設計の貴重な機会となった。」との感想が寄せられています。 

漁業就業支援フェアは国の支援を受け20年間続いている新人漁師の登竜門。ここでの出会いをきっかけに夢を叶えた方が全国の浜、そして世界の洋上で奮闘し、国民の皆様においしい魚を届けています。

イベントの概要

開催日:2024年2月23日(金・祝)

場所:東京都立産業貿易センター浜松町館2階(東京都港区海岸1-7-1)

開催時間:12:30~16:00(受付 12:20~15:30)

出展予定団体数:約80団体 ▶▶▶出展団体等詳細はこちら

 北海道から沖縄県まで多種多様な漁業団体が出展します。(北海道は札幌フェア会場とオンライン面談が可能です。)

▶▶▶札幌フェア詳細はこちら

【能登半島応援プロジェクトの実施について ~石川県庁ブース開設】

  2024年に開催する漁業就業支援フェア会場内にて能登半島応援プロジェクトとして募金箱の設置とグッズ販売をいたします。

 また、2月23日東京で開催するフェア会場には能登半島応援プロジェクトブースを設定し、石川県庁水産課の方々から直接県内の被災状況の説明及び支援を呼びかけていただきます

オリジナルグッズには、2024年辰年、日本を元気にしたいという思いから、日本地図を「幸せのシンボル」と言われるタツノオトシゴでデザインしたイラストを入れました。

Tシャツはブラックのほか、石川の県旗の色をイメージしたターコイズブルーの2色をご用意

≪Tシャツ≫ 1枚2,000円(うち500円は義援金として一時お預かり)

≪キャップ≫ 1個1,500円(うち300円は義援金として一時お預かり)

※漁師.jpは非営利団体であるためグッズ販売に際し利益は得ておりません。

▶▶▶能登半島応援プロジェクト詳細

 ★プロジェクトご協力者からのメッセージ

▶諦めない力が将来に結びつく、北陸の宝、能登の漁業を守ろう。

▶父が輪島市で漁師をしています!父とお揃いでTシャツを着ようと思います!漁に出れない日々で悲しみと悔しさが募っております一刻も早くいつもの能登半島の日常を取り戻せたら!少しでも支援が出来ますように!頑張ろう能登半島!頑張ろう漁師の皆様!

▶息子12歳の夢が漁師です!こちらで購入した品は息子にプレゼントします。大変かと思いますが、応援してるので頑張ってください。

そのほかにもたくさんの応援メッセージが届いています。

これを機にたくさんの方に漁師.jpを知っていただき、能登半島の復興と広く全国の漁業の振興に繋がれば幸いです。

今後ともご協力お願いいたします。

漁師フェア大阪!明日2/12開催 CMしました! 

こんにちは!漁師.jp馬上です。3連休いかがお過ごしでしょうか?

本日BSテレ東様で14時から放送された「凄腕漁師メシ」に漁師.jp初のCMをさせていただきました。

これまで20年間、漁業就業支援フェアを開催するにあたり、様々なPRをしてまいりましたが、なかなか予算的にもテレビCMはチャレンジできませんでした。そんな中、BSテレ東様に、

「日本の漁業のためにたくさんの方に漁師という職業について知ってほしい。漁師フェアについて広めたい。でも予算がそんなに使えないんですが…」

と相談し、こちらの希望をお伝えしたところ、色々なご提案をいただき、最終的に以前放送された「凄腕漁師メシ」の特番を再放送する中で通常のCMよりも長尺の120秒のインフォマーシャルをさせていただくことになりました。

CMはこちら

漁師.jpPRパートナーのYouTuber小豆島の漁師はまゆうさんが出演し、漁師の魅力と漁師.jpの活動を伝えるものです。

CMのために撮影に行く予算も時間もなかったのですが、ご自身のYouTube用に撮影していた動画素材とナレーションの音声をご提供いただいくことで短期間でこのような素敵なCMに仕上げることができました。

どうしても2月12日の大阪フェアより前に放送しなければならない中、ここまで数々の予期せぬ困難がありましたが、なんとか前日の放送に間に合いホッとしています。

BSテレ東さま こちらの希望をすべて叶えてくださり本当にありがとうございます。

明日は今年1回目となる「漁師の仕事!まるごとイベント 漁業就業支援フェア2024大阪会場」

これまでのPR活動とCMの効果が功を奏で、参加いただく皆様にとってよい機会となることを祈り明日はがんばってまいります。

沿岸漁業から遠洋漁業まで漁師の仕事をまるごとご案内!

漁師さん、漁業会社や漁協の担当者などと直接お話をしていただけます。

開催時間 12:30-16:00(受付12:20-15:30)2会場共通

【大阪会場】

2月12日(月・休) OMMビル 2階BCホール

【東京会場】2月23日(金・祝)東京都立産業貿易センター 浜松町館 2F

就活生歓迎!体験乗船やインターンシップの相談なども可能です。 転職、移住希望者、ご相談大歓迎! すぐに漁師になりたい方から興味がある方まで幅広い方にご参加いただける全国版の漁師フェア!

全国の漁師と就業相談ができるの唯一のチャンスです。

当日は「能登半島応援プロジェクト」も実施いたします。

オリジナルキャップは会場での販売のみの限定品です。こちらへのご協力もお願いいたします!!

