能登半島応援プロジェクトのお知らせ

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター(以下、漁師.jp)は、能登半島地域の漁業復興の一助となるよう義援金を募ることといたしました。

これまで私どもと共に漁業の振興に取り組んでこられた皆様が一日も早く平穏に過ごせますよう心よりお祈り申し上げます。

【プロジェクト概要】

2024年に開催する漁業就業支援フェア会場内での募金箱の設置及び漁師.jpオリジナルグッズ販売時、義援金をプラスして販売いたします。

なお、お預かりした義援金は、石川県漁業協同組合様の義援金等、全額能登半島の応援としてお渡しさせていただきます。

◆実施期間:2024年1月24日(水)受付開始 8月31日(土)終了(予定)

◆実施方法

1.募金箱の設置 漁業就業支援フェア会場内

2月12日(月休)OMMビル2階BCホール(大阪府大阪市)

2月23日(金祝)東京都立産業貿易センター浜松町館2階(東京都港区)

2.オリジナルグッズ販売

オンライン及び漁業就業支援フェア会場内等での直接販売    

◆オリジナルグッズ内容

オリジナルグッズには、2024年辰年、日本を元気にしたいという思いから、日本地図を「幸せのシンボル」と言われるタツノオトシゴでデザインしたイラストを入れました。

また、Tシャツは漁師さんに人気のブラックのほか、石川の県旗の色をイメージしたターコイズブルーの2色を用意しました。

 

石川県の旗(石川県庁webサイトより転用)

1.Tシャツ 1枚2,000円(うち500円は義援金として一時お預かり)サイズ:S~3L

  ※色、サイズに限りがあります。早めにご注文ください。

サイズ表

2.キャップ限定100個 1個1,500円(うち300円は義援金として一時お預かり)

サイズ:F

 【送料、消費税込み】

 ※漁師.jpは非営利団体であるためグッズ販売に際し利益は得ておりません。

◆オリジナルグッズの発送

2月9日以降、順次発送させていただきます。

◆支払い方法

フェア会場での現金または口座振込

▶▶▶オンラインでのオリジナルグッズ申し込みはこちら◀◀◀

たくさんの方に漁師.jpを知っていただき、広く全国の漁業の振興に繋がれば幸いです。

義援金のみでのご協力の方は石川県漁協様に直接お振込みをお願いいたします。

義援金責任者 漁師.jp 馬上(まがみ)

当プロジェクトはYouTuber小豆島の漁師はまゆうさんにご協力いただき実施いたします

 

オリジナルグッズ注文者よりいただいた「漁師応援メッセージ」をご紹介しています!!

▶▶▶漁業就業支援フェア2024情報はこちら

▼▼漁師.jp×小豆島の漁師はまゆう初のテレビCM

能登半島応援プロジェクトのお振込み先

みずほ銀行新橋支店(普通)2721374
シャ)ゼンコクギョギョウシュウギョウシャカクホイクセイセンター
一社)全国漁業就業者確保育成センター

漁業就業支援フェア2024 出展団体決定【大阪・東京】

元旦に発生した能登半島地震では北陸地方を中心にたくさんの漁師、漁業関係者被害に遭われ、影響が発生しています。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

本年2月に開催する漁業就業支援フェアに参加する出展団体が決定しました。

▶▶▶ 出展団体一覧

2会場延べブース数が約150となり全国から様々な業種の漁師さん、漁業会社さん、漁業協同組合などが大集結!

全国の漁師が集まる日本唯一の「漁師フェア」

ここでしか聞けない話ばかりですので漁師に興味のある方はぜひ会場に足をお運びいただき現場の皆さんから生の話をお聞きください。

漁業就業支援フェア2024冬

【大阪会場】2月12日(月・休)

会場:OMMビル 2階BCホール 

【東京会場】2月23日(金・祝)

会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館 2F

開催時間等詳細はフェア情報をご覧ください。

フェア情報 | 漁師.jp:全国漁業就業者確保育成センター (ryoushi.jp)

◆札幌フェア同日開催

東京フェアと同日に北海道札幌市で道内の漁業者が出展するフェアが開催されます。

北海道庁様との協力により、東京フェアと札幌フェアの会場をオンラインで結び、東京会場に来られた来場者も札幌会場に出展する漁師さんとオンライン面談が可能です。

◆フェア情報は随意更新いたします。

また、出展団体の情報も発信していきますのでぜひ事前にご覧いただき、当日たくさんの漁師さんと話をしていただきたいと思います。

2023年もありがとうございました!

