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INTERVIEW

ITを取り入れた養殖で、漁業の未来を切り開く。

ITを取り入れた養殖で、漁業の未来を切り開く。

ITを取り入れた養殖に取り組む漁師の男性

ご提示いただいたYouTube動画は「漁師ナビ」の企画『知ってる?漁師の魅力 #3』で、三重県度会郡大紀町(わたらいぐんたいきちょう)で魚類養殖などを営む西村宗伯(にしむら むねのり)さんのインタビュー動画ですね。

こちらも発言内容や背景をもとに、プロのコピーライター視点で魅力を引き出し、読みやすい「インタビュー記事風」に構成しました。

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【インタビュー】IT×養殖でスマート漁業の最前線へ!魚をブランド化して消費者に届ける次世代漁師の挑戦

三重県度会郡大紀町で、タイやシマアジなどの魚類養殖業を営む西村宗伯(にしむら むねのり)さん。

水上ドローンをはじめとする最新のIT技術を活用した「スマート漁業」の実証実験に協力しながら、自ら育てた魚のブランド化にも取り組む次世代の漁師です。一度は別の仕事に就いた彼が、なぜ海へ戻り「養殖」という道を選んだのか。未来の漁業のあり方についてお話を伺いました。

ーーご実家も漁師だったとのことですが、西村さんが「養殖業」の道に進まれた経緯を教えてください。

西村さん: 親が漁師だったので、子どもの頃から手伝いをしていて、漁業自体は身近なものでした。ただ、学校を卒業してからは一度違う仕事に就いており、最初から「漁師になるぞ」という強い自覚があったわけではありません。

転機になったのは、親戚(おじ)の引退です。人手が足りなくなったこともあり、家業を手伝う形でこの世界に戻ってきました。数ある漁業の中でも「養殖」に力を入れているのは、「安定して魚を供給できるから」です。自然の漁獲はどうしても波がありますが、養殖であれば先を見越して、求められる魚を計画的に提供することができます。

ーー魚を育てるお仕事の「1日のスケジュール」はどのようなものですか?

西村さん: だいたい朝の6時から7時の間に仕事が始まります。海が穏やかであれば、まずは網を替えたり、出荷する魚を獲ったりしますね。その後は魚に餌を与え、合間を見ながら陸上で網の補修などを行い、午後3時から4時くらいにはその日の作業が終わります。その後は買い物に行ったり、残務をこなしたりと、比較的自由な時間を過ごしていますね。

養殖の仕事は、毎日餌を与えたり、網を直したりと、「コツコツやる作業」がとても多いです。なので、派手さよりも、地道な作業に真面目に向き合える人がこの仕事には向いているんじゃないかなと思います。

ーー「ITを活用したスマート漁業」にも関わっていると伺いました。今後の目標を教えてください。

西村さん: 今、地元の方々や研究機関と提携して、例えば「水上ドローン」に餌を運ばせるような、新しいIT技術の試験運用に協力しています。将来的に漁業が生き残っていくためには、こうした最新技術を取り入れていくことが絶対に必要になってくると感じています。

また、ただ魚を育てるだけでなく、「こういう味にして出したい」という自分たちのこだわりを形にして、ブランド魚として直接末端の消費者に届けること(6次産業化)も目指しています。実際に自分たちが育て、仕上がった魚が、思い描いた通りの形で売れていくのを見る時は、やっぱりすごく嬉しいですね。

【編集後記】

「漁師」と聞くと、荒波に揉まれて魚を獲る姿を想像しがちですが、西村さんの取り組みは非常に理知的で計画的です。IT技術を取り入れて効率化を図りながら、自分たちで味をデザインし、ブランド化して届ける。漁業を「単なる一次産業」から「クリエイティブなビジネス」へとアップデートしていく西村さんの姿に、日本の水産業の明るい未来を感じました。