イカ釣り漁の場合、漁そのものは機械にまかせる部分が多いが、その扱いに経験の差が出る。この漁は「スピード」「効率」「清潔」を必要とするため、デッキで乗組員と呼吸を合わせてタイミングよく仕事しなくてはならない。
新人の仕事は、まずイカの選別から。揚がったイカをサイズ別に箱詰めし、ベルトコンベアで急冷室に入れるのだが、このときイカのワタを抜いたり、開いたり、または丸のまま冷凍するかは、漁労長の判断によって異なってくる。この一連の仕事を交替しながら夕方から明け方まで行うのだ。
機関部の仕事をめざすなら、機器類の知識を学ぶなど、さらに経験が必要となってくる。全体の仕事を覚えて効率よく立ち回れるようになるまでには、2年ぐらいの期間が必要と思っておこう。