KITAIが愛媛🍊で漁業研修をしてきたハナシ

お久しぶりです!KITAIです!

先日事務局長 馬上がアップした「はじめての漁村暮らし」でも取り上げていただきましたが、わたくしKITAI、先月愛媛県にて漁業研修の機会を1週間もいただきました。

まずはじめに申し上げます。
受け入れてくださったえひめ漁業担い手対策協議会(愛媛県漁業協同組合 担い手対策課)の渡邊さま、上田さま、本当にお世話になりました。
そして研修に行く機会を与えてくれた漁師.jp 小坂会長、馬上事務局長、ありがとうございました。


chapter1:鯛

愛媛県はマダイの養殖生産量日本一(出展:農林水産省 令和4年漁業・養殖業生産統計)なのですが、そんなマダイ養殖のエサやりを体験させていただきました。

毎朝(日曜日を除く)早朝から作業を開始。稚魚から育て始めたマダイが出荷されるまで約1年半。その間にイカダの交換をしたりと決して楽な仕事ではありませんが、研修生の岡崎さんは「仕事は楽しい」と仰っていました。

ペレット状のエサなのですが、これがとにかく重量級!毎日作業していればなんともない、とのことでしたがKITAIの腕は簡単に筋肉痛に。
鍛えなおそうと心に決めた瞬間でした。

イカダの真ん中にエサを入れていく隙間があるのですが、足を踏み外せば簡単に水の中に落ちる。
移動にはものすごく注意を払いました。

chapter2:真珠

真珠養殖の見学は、本当に新鮮でした。
なかなか見ることのできない現場を見せていただき、非常に勉強になりました。

稚貝の養殖から真珠養殖まで、それぞれがひとつずつ丁寧に作り上げたからこそ、あの綺麗な真珠が出来上がっているのだと思うと、感動すら覚えるほどでした。

こんな調子ですべて語ってしまうとおそらく明日の朝になるので、失礼ながら簡潔に紹介させていただきます。

稚貝養殖場

母貝養殖 貝掃除の様子

真珠の核入れの様子

採珠した真珠

chapter3:養殖はマダイや真珠だけじゃない

愛媛の養殖といえば先に紹介したマダイや真珠ですが、他にも養殖しているものを見学させていただきました。

青のりの養殖プール。
真珠会社の方が培養するところから始めている青のり養殖です。

ヒラメ養殖場。
水の底に広がる茶色いのはぜんぶヒラメです。すごい光景でした。

ちりめん加工。
毎日2回の漁に出ているそうですが、厳しい状態が続いているとのこと・・・

chapter4:魚島

研修では、愛媛の離島である魚島にも行ってきました。
その様子は、漁サポ.jpにて紹介させていただきたいと思います。

chapter5:愛媛での食事

実はKITAI、初めて愛媛県に訪れたのですが、食事もすごく楽しみにしていました。
有名な鯛めしやじゃこ天が食べられるかもしれない!と研修計画書を作りながら考えていたのはここだけの話・・・

そして有難いことに、いただくことができました!渡邊さまが紹介してくださった逸品たちです。

脳と体のフル稼働の為には、やっぱり美味しい食事は大事です。(と言い聞かせ)
左から鯛めし、刺身盛り合わせ、カメノテです。

このカメノテ、ずいぶん前から「食べてみたい」と思っていて、今回念願叶っていただくことができました。どれもすごく美味しかった・・・また食べたい・・・

研修を終えた今

そもそも、今回の研修の目的は「漁業現場での就業を体験し、現場の視点・考え・状況を知る」ことでした。日々ニュースを見て新聞を読んで、現場の方とメールや電話のやりとりをしても、実際に目で見て肌で感じなければわからないことがある。

そういった意味では現場の方とお会いして話を聞いて作業を体験してみて、「そうだったんだ」「なるほど」と思うことが本当にたくさんありました。
と同時に、やっぱり自分はまだまだ漁業に関して知識不足であると強く実感させられた瞬間でもあります。

愛媛県の方は、お会いするみなさんが明るく優しい方でした。
「東京から来ました」に対してあまり良い顔をされないのではないか・・そんな心配もしていましたがとんでもない。いろいろ教えてくれたり、お土産をくれたり、こちらからグイグイいかなくてもいつの間にかわたしが居る場所がそこにあったような気がします。

いつか「愛媛で漁師になりたいんです」ピンポイントな問合せを受けることがあったら、わたしがちゃんと説明できるように。今回の研修を経験と知識に変えないと意味がない。そう思いながら、今これを書いています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

KITAI🐡漁師.jp