こんにちは!漁師.jpの馬上です。
あっという間に6月も中旬に差し掛かろうとしています。
今回は、5月31日に静岡県焼津港で開催した「船と漁業を知る授業2026焼津」の様子をお届けします。
漁師.jpでは年間を通じて様々なイベントを企画運営していますが、今年で3年目を迎えたこの取り組みは、私にとって今年も特別で、深く印象に残る一日となりました。

回を重ねるごとに、この授業が持つ熱量と規模は確実に大きくなっています。
今回は静岡県内を中心とした中学生の他、全国11校の水産高校から、先生や生徒の皆さん総勢208名もの参加申し込みをいただきました。
見学船も今年は3隻に増え、過去最大のスケールでの開催です。
🚢海外まき網船:第十八いちまる(760t)

🚢遠洋まぐろはえ縄船:第二十一福龍丸(499t)

🚢遠洋かつお一本釣り船 実習船やいづ(559t)

私たちがこの授業を水産高校の先生方や漁業会社の皆さんと共につくり上げる背景には、2つの明確なミッションがあります。
- 中学生に水産高校の魅力を伝え、入学のきっかけにしてもらうこと
- 全国の水産高校生を集めて大型船を体感してもらい、漁業への就業意欲を高めてもらうこと
当日は、各船で漁業会社の方々が「少しでも多くの方に海の仕事の魅力を伝えたい」と、熱心に説明する姿がそこかしこに見られました。前日の準備のためのミーティングでも皆さん真剣です!
普段の会議などでは顔を合わせても、現場で共に汗を流す機会は少ない者同士。
そんな大人たちが、一つの目的に向かって垣根を越え協力し合う姿は、きっと参加されたみなさんの心に真っ直ぐ届いたのではないかと思います。

昨年のこの授業をきっかけに、「漁師になる」という夢を叶えた水産高校卒業生がこの春から各地で頑張っています。今年の4月に遠洋かつお一本釣り漁船に乗船し、1航海を終えたばかりの先輩が、なんとこの日、たまたま焼津港に入港していました。しかも二人も!!


SNSでこの授業が開催されていることを知り、会いに来てくれたそうです。思いがけない再会。
ほんの数ヶ月前まで高校生だったのに、すっかり頼もしい「漁師」の顔に!
奇跡の再会に立ち会えませんでしたが、先生方からそんなエピソードを伺い、とても嬉しくなりました。
漁業の世界は決して甘くありません。特に長期航海となる遠洋漁業は、厳しい自然との闘いにプラスして様々な我慢もあります。だからこそ、私たちはキラキラしたことだけを並べて若者を誘うようなことはしません。
それでも、こうして実際に夢をカタチにし、荒波に揉まれながらも誇りを持って港に帰ってきた先輩の姿は、私たちのどんな説明よりもリアルで、後輩たちの心に強く響いたはずです。
どんな言葉を交わしたのか気になります。。。






午後からは、水産高校生を対象とした「漁師の仕事!知る授業」が開催され、焼津市の中野市長も激励に駆けつけてくださいました。そして、全日本海員組合の高橋水産局長からもお言葉をいただきました。


また中学生に向けては、焼津市水産振興課の方から地域の漁業についての丁寧な説明が行われました。そして、焼津水産高校の籾山先生より水産高校の魅力をたっぷりとお伝えしました。


行政、地域、そして水産関係者が一体となって次の世代を育て、支えようという「船と漁業を知る授業」
今年も大成功だね!と多くの方が自然と笑顔になりました。


閉会式では中学生の代表者と各水産高校の代表者が頼もしい言葉を聞かせてくれました。



最後の記念撮影では舞台の上には乗りきらない人数になったので舞台の上からの撮影になりました!
全国から集まってくださった水産高校の先生方、生徒の皆さん、そしてすべてにおいて前向きで協力を惜しまない焼津水産高校の先生方。
船を見学させてくださったいちまる様、福龍丸様、見学会で運営にご協力いただいた漁業関係者の皆様、温かく迎えてくださった焼津市の皆さま、本当にありがとうございました!


前日の準備では太陽が照り付け、熱中症を心配しましたが、当日はイイ感じの曇り空!
日焼けも熱中症も回避でき、事故もなく最高な授業をなりました!
漁業人材デザイナー 馬上敦子