漁業就業支援フェア2023 無事に終わりました★

漁師.jp馬上です。4年ぶりとなった漁業就業支援フェア列島縦断3会場開催。

ご報告が大変遅くなりましたが、まずは無事に終えることができご参加いただいた皆様、PRにご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

7月8日(土)福岡フェア 来場者43名

7月17日(月祝)東京フェア 来場者188名

7月22日(土)大阪フェア 来場者109名

3会場合計340名にご来場いただきました。

コロナ以来4年ぶりに参加いただいた出展団体が多数となり、出展団体の全てのご希望に添えず会場を絞ってのご参加となりました。心苦しいところですが、会場の規模、来場者数との兼ね合いもあり、いたずらに出展を増やすこともできない現状があります。

それでも「やっと参加できました!」と4年ぶりにご参加された出展団体からの声はとても嬉しく心に響きました。

昨年10月から募集を始めた「漁師.jpPRパートナー」につきましては現在登録が200を超え、それぞれがポスターを貼ってくださったりSNSなどで発信し、フェアの来場者確保に協力してくださいました。

また、小豆島の漁師はまゆうさん(YouTube登録者数64万人)にポスターの写真を無償提供いただき、これまでにないポスターをくら寿司様、マイナビ農業様の協力で制作しました。PRパートナーの皆様には感謝しかないです。本当にありがとうございました。

フェア当日の各会場では各ブースで熱心に話し込んでいる姿がありました。

20年近くこうしてフェアを開催してきましたが、ここにくると

「漁師になりたい人がこんなにいるんだ」

ということを感じます。地方からこのために出てこられた出展団体の皆様が、ここにくることで刺激を受け、色々な想いを持ち帰っているようです。

これは私たちスタッフも同じく、参加された出展団体の皆様からのお話や励ましの言葉が大きな刺激になっていることは間違いありません。特に今回、出展団体の調整等の事務回りを担当した猪子、PR関係を担当した北井は、たくさんの出展団体の皆様と直接お会いし話すことができ、今後の原動力になったことかと思います。

今回、漁師.jpのスタッフがいる総合相談ブースには、

「漁業のことが全くわからないけど、それでも漁師になれますか?」

という中学1年生から3年生が保護者の方と一緒にたくさん来てくれました。

最近のフェアは進路の相談になることも多く、

「ほかに聞くところがなかったのでとても参考になりました。」

と言って、色々なブースを回りわからないことがあるとまた質問をしに戻ってきます。

お帰りの前に、「今日は本当によい話が聞けて、息子の進路が定まってきました。」というお母さんの言葉に、同じ世代の息子を持つ一人の母として本当にうれしく、頼もしい漁師になっていく姿をずっと応援したいなと思います。

今回、「漁師の日」の企画として「夏休み自由研究大作戦 漁師の仕事!知る授業」を開催しました。

ここ数年、小学生が漁師に興味を持ちフェアに参加いただくことが多くなりましたが今回は漁師になりたい小学生だけではなく、夏休みの宿題として「漁師と漁師の日」について楽しく学ぶ企画に参加いただきました。

事前に出展団体の皆様には、子供たちに渡すお土産を募り、フェア当日にはインタビューに来た子供たちへの対応の協力をお願いしていました。

お土産は、漁網で作ったエコタワシ(長崎県天洋丸様)やブリのぬいぐるみ(高知県椎名大敷様)、魚の漢字が書いていあるクリアファイル(石川県漁協様)や魚の出荷用のシールなどなかなかレアなものをご提供いただき、セミナー終了後に嬉しそうに選んでいる子供たちがとてもかわいかったです。大阪会場ではくら寿司様よりびっくらポンと鬼滅の刃のうちわと豪華なお土産!!

東京会場には水産庁森長官がお休みにも関わらず、フェアの様子を見に来てくださいました。できたら知る授業に参加していただき、子供たちと一緒に記念撮影をしていただけないかとお願いしたところ、ご快諾いただきました。森長官からは「今日は漁師の日だからぜひ魚を食べて感謝してくださいね!」といったお言葉をいただき、終了後に記念撮影をしました。なんと森長官に名刺交換を申し出た小学生が!これには長官もびっくりでした。

そして今回の就業支援フェアには漁師という職に興味を持ち、応援したいという大学生など色々な方が会場に足を運んでくれました。

食を勉強し日本の文化をもっと海外に発信していきたいという金山さんにはインターンシップとして出展団体を回らせていただきました。漁業者さんの丁寧な対応に感激し、これからも漁師の皆さんのお役に立ちたいと感想をいただきました。

3月に開催した女子セミナーに参加してくれた大学生も東京フェアに来られこれからどうやって漁業に関わっていけるかを模索されていました。

素晴らしい日本の若者が私たちを応援してくださることに勇気がでてきます。

フェアが終わり、今、連日出展団体の方から

「雇い入れが決まりました!」

「今度体験乗船に来ることになりました!」

といったご報告が寄せられています。

漁師という職業が一般的な職業の選択肢のひとつに加わるまでにはまだまだ道のりは遠いですが、漁師.jpが長年かけて種をまき、積み重ねてきた取り組みから、全国の港で芽が出て花を咲かせてくれているという報告を聞けること、スタッフ一同楽しみにお待ちしています。

漁師の仕事!まるごとイベント漁業就業支援フェア2023夏

ご参加ご協力ありがとうございました。次のフェアの開催は未定ですが、次はもっと良いイベントになるよう頑張っていきます。

漁業人材デザイナー馬上敦子