漁師の仕事!オンラインセミナーの開催決定

やっと秋を感じられるようになった今日この頃。

10月に漁師の仕事!のオンラインセミナーを開催いたします。

高校への進路決定を直前に控えて悩んでいる中学3年生や漁師への就活ってどうしたらいいかわからないっ!という学生さん!漁師の進路や就活を相談できるところってどこにも情報ないですよね。

今回のセミナーは中学生を対象としたセミナーと高校生以上の学生さんを対象としたセミナーの2回。

◆ 漁師の仕事!就活セミナー  2023年10月20日(金) 17:00~18:30 (予定)

◆ 漁師の仕事!中学生セミナー 2023年10月27日(金) 17:00~18:30 (予定)

夏に開催した漁業就業支援フェアにはたくさんの中学生が保護者の方と参加してくださり進路についてお話をさせていただきました。

「漁師になりたいけれど、近くに水産高校がないし、そもそも水産高校ってどんなところなのかわからないと」いった質問もありました。

そこで今回中学生を対象としたセミナー初開催です。

中学生セミナーには神奈川海洋高校の澤村先生にゲストでご参加いただきます。そして水産庁からもご参加いただけることになりました。

就活セミナーは同年代の漁師に興味のある方とお話ができるチャンスでもあります。

参加費は無料です。お気軽にご参加ください♪

【参加者募集・申し込み】

セミナーへの参加申し込みは、こちら ▶▶▶ 参加申し込み

○就活セミナー 中学生から大学生まで学年を問わずご参加いただけます。

○中学生セミナー 学年を問わずご参加いただけます。小学生もご希望がありましたらご参加ください。

事務局へのご連絡は申し込みフォームの「お問い合わせ」欄にお気軽にコメントください。

お申し込みいただいた方にはご登録のアドレスにzoomのアドレスをお送りします。

3人の息子の進路を経験した漁師.jp事務局長馬上がナビゲートさせていただきます。決して、水産高校だけを推すセミナーではないので安心してご参加ください。

※こちらのセミナーは漁業への就業や進路を希望される方を対象としています。関係者等のご参加はinfo@ryoushi.jpまで別途お問い合わせください。

みんなの力で漁師を増やそう!

漁師.jpPRパートナー募集!漁師.jp馬上です。

漁師.jpの活動の普及にご協力いただける「PRパートナー」を募集しています。

漁師.jp PRパートナー募集 | 漁師.jp:全国漁業就業者確保育成センター (ryoushi.jp)

今年7月に漁業就業支援フェアを東京、大阪、福岡の3会場で開催しました。

3会場の来場者は計340名。

コロナ以前に比べると半分程度となりましたが、出展した漁業者のアンケートをみると

「満足した」  36%

「やや満足した」38% 

計 74% と多くの方に満足いただけました。

コメント欄には

「本気度の高い人が多かった」

「とりあえず来てみたような感じの人ではなく希望がしっかりている人が来ていた」

「高校生や学生が多く、若者の漁業への関心の高さを感じた」といったことがたくさん書かれていました。

2018年に開催した同フェア3会場の来場者は計680名と今回のちょうど2倍でしたが、出展団体アンケートでは

「満足した」  29%

「やや満足した」42% 

計 71% と今年のフェアの満足度を下回っていました。

漁師.jpがフェアの集客に今年使わせていただいたPR費は過去最少額であり、対2018年比約25%であったにも関わらず、多くの出展団体に満足いただけたのは、昨年から募集を始めご協力いただいたPRパートナーの皆様のご協力があったことが大きいと考えています。

PRパートナーの皆様にお願いしたことは

★イベントポスターの掲示(店舗や知り合いに依頼する)

★イベント情報の発信(SNSなど)

★漁師jpウェブサイト自社サイトへのリンク

この中でできることをしていただきました。

サカナブックス様 これからも釣りと漁師が共存できるようにと協力してくださいました。

自分のところは発信力もないからと言わず、ひとりでも増やしていくためには、多くの皆様のご協力を必要としています。

募集を始めた昨年の10月からいろいろなところにお願いに行きました。

★福岡の水族館 マリンワールド様は突然の訪問にも関わらず、

「うちは漁師さんに魚を運んできていただいているから協力しますよ!漁師さんいなくなったら困りますからね。」

とすぐにご登録くださいました。

★三浦商工会議所様は漁師.jpサポーターの住吉漁業様からのご紹介で訪問させていただき、

「三浦市は海業を進めていく中なので漁師を他の産業も応援する仕組みはいいですね!」

と言ってくださいました。そして、商工会議所の会員の皆様にも説明させていただく時間を設けていただき市内の会社さんに複数ご登録いただきました。

★ソフトバンク様にはSCRのご担当者からヒアリングがあり、漁師.jpの活動内容や社会的な位置づけなどを審査いただき、社内でしっかりと検討いただいた上でご登録いただき「SoftBank社会貢献活動」としてご協力いただいています。