漁師.jp馬上です。2023年も無事に業務を終えることができました。

思い返すと、7月に開催した漁業就業支援フェアにはコロナでしばらくお会いできなかった地方の方々が出展くださったり、新たな出会いがたくさんありました。

これまでお会いする方の多くは漁師さんや漁業関係者でしたが、今年はオンラインセミナーや広く進路相談に応じてきたこともあり、漁師になりたいという方々とお話をする機会が増えました。

また、意外だったのは、漁業と直接は繋がりのない若者や社会人の方が話を聞きたいと目黒の事務所に来てくださったり、オンラインで話をしたりという機会があり、世界が広がったように感じます。

いずれにしてもたくさんの方が漁師jpの活動に理解を示してくださり、手を差し伸べていただけたこと。本当にありがたかったなとしみじみ思う年の瀬です。

ここ数日、年明け2月に開催する漁業就業支援フェアのPRのため、YouTuber小豆島の漁師はまゆうさんに色々相談させていただいています。

「漁師になりたい!」という方に話を聞いてみると、

「子供のころテレビで漁師の番組をみてやってみたいと思った。」とい話をよく聞きます。

そしてここ数年は、「YouTubeで漁師をみてかっこいいな、やってみたいなと思った。」という方が増えました。

写真は12月27日に配信された「遠洋漁師になるって夢を叶える動画っ」

そんな中でも75万人のフォロワーがいるはまゆうさんが、漁師の仲間を増やしたいと、漁師jpPRパートナーとして私たちに協力してくださっていることは鬼に金棒です。

 2月のフェアのPRに使わせていただく動画の提供を依頼したところ、その日のうちに、YouTube用に撮影した動画をまるっ400ファイルぐらい送ってくれました。

PCにある動画全部送ってくれるところ、さすが漁師です(笑)

撮影に行く時間も予算もない私たちには本当にありがたい話です。

いただいた全動画を確認しました。その日のうちには終わらず深夜12時をまわってしまいましたが、使う動画を選んで制作の方にバトンタッチ。なんとか年内のデータ納品、間に合いました!

今までやったことがないPR、2024年はチャレンジします。

「そこに網仕掛けないでどうする!!」というベテラン漁師の声が聞こえました。

うまくいくかどうかわからないけど、やらないで怒られるよりやって怒られた方が次に繋がると思い決めました。

素材である動画を観ていて、行ったことのない小豆島に行った気分になり、そこで苦労している漁師さんたちの暮らしを想像し、いただいたこの動画をただのPRの素材にする訳にはいかないという気持ちになりました。

翌日、使わない動画をこのまま削除するにはあまりにもったいないから使わせて欲しいと私の希望をはまゆうさんに伝えると、「全部オッケーです」と快諾いただきました。

まずは年明けに横浜市の中学校でさせていただく授業の中で、はまゆうさんの動画使います!!

小さな魚を逃がしているシーン、お腹に卵がいるワタリガニを海に戻してあげるシーン…こうした姿を子供たちに伝えるのも私たちの大事な役目であり、それがYouTubeでみているはまゆうさんであることはきっと子供たちの心に刺さると思います。

そこから漁師になるかは別として、漁師という職業を応援してくれて未来に繋がると信じています。

漁師.jpのふたりのスタッフは11月に1週間行ってきた漁村研修を通じ、色々感じたようですが、私は年末の締め切りが迫る中、8時間視聴したはまゆうさんの動画で1週間分ぐらいの何かを得ました。

まだまだ未熟な私たちスタッフですが、私たちの活動が少しでも全国の漁師さんのためになれば!

いつもそんな話ばかりしている漁師.jpです。

本年は大変お世話になりました。

皆様、美味しい国産の海産物をいただき、良いお年をお迎えください。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

漁師.jpスタッフ一同

【漁師.jpスタッフその4】漁師を知っていく日々日記~漁業研修編~

 こんにちは。漁師.jpスタッフその4ことそのよんこです。

 11月上旬、私は岩手県釜石市大槌湾上でほたての貝殻洗浄をしていました。まさかの漁師へ転職??

