漁師になりたい!をサポートする全国団体|漁師.jp

  1. Home
  2. »
  3. 先輩漁師の声
  4. »
  5. 「いつか漁師になる」、夢を叶え…

INTERVIEW

「いつか漁師になる」、夢を叶えて漁師に。

「いつか漁師になる」、夢を叶えて漁師に。

「いつか漁師になる」夢を叶えた漁師の男性

「漁師になりたい」——その夢を30代で叶え、現在は三重県尾鷲市早田町で大型定置網漁業の漁労長として第一線で活躍する中井恭佑(なかい きょうすけ)さん。

1日の最高売り上げが1000万円に達することもあるというダイナミックな世界で、未経験から飛び込んだ彼が見出した「漁師の魅力」と、海の上で見えてきた未来についてお話を伺いました。

ーーまずは、中井さんが現在行っている「漁」について教えてください。

中井さん:

私がやっているのは「大型定置網」という漁法です。海に巨大な網を仕掛け、そこに魚が入ってくるのを待つ、いわゆる「待ちの漁業」と言われるものですね。主にサバやアジ、ブリなどを狙っています。例えば今日は、ブリよりも少し小さな3〜4キロサイズの「ワラサ」と呼ばれる魚が中心でした。

ーー30代で異業種から漁師へ転職されたとのことですが、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

中井さん:

30代になった時に、「漁船のリーダーを目指してやってみたい」という強い思いが芽生えてきたんです。そこで調べてみると、三重県尾鷲市では昔から定置網の『漁業体験』を受け入れていることが分かりました。

まずはそこに連絡をして、「漁業体験をさせてほしい」と飛び込みました。実際にここの漁港や、隣町の漁港でも現場を体験させてもらったことが、漁師という夢を現実にする大きな一歩になりましたね。

ーー1日の最高売り上げが1000万円というスケールの大きさにも驚かされますが、日々の仕事の中で感じる一番の「やりがい」は何ですか?

中井さん:

定置網漁は、とにかく「チームワーク」が絶対に必要な漁なんです。船の上では、みんなで力を合わせて一つの漁を成し遂げるという感覚が強くあります。

誰かができない作業があれば、周りの仲間が自然と手伝ってカバーし合う。そうやって「本当にみんなで協力してやり遂げる」という一体感こそが、定置網漁の最大の醍醐味だと感じています。

【編集後記】

夢を追いかけ、未経験から海の世界へ飛び込んだ中井さん。大自然を相手にしながらも、根底にあるのは「人と人とのチームワーク」でした。仲間と共に大きな網を引き揚げ、時に規格外の成果を上げるその姿からは、新しい働き方としての「漁師」の無限の可能性とロマンが感じられます。