予算がない中で次のイベントを開催するためには皆様のご協力が必要です。

そして、PRパートナーの活動で気が付いたのは、これは予算をかけても届かない層に伝えていくツールとなっていること。

「登録して 発信して 社会貢献」

ありがたいことに漁業に直接関連がない方々が日本の漁師さんを応援してくれています。

業界を超えて日本の漁師を応援する「漁師.jpPRパートナー」へのご協力をお願いいたします。

漁師.jp PRパートナー募集 | 漁師.jp:全国漁業就業者確保育成センター (ryoushi.jp)

漁師という職業を知っていただくために、また漁業就業支援フェアにたくさんの方に来ていただくために、皆様からのご登録そして発信をお待ちしています。

漁業人材デザイナー馬上敦子

「漁師の仕事!知る授業」出張授業に伺います

「漁師の仕事について、話を聞いてみたい生徒がいるので来ていただけませんか?」

「漁業について社会科の授業でもう少し詳しく説明してくれる人を探しています!」

学校の先生からこんなお声を、いただくことがあります。

昔は”漁師になるのは漁師の子供”という地域も多かったけれど、今はだれでも漁師になれる時代です。また、近年の傾向として、普通高校や大学を出た方の就職先として、漁師が増えています。

漁師になりたいという生徒さんがいるけれど、どうしたらいいの?・・そんなときは、漁師.jpへお声がけください。

漁師.jpはこれまで小学校、中学校、高校(普通学校・水産学校・通信制学校)、専門学校、大学と幅広く漁業ガイダンス「漁師の仕事!知る授業」を実施してきました。

学童保育にお邪魔させていただりといろいろな方に漁師についてお伝えしてきました。

また、学校で開催する進路ガイダンスに参加させていただくこともあります。

国民への食糧の供給を担う「漁師」という仕事がどんな仕事なのか、ガイダンスでは漁師さんの仕事を紹介しています。

ご要望などございましたら、お気軽にお問合せください。


ー 授業の内容 ー

◆漁師の役割:魚を獲ること以外にも、漁師は活躍しています

◆日本の漁業:漁法や漁師のライフスタイルについて説明します

◆質疑:漁業についての質問にお答えします

※学校のご要望に応じた形態でお話しをさせていただきます。


お問合せ先

一般社団法人 全国漁業就業者確保育成センター (漁師.jp)

☎:03-6450-4666

✉:info@ryoushi.jp

一生懸命伝えてきました!

こんにちは!漁師.jp馬上です。

先週青森県立八戸水産高校の先生方の研修会で講師をさせていただきました。

この1年間何度か足を運んできたご縁の深い水産高校ですが他の水産高校に行く目的とは違う新しいカタチでの関わりになっています。

新しい実習船の竣工式や横浜港入港のお出迎えにも行かせていただきました。

船員さんの研修会から今回の教員向けの研修会と、普段講師などをすることはほとんどない私としては
今回お話を頂いてから夏休みの宿題がなかなか手につかない子供状態でどんな内容にするかギリギリまで準備が終わらずプレッシャーでした。

迎えた当日、中川校長先生島守教頭先生に温かく迎えていただき、教頭先生から言われた通り、思いの丈をお話してきました。
何をお伝えしたら先生方にとって有意義な時間になるのか私なりにまとめ…
でも結局、
こんな私に協力してください
ってお願いをしてきた感じでした。

研修会終了後に行われた懇親会で、ベテランの先生から
「あなたの話はもっと色々なところで話をするべきとてもいい内容だったよ」と言っていただけて、直前まで話がまとまらず先生からの宿題に追い込まれていたことを思いウルッとしました🥹

そして

「何がイイってあなたが一生懸命伝えようとしている姿がよかった。それでいいんだよ。」
と!
多くの部分は同情票もあったようです。でもさすが先生!!

