こんにちは!漁師.jpの馬上です。
東京は良いお天気が続き、黄金色のイチョウの葉がキラキラしています。
さて、今回は福井県立大学かつみキャンパスでの2日間についてご報告させていただきます。

🎓11月に福井県立大学・海洋生物資源学部 先端増養殖科の学生さん約30名に、2日間にわたって講義の時間をいただきました。
3年ほど前にできた「かつみキャンパス」は小浜駅から車で20分、若狭湾の複雑な入江に面した、海との一体感が感じられる場所にありました。
増養殖を学ぶ学生さんたちとの2日間は、単なる座学で終わらせない、特別な時間となりました。
1日目:漁師.jpの「想い」を学生に伝える
初日は、漁師.jpの新入社員研修を模した形で、私たちの活動の取り組みと、そこに込めた想いを90分×2コマ 180分で伝えました。
私が2005年からこの事業に携わってきた中で見てきた現実。

- キラキラした理想論だけではなく、漁業の厳しさや3Kと言われることも正直に伝えた上で、「辞めることのない産業」に変革していく重要性。
- 漁師の役割:は魚を獲ることだけにとどまらない、食と日本を支える仕事としての役割と可能性。
を共有しました。
彼らは熱心に耳を傾け、最後にそれぞれの感じたことを発言してくれました。
2日目:PR動画制作を通じ学生が伝える
2日目は、漁師.jpの「スタッフ」として、「漁業就業支援フェアへの集客のためのPR動画」を制作してもらうワーク型で行いました。
1日目の講義の中から、彼ら自身が
「これを伝えたい!」
と感じたポイントを、個々人またはグループで動画に落とし込んでもらったのです。
初めての動画編集作業に戸惑う学生さんもいましたが、出来上がった動画はどれも本当に素晴らしかった!
中でも、私が最も胸を打たれたのは、動画で使われていたこの言葉です。
「実は漁師は “スーパーヒーロー”」
私が伝えた漁師という仕事の「役割」が、若い彼ら自身の言葉でこんな風に表現されたことに、心から感動しました。
今回の講義は、昨年度、福井県の漁業5か年計画策定検討委員会でお会いした同大学の渡慶次先生からのお声がけで実現しました。
養殖を学ぶ学生さんたちへの講義の時間でしたが、担い手問題を考える時間を取りたいということで、こちらからのこのような授業の提案にも前向きに対応くださいました。
渡慶次先生は、学生さんたちが制作してくれた動画をみて、漁師.jpの活動の「想い」が、彼ら自身の言葉と視点を通して表現されていたことに驚き一緒に喜んでくれて、そんなひとつひとつが素敵な2日間でした!
今回学生さんたちに制作いただいた動画は、来年2月に東京・大阪で開催する漁師フェアのPRとして、漁師.jpのSNSで順次公開していく予定です。
もしこの彼らの想いが詰まった動画が心に響き、フェアに来場され漁師になる方が現われたらと思うと今からワクワクします。
ぜひ見た方は、「いいね」や「シェア」など拡散へのご協力、そして応援のメッセージをいただけると嬉しいです!これまでの漁師.jpの動画とちょっと違う要素が入っています(笑)
これには85万人のフォロワーのいるYouTuberはまゆうさんもびっくり!

皆様の応援が、未来の「スーパーヒーロー」の背中を押す力になります。
学生さんたちが動画制作をしている時間に私もこんな動画を作りました!
福井県立大学の渡慶次先生、学生さんたち!素敵な時間をありがとうございました!
漁師.jpの活動を支えてくださる全ての方に、心から感謝申し上げます。
漁業人材デザイナー馬上敦子