漁業人材デザイナー馬上敦子

📺漁師.jp初のCMが放送されます📺

漁師.jpではこれまで20年間、漁業就業支援フェアを開催するにあたり、様々なPRをしてまいりました。

今月開催するフェアに向け、今回初めてテレビCMをすることになりました。

YouTuber小豆島の漁師はまゆうさんが出演し、120秒で漁師の魅力と漁師.jpの活動を伝えるCMです😀

はまゆうさんには漁師.jpPRパートナーとしてフェアのPRに全面的にご協力いただいています。

はまゆうさんにとっても初となるCMです。

「凄腕漁師メシ」の番組はもちろん、ぜひCMもご覧ください。

大阪フェア前日のこちらの放送の中で流れます。

BSテレ東

2/11(日)14:00〜15:30「凄腕漁師メシ」

山口県 New Fischerの集い

こんにちは!漁師.jp馬上です。

今年に入り連日県庁の方と仕事をさせていただく機会が続いています。

各県の取り組みを聞かせていただき意見交換できることは私にとってもとても有意義です😊

1月27日(土)に山口県で開催された研修生の集い及び経営基礎研修会に参加させていただきました。

この会は国と山口県の研修制度を利用して漁業就業した就業後数年の漁師さん、現在研修中の漁師さんが集まり、漁業就業に役立つ知識の勉強会と県内の先輩後輩漁師が顔を合わせ意見交換をする場です。

少しずつ形を変えながら毎年行っているとのことですが、こうした機会に移住した者同士が悩みを共有したり、県内でも地域によっての違いを聞いて改善点を見つけたり、そんな中で仲間意識が芽生えることを考えるととても意義のある会だなと思いました。

参加者の多くが自身で船を購入し漁獲する独立型漁業の漁師さん。

最初の講義はヤンマー船用システム株式会社様より

「漁船とエンジンの整備及びトラブルについて」のお話でした。

専門的で私にはなかなか難しい話でしたが、参加者の多くが真剣なまなざしで話を聞いていました。

県の方に伺った話では、研修生の多くが最初は船齢の高い中古船を購入するため、エンジンのトラブルは多いそう。なのでこうした機会にしっかり知識を身に着け事故のないようにしたいとのことでした。

安全対策、大事ですね!!

続いて私の方からは、

「全国の新規漁業就業者を取り巻く実情」と題し、1時間ほどお時間をいただきました。

県からお題をいくつかいただいた中でも「漁業就業を続ける意義」を意識してお話させていただきました。

皆さんの中にはもしかしたら都会での人間関係が嫌で、船を買って田舎でのんびり漁師でもしようと思った方もいるかもしれない。

移住してわかったと思いますが田舎の方が人間関係は密ですよね。

お祭りには駆り出される。

消防団に入らされる。

近所のおばちゃんが突然家に来る。

大変かもしれないけれど、こうしたひとつひとつが漁村を守り、日本を守っている。

皆さんのような方がいて初めて漁村が活気付く。

こうしたことも漁業就業の意義であり皆さんの役割になっていることを受け止めて頑張ってほしい。

こんな内容と私たちの活動などをお話しました。

このあと各テーブルで意見交換し、今の悩み事や先輩からのアドバイスなどどのテーブルも真剣かつ楽しそうに話に花を咲かせていました。

「自身の目指す漁師像」というテーマもあり、最後に各テーブルの代表者がとりまとめた内容を発表されました。

・稼ぐ、一人前になる

・漁業収入の向上を図れるよう、色々な漁業を試して収入の安定を図る

・漁業種類の幅をもっと広げたい。

・漁獲量が減っている中、どうしたらよいか考えながら漁をする

・雇用型と独立型では仕事の大変さ、作業時間が違う

・漁師はお金もかかる、支援の情報が欲しい。住居の支援は必要だ。

・研修以外にも漁法を学んだ方がよいとアドバイスを受けた

などいろいろな視点から発表がありました。

そして…

・時間を取られるが地域に貢献できる漁師になる

・就業フェアを知って漁師になりたいと思った。フェアの必要性を感じもっと知ってもらいたい

こんな発表をしてくださったグループもありました。

嬉しいですね!

休憩時間に、

「自分も同じような話を地域の学校で話ているんです。一緒に頑張りましょう。」

と声をかけてくださった防府市の満漁丸小林さん

他にも終了後に声をかけてきてくれた前向きなNewFischerたち!

嬉しいかったです!!

長年の取り組みでこうした素晴らしい会が開催され、県内の若手漁師の繋がりは定着へのカギにもなるのではないかと思います。

最後に記念撮影✨センター席をいただき誠に恐縮です。。。

終了後、運営の皆様と懇親会をさせていただきました。

山口県庁の皆さんとここでも

「どうしたら山口県の漁業を盛り上げられるか」と、反省会をしながらこんなことはできないかと話していたら4時間も居酒屋さんに居座っていました(笑)

本番も含めると約8時間、山口の漁業にどっぷりと浸かった土曜日🐡

実は山口県庁さんとは私がこの事業を始めた時からの一番長いと言っても過言ではない20年のご縁。

今回お会いできなかった県庁の皆様やこうして招いてくださる現在のご担当の皆様とのご縁をこれからも大切にして、「漁業就業を継続する意義」について一緒に考えていきたいものです。

山口県の皆様、この度はありがとうございました。

漁業人材デザイナー馬上敦子