一生懸命お伝えしたことがそのように映ったことは私としては嬉しいことです。

漁師.jpの活動は日本でここしかしていない活動であり、活動を知っていただくきたくさんの方に応援してもらうことが漁師を増やしていくことにも繋がってきます。

『漁業の世界って3Kだし本当に大変な仕事です。

だからそれ以上にやり甲斐があったり毎日ワクワクしたり、仲間と一緒にいる達成感がなければ誰もこんな仕事をしてくれない。

就業支援フェアや水産高校に行くと、漁師になりたいというたくさんの若者に会うことができるけれど、彼らがずっと続けていきたいと思う漁業界にしなければいけないと思う。

相談に来てくれる自分の息子世代の若者はみんな息子のお友達みたいに見えてきちゃうから、安心して進められるようにしたいんです!』
漁師.jpが募集している漁師.jpサポーターのこんな取り組みについて先生方にも知っていただきました。

小学生から大学生まで幅広い方に漁師の仕事を伝えたいとセミナーなどをしていますが、今回の講師のお話をいただいたときに、高校の先生に対する講師とはとても簡単に「やります!」とは言えませんでした。
それでもいつもの活動を話してくれたらいいからと言っていただきお引き受けし、とてもとても烏滸がましいと思いながらも貴重な機会になりました。

全国的な水産高校の入学者減…
先生方のご苦労は尽きませんが協力してできることを見つけていきたいと思っています。

八戸水産高校の皆様、貴重の時間をありがとうございました💕

漁業人材デザイナー 馬上敦子

「地域の文化継承も担う漁師さんたち」

漁師.jpスタッフのKです。

先日お喋りnoteで漁師さんたちの植樹についてご紹介しました。

「漁師ナビ」内で海と向き合う漁師さんたちの活動を掲載するために募った、各都道府県の写真。改めて、ご協力ありがとうございます。

今回はお祭りです。いただいたお祭りの写真をこちらで紹介させてください。

日本各地の文化や伝統を継承する漁師さんたちは、海に対しての”感謝”、大漁安全の”祈り”をこめてお祭りにも参加しています。


◆福岡県◆ ~アリアケスイサンさんよりご提供~

福岡県大川市にある風浪宮という神社のお祭り。
漁船で筑後川を下り有明海まで行って碇を下ろし、潮が引いて干潟が現れると祭壇を作り神事が行われます。
祭壇の脇には豊漁を祈願して海苔網も捧げ、神事が終わると、潮が満ちて船が浮くまで潮干狩りに興じるそうです。

神社行事 | 風浪宮 (ofurousan.or.jp)


◆三重県◆ ~幸積丸さんよりご提供~

伊勢湾に浮かぶ人口400人あまりの小さな島「神島」。そこで2018年まで行われていた「ゲーター祭」。

元日の夜明け前に、災いをもたらす「アワ」と呼ばれる白い輪を退治し、新しい年の日の出を迎えていたそうです。200本を超える竹でアワを突き上げ、海に生きる男たちは、新年の豊漁と島の平穏を神に祈っていました。

【島Column】百島百祭 #02 三重・神島のゲーター祭|ritokei(離島経済新聞)


◆北海道◆ ~北海道漁業就業支援協議会さんよりご提供~

・江差・姥神大神宮渡御祭

北海道最古のお祭りとも言われる江差・姥神大神宮渡御祭。今年は4年ぶりにコロナ禍以前の形式で開催されるそう!8/9から8/11です!

2023年 江差・姥神大神宮渡御祭 開催情報|日程・駐車場・会場コース・見どころ・交通規制 – おおむね観光ちゃんねる|旅行エンタメ情報サイト (kanko-ch.com)

・江差かもめ島まつり

江差にある美しい小島「かもめ島」で開催されるお祭り。

瓶子岩の大しめ縄なえ、しめ縄飾りの取り替えから始まり、歌謡ショーや全道北前船競漕大会などが行われるそうです。

江差かもめ島まつり|イベント|【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE! (visit-hokkaido.jp)

・白糠厳島神社例大祭

五穀豊穣と海の安全を願い、神輿が町内を練り歩くお祭りです。

写真は「海中神輿渡御」と呼ばれるもので、掛け声とともに太平洋へ向かって突き進むようなのですが、これがまた迫力満点だそう!