 遡ること1ヶ月。事務局長より突然のお言葉。

「漁村体験行ってみたい?」

 2つ返事で飛んで行った先は、岩手県釜石市。11月の岩手県は寒いと担当者に脅され(?)防寒着をいっぱいつめたキャリーケース片手に東京から6時間かけて行ってきました。期間は5泊6日。体育会系出身でもなく、現在も運動習慣のない私。さてさて、無事に乗り切ることができるのでしょうか。

 初日3日間は漁師さんの元で現場研修。受入先は、ほたて、わかめ養殖の親方と新人漁師さん。親方は年齢=漁師歴という笑顔がとっても素敵な方。新人漁師さんは親方の指示のもと、寡黙に作業をされいきます(しゃべるとおちゃめ)

 なたのような刃のない包丁を使って、ほたての表面についたザラボヤや貝などのゴミを取る作業。いわゆるほたての貝殻洗浄です。この作業を2日目は海上でやりました。

 朝の光にさわやかな風。

 キラキラと光る水面がとても綺麗。

 作業で熱くなった体に風が心地よくぬけいてきます。

 そして、穏やかな海上に響く「ドン、しゃり、しゃり」という作業音。

 「これって最高の職場なんじゃ…」

 と、思ったのもつかの間、「腰が痛い…」

 やはり、作業は大変。ほたての入ったかごは重いし、座って前かがみでの作業が続きます。普段パソコン座り作業の私は翌日から筋肉痛地獄に見舞われました。

 合間の休憩タイムがとっても嬉しい。漁師さんは休憩上手。体力勝負なので合間にちょこちょこ食べたり飲んだり。約7時間の作業でしたが、思ったより疲れずに作業ができました。

 3日目は、かご漁に連れて行っていただきました。親方と新人漁師さんの息のあったコンビネーションでどんどんあがってくるかご。

 かごに魚が入っているととっても嬉しい!!この日の収穫はタコ5匹とどんこ2匹。魚倉に入れる作業のお手伝いをしました。タコはずっしり重くにょろにょろと動くため、ききわけのない中型犬を散歩させている気分に。

 その後は研修生にヒアリングへ。漁師.jpが支援している研修制度を使っている新人漁師さん達に会うことができました。書類の先にある漁師さんの生活。漁師さんの仕事や生活というものをよりリアルに感じ、漁師像がクリアになった瞬間でした。

 岩手県の漁業や環境問題について座学を受けたり、担当者に漁港巡りにつれいていっていただいたり。とにかく盛沢山の6日間。そんな漁業研修の最終日は…

定置網(萬宝丸)体験乗船

 AM3時出港。真っ暗闇の港の中で船だけが煌々と輝いています。その中、出港準備に追われる乗組員。

 桑の浜漁港から出港して、下り松漁場で網おこし1回。ほっちょか漁場に移動して網おこし2回。その後、6時半に釜石漁港で水揚げ。9時帰港という6時間の定置網漁師の仕事密着!!

「かっこい~!!!」

そう叫ばすにはいられない網おこし。漁師さんが必死に網を引き揚げている姿は圧巻です。

網が小さくなってくると網にはいった魚の姿がだんだん明確に。この瞬間はわくわくします。今日は何が獲れているのかな?

 さて問題です!この写真の右下の魚は何でしょうか??

 正解は「まんぼう」 なんと、小さいまんぼうがはいっていました。まんぼうは気づいたら、解体済。このあたりはまんぼうを食べるということで体験乗船後はまんぼうの刺身を酢味噌でいただきました。

 港に戻ってきた後の乗組員は朝食を食べて網の補修作業にいかれました。みなさん、いつまでも体調に気を付けて仕事がんばって下さい!

 最後になりましたが、受け入れてくれた釜石市の漁師さん、6日間家族のように面倒をみてくれた民宿の方々、岩手県の担当者の方々、心から感謝申し上げます!そして、1週間も漁業研修にいかせてくださった会長、事務局長、不在時に対応してくれたKITAIさん、ありがとうございました。

 奥深い漁業の世界。よんこの体当たり体験は今後も続いていきます!

 【最近の漁師.jp】

 先日、研修報告会と忘年会が終わり、年末モード…と行きたいところですが、事務所内は2月のフェアの準備にフルスロットル。その合間に事務局長とKITAIさんは水産高校のガイダンスへ。お土産にマドレーヌならぬマグレーヌをいただきました。お味はいかに…

KITAIが愛媛🍊で漁業研修をしてきたハナシ

お久しぶりです!KITAIです!

