下関の沖合底びき船の皆様の取り組みのご紹介

漁師.jpサポーターの株式会社下関漁業さんと有限会社昭和水産さん、有限会社佐賀水産さんが中心となり取り組んでいる下関おきそこ地域水産業再生委員会の「浜の活力再生プラン」が優良事例として農林水産大臣賞を受賞されたとのことで本日付けの水産経済新聞にも掲載されていました。

魚を獲ることに専念されてきた漁師さんにはとっつき難く感じる「ICTの導入」ですが、下関漁業の大山社長のお話では、船の皆さんも今まで書いていたことをタブレットに入力するだけなので、簡単にこなしてくれているとのこと。ここまでの調整や仕組み作りは大変だったと思いますが、早く馴染めて時短に繋がり、オフの時間が増えたことは漁師さんや陸上の皆さんにとってもありがたい取り組みですね。

農水省さんから配信されている動画がわかりやすいのでぜひご覧ください。

沖底船は漁期中の仕事がハードで新人漁師が入っていくには厳しい環境でしたが、こういった効率化により、若者が入りやすく、またスマホ世代の新人が得意とする分野でベテランの方をサポートできる体制になっていったら良いなと思っています。

現在、下関の沖底船(山口県以東機船底曳網漁協)と全国底曳網漁業連合会、漁師.jpでおきそこ船への乗船希望者を増やそうと動画を制作しています。おきそこ船って一般の方からはイメージしにくく、「乗船してみたい!」と思っていただくような普及ができていなかったように思います。

まぐろ船やさんま船のように魚種を限定せず、あんこうをはじめ、のどぐろやカレイ、イカなどバラエティー豊富な魚が獲れます。そして、約1週間の航海で毎回同じ下関港に帰ってくることや長期の休漁期があることも魅力です。

配信されたらまたご案内させていただきます♪

9/19大阪フェアには出展されませんが、随時下関のおきそこ船でも乗組員の募集をしています。

漁業人材デザイナー 馬上敦子