白糠厳島神社例大祭 |白糠町 (shiranuka.lg.jp)

・ウトロ漁協 大漁祈願祭

これは令和元年の様子。漁協で行われる、大漁祈願祭です。

・南かやべひろめ舟祭り

豊漁祈願の祭りであるひろめ舟祭りは、函館市北部の南茅部地区で開催されます。

メインイベントは「舟漕ぎ競争」。夜になると大漁旗や提灯で彩られきらびやかな漁火船が会場を飾るそうです。

南かやべひろめ舟祭り|イベント|【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE! (visit-hokkaido.jp)


◆岩手県◆ ~岩手県漁業担い手育成基金さんよりご提供~

釜石の秋の風物詩である「釜石曳き船まつり」。なんと江戸時代から受け継がれる伝統神事で、東北で最も古い船祭りとされているそう!

色とりどりの大漁旗が迫力あります!

釜石まつり › KAMAISHI TRAVEL GUIDE – 岩手県釜石市の観光ポータルサイト (kamaishi-dmc.com)


◆愛知県◆ ~&N アンドエヌ なおさんよりご提供~

南知多町豊浜で行われる「豊浜鯛まつり」。

このお祭りは、豊浜と海の安全を祈るまつりで、10~18mの竹と木材を組み合わせ白木綿を巻いてつくった重さ約1トンの巨大な鯛が豊浜を練り歩くそうです。その巨大な鯛は、約60人程の若衆によって担がれます。

写真からも迫力が伝わります!

豊浜鯛まつり | 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now (aichi-now.jp)


前回の植樹運動に続き、文化継承のお祭りについて紹介させていただきました。

各地域によって文化が違い、お祭りの形式や時期はさまざまですが、根っこの部分はみんな同じ。

「大漁でありますように」「海の恵みに感謝しています」「船が無事安全に帰ってこられますように」そんな願いを込めて、漁師さんやそれに関わる方たちは今なお伝統を受け継いでいます。

漁業の担い手が不足していますが、ということはこのような伝統を受け継いでいく若者もまた不足しているということ。日本の誇り高い文化を継承する若手漁師さんが増えるよう、努めなければいけません。

漁師.jpも、より一層精進してまいります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

「漁師さんたちが木を植える!?」

お久しぶりです。漁師.jpスタッフのKでございます。

先日、スタッフとして初参加の漁業就業支援フェア3会場全日程が終わり、(個人的に引っ越しもして)この暑さも相成り疲れ果てておりました。

が、そうも言っていられない、小学生向けのイベントも決まり気合いを入れてまいります。

さて、先日小中学生向けのコンテンツ「漁師ナビ」がオープンいたしました。漁業に興味のある子供たちが、楽しく学べるサイトになっています。

その中で「海と向き合う漁師たち」と題し、漁師さんたちの植樹活動や文化継承のために担っているお祭りなどを紹介するページがあります。

“あります”などと言っていますが、素材が必要であります。はてさて植樹、お祭り・・・インターネットで検索をかければそれなりに記事が出てきますが、勝手に使うわけにはいかない・・・だけど現地に出向いて実際に見学・撮影できているわけでもない・・・

困った。そうだ、事業実施機関さんや漁業者さんたちに助けを求めてみよう・・!

というわけで事務局長 馬上のInstagramや、電話で直談判により協力を仰いだところ、なんとたくさんの写真をいただくことができたのです・・・!

あたたかい。とてもやさしい世界。

ご協力いただいた事業実施機関、漁業者の方、本当にありがとうございました。

「漁師ナビ」内で全部ご紹介することが叶わなかったのが悔しいので、こちらでご紹介したいと思います。


◆岩手県◆ ~岩手県漁業担い手育成基金さんよりご提供~

洋野町漁業協同組合さんの植樹活動の様子。

こちらの活動は東日本大震災以前から続けられており、漁業者のほか地元の森林組合や中学生も参加しているそうです。

活動後は、漁協女性部手作りのおにぎりがいただけるとのこと。

岩手県洋野町は、本州一のウニの漁獲量を誇っています。「ウニを育てるためには山を育てよう」をキャッチフレーズに豊かな山と海を守っています。

ウニを育てるためには山を育てよう 漁師が植樹、良いエサが美味に:朝日新聞デジタル (asahi.com)


◆北海道◆ ~北海道漁業就業支援協議会さんよりご提供~

北海道漁協女性部連絡協議会さんが主催している、「お魚増やす植樹運動」の様子。

北海道当別町にて令和5年5月30日に行われ、漁師さんや協議会の役員さんたちが参加したとのことです。

豊かな海は豊かな森から・・そして豊かな森は豊かな海から。

北海道全域で、年間に渡り計画を立て活動を続けています。

ぎょれん お魚殖やす植樹運動 (sakana-fuyasu.jp)


今回は、植樹運動について紹介させていただきましたが、これは一部にすぎません。今回「漁師ナビ」で掲載するための情報として集まった写真ですが、漁師さんたちが環境資源を守る活動をしているという事実が、もっともっと知られたら良いなと思っています。

ご協力いただいた岩手県さん、北海道さん、本当にありがとうございました!

