近年、漁業就業支援フェア(漁師フェア)では、沿岸漁業を中心に女性の採用を希望する団体が増えています。
昨年の漁師フェア出展団体へのアンケートでは、沿岸漁業の出展団体の約半数が女性を「積極的に採用したい」または「採用を検討している」と回答しました。
このような背景を受け、漁師.jpでは、7月に開催する漁師フェア会場内で厚生労働省などが推進する「ポジティブ・アクション」の普及促進を行います。
ポジティブ・アクションとは?
ポジティブ・アクションとは、男女間の雇用格差を解消するため、企業が自主的に女性の採用を増やす取り組みです。詳しい内容は、厚生労働省のウェブサイト ≪こちら≫ をご覧ください。
女性漁師の活躍を応援
現在、水産庁のデータによると漁業就業者の女性の割合は約1割と少ない状況ですが、SNSなどでは女性漁師の活躍が少しずつ見られるようになってきました。
漁師フェアへの女性来場者も増加傾向にあることから、漁師.jpでは2022年度より女性を対象としたオンラインセミナーを開催するなど、女性が漁業に就きやすい環境づくりを支援してきました。
女性の受け入れに積極的な団体と、漁業に興味を持つ女性来場者の両方が増えている今、漁師フェア会場内で「ポジティブ・アクション」を推進することで、女性漁師の増加をさらに後押しできると考えています。
会場での取り組み内容
具体的には、以下の取り組みを実施します。
- 女性の採用を希望する出展団体のブースにステッカーを掲示します。
- 来場者へ配布するパンフレットに、女性の採用を希望する出展団体がわかるように記載します。
これらの取り組みを通じて、女性が漁業という魅力ある仕事にチャレンジしやすい環境を整え、多様な人材が活躍できる漁業の未来を築いていきたいと考えています。
ご来場をお待ちしております。