漁業就業支援フェア2022大阪 台風14号により時間を短縮しましたが無事に開催できました。
日時:2022年9月19日(月)敬老の日 12:00-15:00
場所:マイドームおおさか2階CDホール
参加団体数:29団体(うちオンライン2団体)
来場者:77名(+同行者)
【来場者に配布した出展団体パンフレット】
開催4日前に超大型台風が発生し、その直後から出展団体からのご連絡が相次ぎました。
早い段階で出展を取りやめたところもあれば直前まで台風の進路をみて参加を決定するところもありましたが、みなさん参加に対して前向き!
結果的には予定していた半分ほどの出展となってしまいましたが、このやり取りから皆さんのお役にたてるようできるだけ開催の方向でとの想いで進めてきました。
開催中止の判断基準として、大阪市内の鉄道各社が計画運休を発表され来場者が来られない場合は中止としていました。
前日朝の時点では特段発表がなかったため、スタッフも大阪に移動をし始めた14時半、大阪市内の鉄道及び東海道新幹線が正午より本数を減らし、夕方には運休と発表され、
「来場者来れないかも.。。。」
「帰れない出展者がでてきてしまう。。。」
「でもみなさんもう移動を始めちゃってる。。。」
いろんなことが頭をよぎりましたが、時間を短縮して決行を決定。Twitterなどで発信しました。
出展キャンセルの情報を運営会社であるマイナビさんに密に連絡し、会場の準備は万全!
敬老の日にちなんだ笑顔が素敵なベテラン漁師たちが入口でお出迎えです。
出展団体が続々と来場し、まずは出展団体の事前説明会。漁師.jp小坂会長と水産庁松澤担当官よりご挨拶をいただき、10分ほどの短縮バージョンで行いました。
何人かの来場者の方から「明日の出展団体はどのぐらい来ますか?」とのお問合せのお電話がはいっていたので、開始前にご参加いただいた出展者を撮影してTwitterで発信!
全部撮影できなくてごめんなさい!
12時に漁師希望者である来場者の受付を開始しました。
ここではブースでの面談の際に出展団体に履歴書の代わりに渡す「コミュニケーションカード」を記入していただきます。
受付後、会場入口で漁師.jpスタッフより簡単にフェアをご紹介しました。
漁業のこと、全くわからりません!という方はそのまま「総合相談ブース」で漁師.jp、水産庁より漁業ガイダンス。
そのまま漁師さん、漁業関係者と話したい方はブースへGO!
2つですがオンラインブースも設置しました。
みなさん熱心に面談していて、ほとんどのブースが常に埋まっている状況でした。
出展を泣く泣く諦めた漁業者さんが
「台風の中、来てくださる来場者さんは絶対漁師向きだから行きたいけど、どうしても次の日仕事の予定があり帰れなくなるといけないのでやめます」
と言っておられましたが、本当に皆さん充実した面談をされていました。
★こんな台風の中なので急遽プレゼント企画★
ご来場されアンケートにご協力いただいた方に漁師.jpオリジナルタオルをプレゼントすることを、Twitterで発信しました。持参していた30枚限定!
最終的には来場者77名(+同行者)とコロナ前の200名ぐらい来ていただいていた時に比べると半分以下にはなりますが、コロナ禍のフェアは来場者の就業意欲が高く、少ないながらも満足度の高いフェアとなっていることが出展団体のアンケート結果に出ていました。
今回の来場者は52%(40名)が大阪府内からの参加、大阪府、京都府、兵庫県の3つの府県からの参加で集計すると69%(53名)となりました。
台風が警戒される中なので、近隣からの参加が多かったのか、コロナ前の2019年大阪フェア(来場者221名)と比較してみたところ、大阪府内からの来場者が50%、2府1県からの来場者が73%と、今回台風&コロナのダブルパンチにも関わらず、コロナ前より遠方からの参加者の割合が増えていました。
さすがに西日本からの来場者が減ってしまいましたが、遠くは群馬県、長野県、首都圏からの参加者もいらして、就業支援フェアの重要性を示す結果となりました。
今回の来場者の平均年齢は34歳、高校生、専門学校生、大学生のご参加が17名(22%)、中学生も1名参加。
学生の中には7月からオンライン開催してきた「漁師就活セミナー」の参加者もいたり、セミナーをきっかけにお友達を連れて来場してくれた大学生がいたり、嬉しいご対面が叶いました。
これまで地道に活動してきたことが実を結びつつあることを嬉しく思います😊
前回の7月18日海の日に開催した東京フェアに続き、今回は敬老の日開催。過去に祝日に開催したことはほとんどなかったのですが、今年は旗日開催yearとなりました。
生涯現役 海のアスリート
食料を安定的に確保することが最大の使命である漁業は、人がモノを食べ続ける以上、なくならない産業であり、守っていかなければいけない産業です。
今の日本の漁師は65歳以上が40%を占め、高齢化が進んでいますが、その皆様も戦力となり日本の食卓を支えています。
そんなベテラン漁師の皆様に敬意と感謝の気持ちを込めてポスターを作成しました。
敬老の日キャンペーンにはくら寿司様にご協力をいただいています。
会場にはくら寿司のさかなくんこと天然魚プロジェクトマネージャーの大濱様にお越しいただきました。
漁師は、海上での作業が主で危険もあり、漁獲には技術も必要なことから定年後の再就職先として選択することはなかなか厳しいところもありますが、若いうちから技術学び、新しい手法も取り入れることで、いくつになっても第一線で活躍することができる海のアスリートであり、それは若い世代にとってはとても魅力的なことです。
海況の変化など、不安な部分もありますが、それも含めて戦っている漁師さんたちのために私たちにできることは協力していきたいものです。
たくさんの方から「次はいつですか?」とフェアの開催を願う問い合わせをいただいていますが、今年度の漁業就業支援フェアの開催は残念ながら未定です。
ただ、今年海の日と同日を「漁師の日」と制定し、「この日には必ずどこかで漁業就業支援フェアを開催します」と漁師の日記念セレモニーの場で漁師.jp小坂会長から言及したとおり、来年の7月第3週月曜日である2023年7月17日には必ず開催したいと思っています。
産経新聞さんに素敵な広告画像を作っていただきました。
頑張っているニッポンの「全ての漁師にリスペクトを。」
最後に、台風14号により被害を受けられた皆様の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
漁業人材デザイナー 馬上敦子