先日事務局長 馬上がアップした「はじめての漁村暮らし」でも取り上げていただきましたが、わたくしKITAI、先月愛媛県にて漁業研修の機会を1週間もいただきました。

まずはじめに申し上げます。
受け入れてくださったえひめ漁業担い手対策協議会(愛媛県漁業協同組合 担い手対策課)の渡邊さま、上田さま、本当にお世話になりました。
そして研修に行く機会を与えてくれた漁師.jp 小坂会長、馬上事務局長、ありがとうございました。


chapter1:鯛

愛媛県はマダイの養殖生産量日本一(出展:農林水産省 令和4年漁業・養殖業生産統計)なのですが、そんなマダイ養殖のエサやりを体験させていただきました。

毎朝(日曜日を除く)早朝から作業を開始。稚魚から育て始めたマダイが出荷されるまで約1年半。その間にイカダの交換をしたりと決して楽な仕事ではありませんが、研修生の岡崎さんは「仕事は楽しい」と仰っていました。

ペレット状のエサなのですが、これがとにかく重量級!毎日作業していればなんともない、とのことでしたがKITAIの腕は簡単に筋肉痛に。
鍛えなおそうと心に決めた瞬間でした。

イカダの真ん中にエサを入れていく隙間があるのですが、足を踏み外せば簡単に水の中に落ちる。
移動にはものすごく注意を払いました。

chapter2:真珠

真珠養殖の見学は、本当に新鮮でした。
なかなか見ることのできない現場を見せていただき、非常に勉強になりました。

稚貝の養殖から真珠養殖まで、それぞれがひとつずつ丁寧に作り上げたからこそ、あの綺麗な真珠が出来上がっているのだと思うと、感動すら覚えるほどでした。

こんな調子ですべて語ってしまうとおそらく明日の朝になるので、失礼ながら簡潔に紹介させていただきます。

稚貝養殖場

母貝養殖 貝掃除の様子

真珠の核入れの様子

採珠した真珠

chapter3:養殖はマダイや真珠だけじゃない

愛媛の養殖といえば先に紹介したマダイや真珠ですが、他にも養殖しているものを見学させていただきました。

青のりの養殖プール。
真珠会社の方が培養するところから始めている青のり養殖です。

ヒラメ養殖場。
水の底に広がる茶色いのはぜんぶヒラメです。すごい光景でした。

ちりめん加工。
毎日2回の漁に出ているそうですが、厳しい状態が続いているとのこと・・・

chapter4:魚島

研修では、愛媛の離島である魚島にも行ってきました。
その様子は、漁サポ.jpにて紹介させていただきたいと思います。

chapter5:愛媛での食事

実はKITAI、初めて愛媛県に訪れたのですが、食事もすごく楽しみにしていました。
有名な鯛めしやじゃこ天が食べられるかもしれない!と研修計画書を作りながら考えていたのはここだけの話・・・

そして有難いことに、いただくことができました!渡邊さまが紹介してくださった逸品たちです。

脳と体のフル稼働の為には、やっぱり美味しい食事は大事です。(と言い聞かせ)
左から鯛めし、刺身盛り合わせ、カメノテです。

このカメノテ、ずいぶん前から「食べてみたい」と思っていて、今回念願叶っていただくことができました。どれもすごく美味しかった・・・また食べたい・・・

研修を終えた今

そもそも、今回の研修の目的は「漁業現場での就業を体験し、現場の視点・考え・状況を知る」ことでした。日々ニュースを見て新聞を読んで、現場の方とメールや電話のやりとりをしても、実際に目で見て肌で感じなければわからないことがある。

そういった意味では現場の方とお会いして話を聞いて作業を体験してみて、「そうだったんだ」「なるほど」と思うことが本当にたくさんありました。
と同時に、やっぱり自分はまだまだ漁業に関して知識不足であると強く実感させられた瞬間でもあります。

愛媛県の方は、お会いするみなさんが明るく優しい方でした。
「東京から来ました」に対してあまり良い顔をされないのではないか・・そんな心配もしていましたがとんでもない。いろいろ教えてくれたり、お土産をくれたり、こちらからグイグイいかなくてもいつの間にかわたしが居る場所がそこにあったような気がします。

