新人漁師採用のポイント
これだけは忘れないで! 新人漁師を採用する際の重要なポイント
私たちはこれからの漁村を支えていくのは、「必ずしも漁師町に生まれ育った方だけではない」と考えています。漁業に対するやる気と能力を持った方は都会にもたくさんいて、漁業就業支援フェアにも来場していただいています。
これからの漁業を発展させていくためには新しい分野の人材を取り入れることも重要です。ただ、漁業を知らずに育った方は、陸の仕事との大きな差に、最初はとてもとまどうかもしれません。
就業希望者から電話等で連絡があった際の対応のポイントを記載するので参考にしてください。
漁師.jpではこれまで培ったノウハウや全国的な事例をもとに、一緒に「定着率向上」について考えていきたいと思います。お気軽にご相談ください。
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陸と海では、仕事の常識が違う!給与や待遇のことは十分に説明を!
海の仕事の常識は陸での仕事の常識ではありません。有給休暇や休漁期など海の仕事の常識を一から説明してあげてください。
陸の仕事のほとんどは固定給制ですが、漁業は基本給+歩合給が普通。なので、年収べ−スで収入の目安を伝えてください。お金の話はとても大事です。さらに手当や社会保険などは問題になりがちなので、しっかり説明をしてください。
2
「体験乗船」の機会を!
短い時間でも漁村を訪問し、できれば体験乗船の機会を設けてください。漁師になりその町で生活するイメージがわくよう地域を紹介してあげてください。そしてお互い納得するまで話をしてから採用してください。
3
都会とは違う生活習慣や風習も説明を!
仕事になじむ以上に、地域になじむことが定着にはとても重要です。「若い子が来たから我が子のようにかわいがったのに辞めてしまった」という話も聞きます。田舎では当たり前の習慣も都会っ子がなじむまでには時間がかかることもあります。
地域としてどのように受け入れるのか皆さんで話し合い、お互いが楽しく生活できるようサポートをお願いします。。