次回、「地域の文化継承も担う漁師たち」。お楽しみに!

漁業就業支援フェア2023 無事に終わりました★

漁師.jp馬上です。4年ぶりとなった漁業就業支援フェア列島縦断3会場開催。

ご報告が大変遅くなりましたが、まずは無事に終えることができご参加いただいた皆様、PRにご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

7月8日(土)福岡フェア 来場者43名

7月17日(月祝)東京フェア 来場者188名

7月22日(土)大阪フェア 来場者109名

3会場合計340名にご来場いただきました。

コロナ以来4年ぶりに参加いただいた出展団体が多数となり、出展団体の全てのご希望に添えず会場を絞ってのご参加となりました。心苦しいところですが、会場の規模、来場者数との兼ね合いもあり、いたずらに出展を増やすこともできない現状があります。

それでも「やっと参加できました!」と4年ぶりにご参加された出展団体からの声はとても嬉しく心に響きました。

昨年10月から募集を始めた「漁師.jpPRパートナー」につきましては現在登録が200を超え、それぞれがポスターを貼ってくださったりSNSなどで発信し、フェアの来場者確保に協力してくださいました。

また、小豆島の漁師はまゆうさん(YouTube登録者数64万人)にポスターの写真を無償提供いただき、これまでにないポスターをくら寿司様、マイナビ農業様の協力で制作しました。PRパートナーの皆様には感謝しかないです。本当にありがとうございました。

フェア当日の各会場では各ブースで熱心に話し込んでいる姿がありました。

20年近くこうしてフェアを開催してきましたが、ここにくると

「漁師になりたい人がこんなにいるんだ」

ということを感じます。地方からこのために出てこられた出展団体の皆様が、ここにくることで刺激を受け、色々な想いを持ち帰っているようです。

これは私たちスタッフも同じく、参加された出展団体の皆様からのお話や励ましの言葉が大きな刺激になっていることは間違いありません。特に今回、出展団体の調整等の事務回りを担当した猪子、PR関係を担当した北井は、たくさんの出展団体の皆様と直接お会いし話すことができ、今後の原動力になったことかと思います。

今回、漁師.jpのスタッフがいる総合相談ブースには、

「漁業のことが全くわからないけど、それでも漁師になれますか?」

という中学1年生から3年生が保護者の方と一緒にたくさん来てくれました。

最近のフェアは進路の相談になることも多く、

「ほかに聞くところがなかったのでとても参考になりました。」

と言って、色々なブースを回りわからないことがあるとまた質問をしに戻ってきます。

お帰りの前に、「今日は本当によい話が聞けて、息子の進路が定まってきました。」というお母さんの言葉に、同じ世代の息子を持つ一人の母として本当にうれしく、頼もしい漁師になっていく姿をずっと応援したいなと思います。

今回、「漁師の日」の企画として「夏休み自由研究大作戦 漁師の仕事!知る授業」を開催しました。

ここ数年、小学生が漁師に興味を持ちフェアに参加いただくことが多くなりましたが今回は漁師になりたい小学生だけではなく、夏休みの宿題として「漁師と漁師の日」について楽しく学ぶ企画に参加いただきました。

事前に出展団体の皆様には、子供たちに渡すお土産を募り、フェア当日にはインタビューに来た子供たちへの対応の協力をお願いしていました。

お土産は、漁網で作ったエコタワシ(長崎県天洋丸様)やブリのぬいぐるみ(高知県椎名大敷様)、魚の漢字が書いていあるクリアファイル(石川県漁協様)や魚の出荷用のシールなどなかなかレアなものをご提供いただき、セミナー終了後に嬉しそうに選んでいる子供たちがとてもかわいかったです。大阪会場ではくら寿司様よりびっくらポンと鬼滅の刃のうちわと豪華なお土産!!