いつか「愛媛で漁師になりたいんです」ピンポイントな問合せを受けることがあったら、わたしがちゃんと説明できるように。今回の研修を経験と知識に変えないと意味がない。そう思いながら、今これを書いています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

KITAI🐡漁師.jp

漁師.jpスタッフ はじめての漁村暮らし

こんにちは!漁師.jp馬上です。

昨日スタッフ2名の研修報告会をしました。

漁師さんたちと仕事をするのに出張で1度会っただけでなく、もっとゆっくり滞在して見えてくることがあるだろうと、1年目2年目の2人のスタッフに

「1週間ぐらいの漁村研修って行ってみたい?」と聞いたら

2人とも「行きたい!!!」って。

「それなら自分でお願いして計画して寒くなる前に行っておいで!

作業もお手伝いさせてもらって少しでも役に立っておいで!」

とのことで2人ともどこに行こうか吟味し、岩手と愛媛に1週間ほど行ってきました。

自分で受け入れ先を交渉し、研修の目的を決め、研修日誌を付け、報告書とプレゼン資料をまとめ、

昨日は会長への報告会!!

漁村で学んだこと、感じたこと、

寒い中作業もしたし、

船に乗って素晴らしい景色も見て、

たくさんの方にヒアリングした内容を

コピペではない一からの作業で人に伝える。

こうした一連の業務をする練習でもありました。これからの漁師.jpを支える人材として。

最初に、彼女たちに伝えたのは、うちの団体はいつなくなるかわからない。

私を含めスタッフは1年契約。補助金がなくなったらみんな失業です。

その時になにもできませんではどこにもお嫁に出せません。

そしてそのお手伝いができなかったら管理者である私はあまりに無責任。こうした経験の全てがスキルアップに繋がっていくんじゃないかと思っています。

この状況、不安定といえば不安定だけどぬるま湯よりは本人のためになるのかもしれないと何事も前向きに思考です。

私自身も、出張でバタバタと行って帰ってくることが多く、若いころに「漁村」を知るための研修をしたかったということもあり、彼女たちにはまだ経験の浅いうちにこうした経験をさせることについて、会長からも了解をいただきました。

たった1週間ではあるけれどはじめての漁村暮らしは凝縮した時間となったようです。

昨日の報告会では2人とも期待を上回るプレゼンをしてくれて会長もびっくりしていました。

「来年もまた行ってきたらいい。こうした経験を業務に大いに活かして欲しい」と言っていただけました。

得るもの感じるものは東京の机に座っている時間の数十倍だったと思います。

早朝から操業に同行させていただいたり、何ヶ所も見学できるよう車を出していただいたりと漁師.jpの活動にこうして協力してくださる方々がいらっしゃることにも感謝しています。

岩手県漁業担い手基金高橋様、えひめ漁業担い手確保促進協議会渡邊様ほか現場で受け入れてくださった皆様 本当にありがとうございました。この経験を今後の業務に活かし恩返ししていきたいと言っていました。

研修したスタッフからの報告は後日お喋りnoteにアップされるのでぜひお読みください。

プレッシャーだったプレゼンから解放されたら忘年会!!

ここでもまさかの釣り(笑)釣れなきゃ食べられないプレッシャーはつづく。。。

その様子はstudio漁師.jpでアップします。今年一番の動画が撮れて満足な私。

漁業人材デザイナー馬上敦子

築地豊洲1万歩の旅

こんにちは!漁師.jp馬上です。

観光客で賑わう築地場外市場!

日本人も外国人も、皆さん日本の海の幸、そして玉子焼き、抹茶スイーツなどを食べ歩きしている人気スポット。

昨日、この激混みスポットに行ってきました!

ひしめき合う店舗にお客様がいない隙を見計らい、

「漁師を増やすためのイベントのポスターを貼ってください!」

最初に突撃したのは4月からスタッフとしてPRを担当している北井!

元営業の経験をここぞとばかり発揮し、アポなし伝手なしで店主にお願い。さすがです!

断られるの覚悟での突撃でしたが、なんとなんとほとんどの店舗の方が快諾くださり、

築地って温かい!!と感動🥺

主には漁師さんと繋がりの深い海産物のお店にお願いしたのですが、それ以外にも包丁屋さん、ドリンクスタンド、行列している玉子焼屋さんもなんの迷いもなく即OKをしてくださいました。

「あの辺に貼れませんか〜」

   「そうだな、ここなら貼れるな」

   「どこかその辺、貼っといて」

とそんなやりとりもありました。次行くときはセロテープ持参で行かなきゃ!!

