さて、今年度も慌ただしくスタートを切りました。
今年度は何とか夏に向けて3ケ所分の就業支援フェアの予算をいただき、7月に福岡、東京、大阪で開催することになりました。この数年間、どうしたら低予算でフェアを開催できるか、私たちなりに努力してきたことも3会場での開催に繋がりました。
昨年度も開催した焼津でのミニ就業支援フェアも、今年も焼津水産高校の先生方のご協力もあり6月3日に開催します。こちらは事前登録制で来場者にどんな話を聞きたいか調査した上で出展団体を決めていく逆指名形式でのイベントです。
また、イベントに先立ち昨年好評だったオンラインセミナーも随時企画していきます。
そして今年度は初めて日本財団からの助成を受けられることになりました。今まで国の助成ではできなかった小中学生に向けた発信をしていきたいと思います。
これまで色々な取り組みをしてきたことでマスコミなどからのお問い合わせがとても増えてきています。全国各地のよい事例をご紹介して取り上げていきたいと思いますので、漁業者の皆様からの情報提供をお待ちしています。
できることなら良い事例を発信していくことだけをしていきたいところですが、残念なことにパワハラや雇用契約のトラブルの報告も尽きません。こうしたことに対応しない地域や団体があることですがる思いでこちらに電話してくる若者もいるのです。
こうしたことに目を背けていたら私たちの目指している漁師を増やすことは叶いません。増やす努力以上に減らさない努力をすること。
船内の人間関係、環境改善こそが最大の安全対策であり持続可能な漁業への道だと日々感じています。今後も私たちなりにできることを地道に取り組んでいきたい思います。
私たちの活動の普及をお手伝いいただける「漁師jpPRパートナー」を募集したところ3月31日までに114の登録がありましたが、そのほとんどが漁業と直接ご縁のない会社で、ありがたいことに漁師を応援してくれています。
漁師とは国民の皆様から応援される職業なんです。今年の漁師の日(7月第3週月曜日、東京で漁業就業支援フェアを開催)には「漁師ってなれるんだ!」「漁師やってみよう!」という流れになるように色々なことにチャレンジしていきたいと思います。
嬉しいことに本日から常勤スタッフが1名増えました!
全国の漁師さんのお役に立てるよう頑張ってまいりますので今年度も漁師.jpをよろしくお願いいたします。
漁業人材デザイナー 馬上敦子