東京会場には水産庁森長官がお休みにも関わらず、フェアの様子を見に来てくださいました。できたら知る授業に参加していただき、子供たちと一緒に記念撮影をしていただけないかとお願いしたところ、ご快諾いただきました。森長官からは「今日は漁師の日だからぜひ魚を食べて感謝してくださいね!」といったお言葉をいただき、終了後に記念撮影をしました。なんと森長官に名刺交換を申し出た小学生が!これには長官もびっくりでした。

そして今回の就業支援フェアには漁師という職に興味を持ち、応援したいという大学生など色々な方が会場に足を運んでくれました。

食を勉強し日本の文化をもっと海外に発信していきたいという金山さんにはインターンシップとして出展団体を回らせていただきました。漁業者さんの丁寧な対応に感激し、これからも漁師の皆さんのお役に立ちたいと感想をいただきました。

3月に開催した女子セミナーに参加してくれた大学生も東京フェアに来られこれからどうやって漁業に関わっていけるかを模索されていました。

素晴らしい日本の若者が私たちを応援してくださることに勇気がでてきます。

フェアが終わり、今、連日出展団体の方から

「雇い入れが決まりました!」

「今度体験乗船に来ることになりました!」

といったご報告が寄せられています。

漁師という職業が一般的な職業の選択肢のひとつに加わるまでにはまだまだ道のりは遠いですが、漁師.jpが長年かけて種をまき、積み重ねてきた取り組みから、全国の港で芽が出て花を咲かせてくれているという報告を聞けること、スタッフ一同楽しみにお待ちしています。

漁師の仕事!まるごとイベント漁業就業支援フェア2023夏

ご参加ご協力ありがとうございました。次のフェアの開催は未定ですが、次はもっと良いイベントになるよう頑張っていきます。

漁業人材デザイナー馬上敦子

夏休み自由研究大作戦企画 8月22日東京で開催!!

漁業就業支援フェア2023 東京会場・大阪会場にて開催した

夏休み自由研究大作戦企画 「漁師の仕事!知る授業」

を、特別版として8月22日(火)に東京で開催することになりました!

なかなか知ることのできない漁師さんの仕事やその魅力、新しく制定された”漁師の日”について学んでみませんか?そのまま出せるワークシート付なので、この日だけで自由研究が完成します。

当日は東京フェアで活躍した「水産庁のお兄さん」がワークシート完成のお手伝いもしてくれます。

参加費無料、持ち物も一切不要です。夏休みの自由研究がまだ未完成の小学生、ぜひ会場にお集まりください!保護者の方と一緒にご参加いただけます。ご参加希望の方は事前にご登録ください。

\\お申込みはこちらからお願いします//


開催日時 2023年8月22日(火)13:30~ 1時間程度

開催場所 移住・交流情報ガーデン 1階オープンスペース 

【アクセス】

JR/東京駅(八重洲中央口)より 徒歩4分

地下鉄/東京メトロ銀座線 京橋駅より 徒歩5分
東京メトロ銀座線・東京メトロ東西線・都営浅草線/日本橋駅より 徒歩9分

プログラム 

1.漁師の仕事!知る授業   漁師と漁師の日について楽しく学ぼう♪

2.自由研究を完成させよう ワークシート作成を水産庁職員と漁師.jpスタッフがお手伝い♪

主催 一社)全国漁業就業者確保育成センター 

協力 水産庁漁政部企画課


\\お申込みはこちらからお願いします//

いよいよ明後日!大阪フェア 

この夏3会場で開催される就業支援フェアも、残すところ大阪会場のみとなりました。

福岡は横殴りの雨風、東京は猛暑に見舞われる中、多くの来場者が足を運んでくださり各ブースで真剣に面談をされていたのが印象的です。

大阪でも、出展団体にとっても来場者にとっても有意義な時間となれれば良いと思っています。


「全国で開催されるイベント一覧」では、大阪会場へ出展予定の団体を紹介しています。

7/22(土)!ぜひマイドームおおさかへいらっしゃってください!

