こんにちは!漁師.jpの馬上です。 今日は東京も、空気が肌を刺すような「痛い寒さ」です。この寒風が吹き荒れる沖で、私たちの食卓のために魚を獲っている漁師さんたちには、本当に感謝しかありません。
今日は、2月に開催する「漁業就業支援フェア」の舞台裏について、お伝えさせていただきます。
【漁師フェアのはじまり】
「研修生募集フェア」というイベントが初めて開催されたのが2002年2月。
2月2日福岡、9日仙台、11日大阪、16日東京23日札幌
なんと1ヶ月で5都市を回る強行軍!全国から65団体が出展し、5会場合わせて560名(東京だけで250名!)もの方が来場されました。
私がこの事業に関わり始めたのは2005年から。フェア開始当初は経理の部署にいて、「なにやらイベントが始まったな」と遠巻きに眺めていたのを覚えています。
今の「漁業就業支援フェア」という名前になったのは2004年からで、運営会社の皆様と水産庁の担当官と、時代に合わせ少しでも多くの人に「漁師」という仕事を知ってもらえるよう知恵を絞り、作り上げてきたのが懐かしい思い出です。
「webサイトを立ち上げましょう」とか「ロゴを作って普及した方がいい」とか「メルマガを配信したらどうか」とか今ではどこでもやっているようなことがどんどん普及してきたときにフェアも私も一緒に成長していきました。
今、私たち漁師.jpは、当日の運営こそプロの力をお借りしていますが、それ以外の準備はほとんど自分たちでやっています。
出展団体の募集、広報戦略、ポスターの発送、パンフレットの作成、さらには来場者のためにブース配置を考えることまで……。
これは「限られた予算を、1円でも多く現場のために使いたい」という思いと、「漁業を知らない広告会社の人にお願いするよりよいモノを作れる」という感覚があるからです。
そして、もし国の予算がなくなったとしても参加する皆さんと協力して開催したいという気持ちもあります。
フェア当日、時には「来場者が少ない!」「ブースの場所が悪い!」と出展団体からお叱りをいただくこともあります。
リーマンショックの時などは強い口調で「あのブースは態度が悪い!」と来場者が主催者に怒鳴り込んできたりもありました。
そんな時でも、多くの漁師さんが「いい出会いがあったよ、ありがとう」、
来場者には「すごくいい機会になりました。漁師になる道筋ができました。」と笑顔で帰っていかれる姿にホッとします。
出展者に「このフェアは俺たちの生命線なんだ」と言われたことが何度かあります。
「地元には漁師になりたい若者なんて一人もいないけど、ここに来れば『漁師ってかっこいい、やってみたい。』と言ってもらえて元気がもらえるんだ」と。
そうした皆さんとの何気ない会話をするたび、この場所を守り続けなければ、と思い、また次のフェアへの原動力になります。
2月の大阪・東京フェアの前日には、フェア出展団体が集う、「漁業担い手対策ネットワーク会議」を開催します。
20年近くフェア会場で顔を合わせながら、当日は忙しすぎて一度も話したことがない。そんな出展団体の方も多いので、それぞれの悩みを共有する場を作りました。
- 良い人材を確保するには?
- 入った後の若手をどう育てるか?
- 漁業界全体をどう盛り上げるか?
フェアでの人が集まっている地域や移住した漁師さんの話や定着に課題を持っている地域の話など、取り組み発表者も決まり、プレスリリースもしたところです。
ネットワーク会議の後には立食での交流会も予定しており、皆様とどんなお話ができるのか今から楽しみ!
今年の東京フェアは110回の開催となります。
有意義なイベントとなるようご協力をお願いします!

多くの良い出会いがありますように!
漁業人材デザイナー 馬上敦子
