10月の全国漁船安全操業推進月間に合わせ、漁師.jpが実施する「ryoushi.jp漁船安全月間キャンペーン」は、今年で2年目となり、10月31日をもって無事終了いたしました。

🐟皆様のご協力に深く感謝申し上げます
本キャンペーンでは、SNSを通じて「#漁船事故を減らそう」というハッシュタグのもと、多くの皆様にご賛同、ご参加いただきました。
安全への思いを込めた画像、動画などご投稿いただき、心より感謝申し上げます。
画像投稿の閲覧は10.2万回(昨年度16.7万回)、動画投稿の再生は7万回(昨年度5万回)となりました。
このキャンペーンを実りあるものにして下さった全てのご協力者様に、改めて御礼申し上げます。
🚢日々の心がけがもたらす安全
本キャンペーンは、漁業者の皆様の安全意識の向上と、事故の未然防止を目的として私たち漁師.jpが独自の取り組みとして実施しています。
1ヶ月の間に、全国の担い手担当者や漁業就業支援フェア出展団体へのメール等での周知、水産庁で行われた「漁船安全操業推進会議」に参加した際にも、会場にこられた皆様に参加を呼び掛けるなど積極的に活動してまいりました。また、プレスリリースも行っており業界紙にも掲載いただいています。
「重大な怪我につながる事故1件の背後には29件の軽事故があり、さらにその背景に300件のヒヤリハットがある」
という労働災害における怪我の回数を分析したハインリッヒの法則があります。
重大な事故を減らしていくには、声かけや点検など日々のちょっとした心がけが大切です。
「ryoushi.jp漁船安全月間キャンペーン」終了後も、この取り組みを通じて高まった漁船安全の意識が継続され、現場からひとつでも事故が減ることを心より願っています。
🌊ご紹介
こちらに一部ですが、ご紹介させていただきます。
【福岡県漁協青壮年協議会様】
【㈱早田大敷様・かーりぃ様】
下記の皆様からInstagramやFacebookなどで投稿、そしてお写真等の提供をいただきました。
お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。
・岩手県漁業担い手育成基金様
・沖縄県漁業協同組合連合会様
・かーりぃ様
・佐賀県漁業研修推進協議会様
・佐賀県漁業就業者支援協議会様
・水産庁様
・水産庁「海の宝!水産女子の元気プロジェクト」
・髙橋秀行様
・千葉県海洋人材確保・育成センター様
・長久水産㈱様
・東京フィッシャーズナビ様
・東北マリンインフォメーション様
・㈱早田大敷様
・福岡県漁協青壮年協議会様
・三津大敷㈱様
・焼津まぐろ㈱様
(五十音順)
「担い手対策」カイゼン講習会を実施しました
全国漁船安全操業推進月間に合わせて、10月20日21日に高知県室戸市の椎名大敷組合様と株式会社三津大敷様においてカイゼン講習会を実施いたしました。
今回は、乗組員の皆様が操業後でも受講しやすいよう、講習時間を30分と短縮し、講習内容は定置網の作業点検に絞って実施しました。また、どちらの組織も漁業就業支援フェアに参加し担い手募集を行っている観点から「担い手対策」として安全講習会を行ったため、講師は漁師.jpの馬上が務めました。
≪講習内容≫
漁師.jpが作成している安全点検マニュアルをみて、自分の船に当てはめて考えていただき、各社独自の安全点検マニュアルを作成していただきました。 限られた30分という短い時間でしたが、皆様は熱心に考え、最後にその内容を発表し、全員で共有しました。
漁師.jpは安全のための取り組みを継続します
漁師.jpでは、年間を通じ漁業者向けの漁業カイゼン講習会(安全講習会)を開催しています。
現場ですぐに役立つ安全対策を学ぶため、大学教授など専門家を講師として派遣しますが、講師派遣料などはこちらで負担いたします。少人数から大規模なものまで幅広い規模に対応可能です。この機会に是非、皆様の地域での開催をご検討ください。 通常、座学で1時間程度で構成しています。
詳しくは、HP(一般社団法人全国漁業就業者確保育成センター安全事業)をご覧ください。
