愛媛県宇和島市の最南端・津島町下灘地区では、木造船による競漕【和船競漕】が引き継がれています。
この地域の海岸線は複雑に入り組んでおり、真珠養殖が盛んに行われています。
由良神社が現在の場所に移されたとき、荒波が起こり船の運航ができなくなり、「神様がお怒りだ」と考えた地元の方が2隻の船であえて波を起こし、波と波が衝突することで荒波を崩し元通りに船が通れるようになったことが由来だと言われています。
それ以来、豊漁祈願も込めて、お祭り行事として行われることになったそう。いまでは地元の高校生なども参加しているとのことです。
写真提供:JFえひめ漁業就業相談センター