そして、今度時間のある時に食べに、買いに行きます!

日本人が魚を食べなくなったといわれていますがこうして歩いていると老若男女、みんなやっぱりお魚大好きで並んででも食べてくれている!って明るい気持ちになるし、ずっと食べ続けられるよう、資源を大切にしつつ漁師さんを増やしていきたい。そんな想いが強くなります。

お昼の時間になると歩くのも大変な混雑。ここは少し場外市場から離れた穴場スポットへ!

いつも漁師.jpの活動の普及にご尽力いただいているjapan tunaの遠洋動画担当者と伺ったことのある、ぎんざまぐろやさんへ!

大将が店内にポスターを貼ってくださいました。

人気のバラチラシのランチ、美味しかった~♪

午後は先日伺った東京都農林水産部 水産課のご担当者様にご紹介いただき豊洲市場へ!!

一般社団法人豊洲市場協会様にも豊洲市場内や関連施設にもポスターの掲示やチラシ配布などご協力いただけることに!!小学生から大人まで様々な見学者が押し寄せる豊洲市場に漁師.jpのポスターが並びますよ~

続いては公益財団法人日本海事広報協会様へ!こちらは海の日を普及されている団体でもあります。

漁師.jpの小坂会長がいつも言っているのは、

「船に乗りたいという若者を無理に漁船に乗ってもらうことが我々の取り組みではない。船に乗って仕事をする選択肢の中に漁師という職業があることを知っていただくことが我々の役目だ。」

そんなお話もして、共通の海で繋がった非営利団体として相乗効果を生み出せるよう活動できたらいいですね!と話が盛り上がりました。

ちなみに漁師.jpが昨年海の日と同日を「漁師の日」と登録したことは知らなかったとのこと。こうしたご縁で知っていただき海で働くすべての皆さんにとって良い日になることを願っています。

築地も豊洲も年末に向け、日に日に人が増えるとのこと。

このビックチャンスを逃さぬようにと一歩一歩、気が付けば今日は中央区1万歩の旅でした。

今月は神奈川県の三崎魚市場にも突撃予定。もしお近くで「ポスター貼るよっ」て方がいらしたらご連絡いただけたら大変助かります。

もし私たちの活動が少しでも漁業界に貢献できていたらうれしいなってスタッフ一丸、毎日頑張っています。InstagramとTIKTOKで日々の活動を紹介しているstudio漁師.jpの動画も見ていただけたら嬉しいです。

漁業人材デザイナー馬上敦子

女性がいる漁村…私たちにしかできない活動

お疲れ様です!馬上です。

今週は三重県への出張から始まりました。

県内3つの地域から、海難事故を未然に防ぐための「カイゼン講習会」の開催希望があり、講師をお願いした下関水産大学校の藤井先生に同行させていただきました。

安全講習会の開催は、日ごろお忙しい漁師さんたちにとって優先順位が高くない傾向がありますが、今回現場からご希望をいただき、三重県漁連指導部様のご協力もあり開催することができました。

こうした取り組みで少しでも事故を減らし安心できる産業にしていければと思っています。

せっかくの現場訪問の機会なのでいろいろお話を聞かせていただきました。

月曜日に訪問した大紀町の魚類養殖の会社である長栄丸さん。コロナ禍に開催した漁業就業支援フェアに参加したことをきっかけに漁師になった、漁師3年生にお会いできました。

専門学校を卒業し東京から移住したとのことですが、漁村での生活に憧れていたそう。

すっかり馴染んでいて、先輩漁師とも仲良くしている姿と充実した生活が伺えて、コロナ禍でもイベントを開催した甲斐があったなと嬉しく思いました。

この先も元気に頑張っていただき港を盛り上げていただきたいですね!

続いて、尾鷲市の早田大敷さん。

ここにはこの夏、転職し三重県内大型定置初の女性漁師としてデビューした金澤さんが!!!