▼▼▼ 大阪会場出展団体一覧(PDF)はこちら ▼▼▼

NEW OPEN『漁師ナビ』知ってる?漁師の魅力

なかなか知ることのできない漁師の仕事や魅力を発信するwebサイト「漁師ナビ」

2023年の漁師の日に合わせ7月17日(月祝)に公開開始します。

https://ryoushi.jp/ryoushinavi

先行して動画でご紹介する現役漁師インタビューのRP動画公開中!

https://ryoushi.jp/ryoushinavi

【現役漁師インタビュー】

#1【一日の最高売り上げ1000万!?】夢だった「漁師」に転職して、見えてきた未来とは 中井恭佑(なかいきょうすけ)さん 三重県尾鷲市早田町 定置網漁業 漁労長

#2【フォトグラファーと二足の草鞋!?】自由な働きを選んだ現役海女の生き方とは 大野愛子(おおのあいこ)さん 三重県鳥羽市石鏡町 海女

#3【ITを活用したスマート漁業!?】未来の漁業の土台作りに貢献中! 西村宗伯(にしむらむねのり)さん 三重県度会郡大紀町 魚類養殖 刺し網漁業

#4【父の跡を継いで漁師で活躍!!】自然と向き合う漁師ならではのやりがいとは 遠藤勝信(えんどうかつのぶ)さん 千葉県旭市足川 刺し網漁業 貝桁網漁業

#5【若手も活躍できる!!】若手でも評価してもらえるから、やりがいがある世界 伊東秀悟(いとうしゅうご)さん 千葉県銚子市笠上町(ちばけんちょうししかさがみちょう) 中型まき網漁業

その他、 お笑い芸人が神奈川県立海洋科学高校の本職の先生から学ぶ「漁師の学校」 漁師200人に聞いた「漁師の秘密」

これまで漁師の担い手対策として就業目前の方に向け発信していましたがこのプロジェクトでは日本財団様より助成を受け、新たに小中学生をターゲットとしたサイトを制作しました。

漁師について楽しく学び、漁師の仕事が子供たちからも親しまれるよう第1弾は「漁師の日」より公開します。

第2弾は8月上旬に公開予定です。順次お楽しみください。

漁師の世界や海のことを楽しく学ぶWebサイト『漁師ナビ』誕生~知ってる?漁師の魅力~

小中学生を対象とした新しいWebサイト「漁師ナビ」を7月下旬にオープンします。

漁師.jpが2002年から毎年開催している、漁業就業支援フェアに「漁師になることが子供のころからの夢でした」という方が多く来場され、面談や体験乗船を経て漁師になっていきます。

こうした方に話を聞くと、「子供のころ家族で行った海での体験が楽しくて漁師に憧れていた。」という方が多く、漁師を増やしていくには、小中学生の段階で気軽に漁師について学べるWebサイトを見ていただき、漁師に興味を持ってもらうことが第一歩であると考え、日本財団様の助成制度によりWebサイトを開設することとなりました。

従来からあった漁師.jpのwebサイト(https://ryoushi.jp/)は就業に直結した情報を掲載していますが、漁師ナビは動画を中心として、漁師についてまずは親しんでいただくサイトにしています。子どもたちに馴染みやすいよう、若手のお笑い芸人に神奈川県立海洋科学高校に足を運んでいただき、実際の教室で本職の先生から授業をしていただいた動画もございます。

◆動画のコンテンツ

  • 現役漁師インタビュー    ≪5人の漁師から生の声をお伝えします≫

■中井恭佑さん 「いつか漁師になる」、夢を叶えて漁師に。

三重県尾鷲市早田町

■大野愛子さん この素晴らしき海女文化を守り伝えたい

三重県鳥羽市石鏡町

■西村宗伯さん ITを取り入れた養殖で、漁業の未来を切り開く。

三重県度会郡大紀町

■遠藤勝信さん 自然と向き合うからこそ、やりがいがある漁師。

千葉県旭市足川

■伊東秀悟さん 漁師は若い人がやりがいをもって働ける!

千葉県銚子市笠上町

  • 漁師の学校 ≪若手お笑い芸人が神奈川県立海洋科学高校の先生から漁師について楽しく学ぶ≫

■1時間⽬ お⿂のことちゃんと知ってる?

■2時間⽬ いろいろな漁法を知ろう

■3時間⽬ 家庭にお⿂が届くまで

■4時間⽬ 気になる!漁師とお⾦の話

■5時間⽬ 漁師になるにはどうすればいい︖

7月下旬にWebサイトをオープンし、第1弾として現役漁師インタビュー動画を公開!

その後、第2弾として漁師の学校を公開していきますので、楽しみにお待ちください。

漁師になりたい中学生!漁業就業支援フェアで待ってます!