金澤さんは漁師.jpが今年3月3日にはじめて開催したオンライン女子セミナーに参加したことをきっかけに早田大敷さんに就職しました。元々釣りが好きだった彼女は女子セミナーの後、夢だった「漁師」になるために体験乗船をされ、前職を退職することを決心。7月に夢を叶えました。

三重県のこの地域は7月から11月上旬まで休漁期ということもあり、移住して数日後から約4ヶ月間は陸での作業・・・思っていたお魚が見られる生活とは打って変わりまさかの土木作業員的な・・・

慣れない力仕事が続き腱鞘炎を起こしてしまったりと、ここまで山あり谷ありだったようです。

周りの方の話だと、みんな早く仕事を覚えて馴染んで欲しい思いから、どんどん仕事を教えていたそう。それに応えようと頑張りすぎてしまったことで腱鞘炎になってしまったようで、ゆっくりできることを増やしていくようにと考え方を変えたそうです。

長かった休漁が明け、毎日漁に出るのが楽しみという金澤さん。笑顔がキラキラしていて乗組員の皆さんも嬉しそうでした。

社長のお話では前職の経験を生かして何やら新しい取り組みが始まったとのこと。これからの活躍に目が離せません!

私としてもあのタイミングで女子セミナーを開催して本当によかったなという嬉しい思いと、私の話を聞いたことで人生が変わることに対して身が引き締まりました。

毎日のように色々な方から相談を受けることがありますが、縁あってお話をさせていただくからには、その方の人生が少しでも豊かになるようしっかりしなければいけないなと思います。

続いて、熊野市遊木漁港に移り定置網を中心に20人弱の漁師さんへの講習会。

ここでは長いお付き合いになる恵洋水産の桑原社長にお話を伺いました。

「馬上さんとはもう15年以上の付き合いになるかなぁ」から始まり、漁業就業支援フェアに参加する意義をお話してくださいました。

「フェアに行くことで漁師になりたいという若い方と話をすることができることも大事なことだけれど、出展している他の地域の漁業者と話をすることができて色々な情報を得ることができる。

漁師.jpにも相談ができてこうした講習会を開催してもらうこともできた。

そんなこともあり、フェアは地元にいたら知ることができない情報を入手できる私たち漁師にとって本当に貴重な場なんです。」

そんな風にお話してくださることは主催者としてとても嬉しいことです。これまでも多くの出展者に「この場がなかったら自分たちは人を探す場がなくありがたい」といった声をいただき、私たちとしてもできるだけ多くの地域の方に参加していただけるよう努力してきました。

フェアでは出展者同士がお互いの現状や取り組みなどの情報交換している姿が見られます。

そんな姿をみて以前から出展団体が情報交換をする懇親会のような場をセットできたらいいなと思っているのですがなかなかそこまでの余力がなく開催できていません。

フェアの時間は私たちも慌ただしく出展団体の方とゆっくり話をする時間も取れないのですが皆様と情報交換の場があれば何かに繋がるかもしれません。

私たち漁師.jpでなければできない取り組み。まだまだありそうです。

これまで出展された漁業関係者の皆様と作り上げてきた漁業就業支援フェア。2月に東京大阪で追加開催することで準備を進めています。

こんなことはできないか!などあればできるできないはともかく教えていただけたら検討させていただきます。

漁業人材デザイナー 馬上敦子

10/27(金)中学生向けオンラインセミナー初開催!保護者も参加OK◎

こんにちは!漁師.jp馬上です。

昨年度から始め、オンラインセミナーとしてはすっかり定番となった「漁師の仕事!知るセミナー」

10月20日には「漁師就活セミナー」ということで学生さんにご参加いただきました。

水産庁漁政部企画課の林様にご参加いただき、参加者の皆様からのご質問にも答えていただきました。

これまで一般向け、学生向け、女子セミナーを開催し、それぞれのセミナーにゲストの漁業者さんにもご参加いただき有意義なセミナーとなっていましたが、今回初めて中学生向けのセミナーを開催します!

漁師の仕事!中学生セミナー(zoom開催)

日時 10月27日(金)17時~(1時間程度)

ゲスト 神奈川県立海洋高校 澤村和洋先生 水産庁漁政部企画課 結城佳祐様

概要 日本の漁業について、水産高校ってどんなところ?、進路相談

この時期、高校への進路決定を直前に控えて悩んでいる中学3年生、どうしたらいいかわからないけど漁師の進路を相談できるところってなかなかないですよね。

夏に開催した漁業就業支援フェアにはたくさんの中学生が保護者の方と参加してくださり進路についてお話をさせていただきました。

「漁師になりたいけれど、近くに水産高校がないし、そもそも水産高校ってどんなところなのかわからないと」いった質問もありました。

ちょうど私自身も息子が中学3年生ということもあり、これは他人ごとではない!!

ちゃんといろいろな情報を知っていただき、最善の進路に進んでいただきたいなと思い今回のセミナーを開催します。

決して、水産高校だけを推すためのセミナーではありませんのでその点ではご安心ください。

参加費は無料です。お気軽にご参加ください♪

現在中学1年生から3年生の方から多数お申込みいただいています。当日はぜひ保護者の方も一緒にご参加ください。

【参加者募集・申し込み】

セミナーへの参加申し込みは、こちら ▶▶▶ 参加申し込み

お申し込みいただいた方には直接ご登録のアドレスにzoomのURLをお送りします。

当日はわたくし馬上がナビゲートさせていただきます。たくさんのご参加お待ちしています!

漁業人材デザイナー 馬上敦子

studio漁師.jp始めました!

漁師.jp馬上です。

JR目黒駅前にある事務所までの通勤電車の中で、いつも「次、何やろう…。」って考えています。時には乗り過ごしていくつか先の駅まで行ってしまうこともあるのだけれど東急目黒線で漁師.jpの活動が始まっている(笑)

以前からいろんな方に「もっと漁の動画を使って現場のリアルな様子を発信したらいいんじゃないか」とアドバイスをいただいて、そうなんだよなあって思っていましたが、私たちは普段東京で仕事をしていて漁の様子を日常的に発信するには誰かに動画をもらわなくてならなくて、それが私たちのような公共的な団体だとどこか1ヶ所では都合が悪くて、協力してくれる人がそんなに全国にいる訳でもない中で停滞していました。

先週、電車の中で浮かんだのは、

「漁師.jpってほかにない全国唯一の活動をしているんだから、何も12万人いる漁師さんにできる漁の動画の発信をするより、漁師.jpの日常のリアルを発信した方が希少価値があるんじゃない?

そうだよね、それにはまずスタジオ作らなきゃ!」

朝、事務所についてスタッフ2名に伝えると、「それ行きましょう!」と即決!

「今日はスタジオ作りだ!!」ということで、〝studio漁師.jp”が完成しました(^▽^)/

まずは我が小坂会長!

出勤するなり、「会長、今日撮影です!そこにどうぞ!」と伝えると、まったく動じることなくいつもの調子で語ってくださいました。さすが長老の貫録です!

編集は4月に入社した北井が担当し、日に日にスキルアップしています✨こちらもさすがです!

今週は、徳島県の伊座利漁協の草野組合長と冨田様夫妻に訪問いただき初来客として撮影に協力いただきました。

昨日はJF共水連様にお越しいただき、快く撮影させていただきました。

共水連の後藤さん!実家が漁師さんということもあり、漁師に熱い方で漁師.jpの活動にもとても協力的です。

JF共水連さんの動画は続編も後日アップさせていただきます。

こうしてインタビューすると思いがけない話が聞けたりするのも良いし、普段私が漁師さんと話をして聞いている〝漁師あるある”〝漁師しかしらない話”を少しでもお伝えしていけたらなと思っています。

動画はYouTube、Instagram、Facebook、TikTok、LINE VOOMなど各種SNSでご覧いただけます。

皆様の様子をお伝えしていきたいのでぜひ東京にお越しの際は、studio漁師.jpにお立ち寄りください。

漁業人材デザイナー馬上敦子

【追加開催決定!】漁業就業支援フェア

涼しくなったと思ったらまた暑い。
季節の変わり目は体調を崩しやすいと言われていますが、みなさんご無事でしょうか。

2023年夏に3会場で開催した、漁業就業支援フェアの追加開催が決定しました。

大阪会場:2024年2月12日(月・休)
東京会場:2024年2月23日(金・祝)

漁業関係者、一般の方双方から「就業支援フェアの追加開催はありますか?」という問合せが多く、
水産庁との協議を重ね年度内の追加での開催決定に至りました。

漁師に興味のある方はぜひこちらのイベントに参加いただき、全国の漁業者と直接話をしてください。

イベントの詳細情報は、今後漁師.jpホームページや公式SNS等で発信していきます。

~漁業関係者の方へ~

※フェアに参加いただく出展団体は漁連等所属団体を通じ募集いたします。

募集期間は11月下旬より12月中旬の予定です。

イベントの告知等PRにご協力ください。