こんにちは!漁師.jp馬上です。

先日、福岡で開催した漁業就業支援フェアはあいにく大雨警報が出てしまい、来場者数が伸びず43人のご参加という、少し寂しい結果となりました。14時頃には横殴りの雨となり、参加を断念された方も多くいらしたのではないかと思うと残念ですが無理のない行動をとることも大切ですので仕方がありません。

そんな中でしたが…出展団体の皆様からのフェア終了後の報告によると、「うちにぜひ来てほしい!」といった方に出会えたブースも多かったとのこと。そのご報告に少し救われた事務局です。

さて、最近のフェアへの来場者の傾向として小学生や中学生に参加いただけることが多くなりました。

特に小中学生向けにPRを強化したわけではないのですが、ありがたいことですね!

福岡フェアの前にInstagramのメッセージに、「中学生の息子と一緒に伺います!」と言ってくださっていた親子にも雨の中ご来場いただきお話ができました。

中学生からよくいただくのが「水産高校に行かないと漁師になれませんか?」といった質問です。

「中学校の先生に相談してもよくわからないと言われてしまうし、水産高校ってどんなところか周りに行っている人がいないからちょっと不安です。」と福岡フェアに来られたお母様もおっしゃっていました。

ここ数年、全国の水産高校を訪問させていただき、先生や生徒さんに直接お会いさせていただいていますが、私としては水産高校、超お勧めです!

その理由は大きく5つ!

①実習が多くて楽しそう。お勉強がちょっと苦手でも楽しく学べるって大事だと思います。

②魚や船が好きな生徒が集まっているので、同じ趣味の仲間ができる。昨日伺った、東京都立大島国際海洋高校でもわざわざ本土から大島の寮に入っていつ生徒さんが多かったのですが、口をそろえて「自然が多くて毎日楽しいです。」と言っていました。

③水産系の専門の先生が同じ学校に長くいてくださるので、卒業した後もご縁が続きいつまでも見守っていてれる。これもまたありがたいことで卒業生が学校に遊びに来たという話をよく聞きます。

④職業に直結したことが学べる。また、船舶のコースに行けば海技士などの資格を勉強できる。

海技士資格は将来大型船に乗りたい方にはとても重要な資格で在学中に1ヶ月から2ヶ月の航海実習もあり、このような長い期間、先生と生徒が寝食を共にする経験ができるのは水産高校以外にはないと思います。そして、実習船で働く大人との長期航海はそれがそのままインターンシップのような経験になります。

⑤漁師.jpが「漁師の仕事!知る授業」で訪問します!全部の学校には行っていませんので学校によってですが、多くの学校に行かせていただき、就職のアドバイスをさせていただいます。(理由のひとつに入るかは不明ですが…)

中学生やその保護者から、水産高校に行った方が良いかと聞かれたときは、こんなお話をさせていただいています。

私は、水産高校に行く最大のメリットは④の海技士資格取得だと思うので、正直なところ、沿岸の漁師になりたいという場合はわざわざ遠方で時には寮に入ってまで行くこともないということもお話させていただいています。自転車乗りたいのに車の免許を取りに行くのと同じですからね!と。

でも自転車に乗れればいいやと思っている人も、もしかしたら将来的に車に乗りたいと思う日が来るかもしれません。

先日福岡フェアに来られた親子にも「そういったことも考えて水産高校に見学に行き、自分の目でみて選んでくださいね!」とお伝えしました。

フェアが終わり、お話をした中学生のお母さんからメッセージが届きました。そこには

「馬上さんのお話を聞いて、息子は進路を水産高校に行くことを前向きに考えています。ありがとうございました。」と書かれていました。

そのお母様、水産高校のあまりよくない噂も聞くけど大丈夫ですか?と心配されていましたが、私の話にも耳を傾けてくださり、息子さんの背中を押してくださったようです。

フェアへの来場者数は決して多くなかったので主催者として、心苦しいところはありますが、来場された方に、「来てよかった」と言っていただけるよう、この後の東京、大阪フェアでも対応させていただきたいと思います。

7月17日は漁師の日!東京フェアです。

そのあと22日には大阪フェアがあります。

中学生、高校生、学生さんはぜひ総合相談ブースに来てください。プレゼントもお渡ししています。

会場でお待ちしています。

漁業人材デザイナー馬上敦子

コロナ以来のご参加のブースも多く懐かしい笑顔にお会いできたことはとても嬉しかったです!